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ISFJのリーダーは心理的な駆け引きが上手なリーダーであり、周りの人の気持ちや状況判断に敏感なタイプであることでしょう。非常にチームに献身的であり、時には世話焼きであるISFJのリーダーですが、仕事と人間関係のバランスを上手く取ることのできるタイプです。目標をしっかりと設計し、チームに共有し、期間内で確実に達成することは明確であるでしょう。
面倒見のいいISFJは、それと同時にチームメンバーがどのような課題を抱えているか、どのような心理状態であるかなど、気を使っていることでしょう。
ISFJのリーダーの特徴
ISFJのリーダーシップ
ISFJは、一見おとなしいですが、チームメンバーにしっかり気を使い、そして仕事を黙々とこなし実行しやりきることを強く意識しているタイプです。ISFJのリーダーは、仕事を完了することに対して特に問題を抱えておらず、始めた仕事は必ず終わらせるように徹底しています。スケジュールを設定した場合には、そのスケジュールを遵守し、スケジュールの中でやりきることを意識していることでしょう。
ISFJが抱えているリーダーシップの課題は、効率性や効果を意識することにあるかもしれません。ISFJは仕事をやりきる面に関しては非の付けどころがないほどに、良いポイントですが、どのタスクを実行するかなど効率性に関してはあまり得意では無い面となっていることでしょう。ISFJにとって、挑戦することやビジョンを掲げることはあまり得意では無い部分であり、どちらかといえば「今」に焦点を当てたイベントに興味があり、仕事の背景や理由は追求しないためであるでしょう。
ISFJのビジョン設計
ISFJは、自身が抱えている部下に対して具体的な指示を出し、お願いすることが得意なタイプです。そしてISFJのリーダーの指示は明確であり、具体的であるからか周りの人にもしっかりと伝わり理解されやすいことでしょう。
その一方で、ISFJが持っている課題は、大きなビジョンを掲げる点にあります。現実に焦点が合っているISFJの性格では、目に見えているものと予測できるものだけを絶対とし、指示を出すために、大きなビジョンを掲げたり中長期的な戦略を立てることはあまり得意ではありません。そして、曖昧なアイデアはISFJにとってやる気をなくしてしまうようなこともしばしばあるでしょう。全体像やそのタスクの意味を本質的に理解したい人にとってはISFJのリーダーシップの中で失望させてしまう危険性もあることでしょう。
ISFJのコミュニケーション
ISFJは根本的にチームメンバーに最も近くコミュニケーションを取ることのできるリーダータイプになることでしょう。ISFJは献身的なタイプであり、その世話焼きにも見える特徴はISFJの最大の魅力であるかもしれません。そして、ISFJはチームメンバーの世話焼きであることは確実でしょう。もし、誰かを助けることを要求された場合、自分の仕事の外の部分だとしてもISFJのリーダーは仕事を責任もって引き受けることでしょう。
その上やりきることができるISFJは厚い信頼を獲得することでしょう。これは仕事に限らず、家庭にも同じことであり、仕事と同じように家庭環境も大切にしています。もし、家族が緊急時にはどのような場合でも、ISFJは駆けつけることでしょう。
ISFJの目標達成
ISFJは人の世話焼きな性格であり、思いやりにあふれているタイプですが、目標を掲げたシーンでは非常に人々のマネジメントに長けていたりリソースを管理することに優れている傾向があるでしょう。詳細に内容を追うことができる観察力を持っており、用心深く仕事をこなします。仕事は期間内に必ず達成することでしょう。
その一方で、仕事を迅速にする中でも対立は避けようとする傾向があります。ISFJにとって、目の前の問題解決をすることで、対立することを避けようとし、お互いの成長のチャンスを逃したり、根本的な問題の解決を見送ってしまうことも少なく無いでしょう。
ISFJのリーダーシップを育てる
ISFJがリーダーシップを育てるためのヒントは次のとおりです。
柔軟性を持つこと
チームメンバーがミスを犯してしまったり、期待通りに行動されなかった場合にも、チームメンバーに過度に訂正することをやめましょう。適度なフィードバックはチームメンバーにとっても大切なことですが、すべての人がISFJのリーダーと同じようなタスク指向をもっているとは限りません。リーダーになればなるほど、柔軟性を持つことも求められてきます。
先頭に立つ
おそらく、ISFJのリーダーの多くはあまり目立ちたく無いと考えており、スポットライトの後ろで働きたいと思っており、チームメンバーに先導を切って欲しいと考えているでしょう。それは、良い時もありますが、組織・コミュニティの中で影響力を使う必要がある場合には有効では無いことを意識する必要があります。外に出て、より多くの人と出会い、人脈を築き、そして多くの人と関係を築くことを意識してください。
チームに未来を提示する
ISFJのリーダーは自身がチームを導く中での、理想的な未来やビジョンを考えてみてください。その理想をチームメンバーと共有し、その理想を達成するために必要なこととは、取るべき行動が何なのか細分化することをしてみましょう。人が忠誠心を持つ中で、ビジョンは強い動機になることでしょう。もし、ISFJのリーダーがビジョンを掲げることができるのであれば、メンバーは組織に忠誠心を持ち働くことができるようになります。
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