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ESFPの心理機能が発達することを理解するためには、ESFPの心理機能の体系について理解することが大切です。ESFPの持っている心理機能の中で、どのような心理機能が快適に使用できるかということを理解し、ESFPの成長を考えるということになります。

ESFPの心理機能は、上記の左から順番に得意な機能であり、右に行くごとに苦手な心理機能となります。ESFPの場合には外向的感覚(Se)、内向的感情(Fi)、外向的思考(Te)、内向的直観(Ni)といった順番になることでしょう。
もくじ
ESFPの子供時代(幼少期と思春期)
外向的感覚の発達
子供時代のESFPは、まず心理機能の中でも第一機能に該当している外向的感覚の発達をさせることになるでしょう。外向的感覚とは、音や色、香りや味など五感を通して周りの世界に触れる心理機能であり、外向的感覚を発達させるESFPは周囲の状況の観察力が優れていたり、外での体験を楽しむことでしょう。
比較的、ESFPは子供時代にも活動的であり、本を読んだり勉強に励むよりも、外で遊んだり、ゲームをしたりすることを好む傾向があることでしょう。ESFPの子供時代はフィクションよりもノンフィクションを好み、リアリティを追求する傾向もあると言われています。
もし子供時代に外向的感覚を上手く発達させることのできなかったESFPは、自身の五感を満足に活かすことなく成長するので、人間関係を築く上でも影響を受けると言われています。
ESFPの子供時代の特徴
- 道具を扱うことがうまい
- 愛情表現を好む
- すぐに環境に適応することができる
- 外遊びをよくする
子供時代から30代にかけて
内向的感情の発達
子供時代に第一機能である外向的感覚を発達させることのできたESFPですが、次に心理機能の中でも第二機能である内向的感情に成長の焦点が当たることになることでしょう。内向的感情とは、自身の価値観・強い感情、倫理観などに関する心理機能であり、非常に繊細な心理機能です。内向的感情を発達させる過程が、通常は思春期であることも多いので、ESFPにとって思春期は特に繊細です。
ESFPは周りの人に敏感になり、優しくなり、人に求められることによって内向的感情の心理機能を発達させることができるようになります。例えば、周りの人に認められたいESFPを気遣ってくれる周りの人がいれば、さらにやる気になることでしょう。
もしESFPがこの内向的感情の心理機能をうまく成長させられない場合、自身の強い価値観を持っていないために利用されやすい性格になる傾向があると言われています。
ESFPのさらなる発達
子供時代から30代にかけてESFPは、第一機能の外向的感情、第二機能の内向的感覚を成長させることに焦点が当たっていたことでしょう。通常は快適な環境下で、20歳になる頃には外向的感覚・内向的感情を発達させていると言われています。そこで、さらなる発達をさせるためには、第三機能や劣勢機能の外向的思考と内向的直観の未発達な側面を考えることが良いでしょう。さらなる発達のために以下を参考にしてみてください。
- 感情的になりすぎることなく、自分の立場を断言的に述べることを学ぶ
- 方針と手順に辛抱し、それらと共に働きなさい
- 約束をフォロースルーする
- 建設的に否定的なフィードバックを与え、受け取る
- 人生を整理して予定を立てる
30代から中年期にかけて
外向的思考の発達
第一機能の外向的感覚と第二機能の内向的思考の心理機能を発達させることのできたESFPは次に、第三機能の外向的思考の発達に焦点を当てることになるでしょう。第三機能は第二機能の対極的な心理機能であるために、発達させるには苦手意識を持っていたり、時間をかける必要があります。
外向的思考を発達させることで、しっかりと周りをみた効率化や仕事の遂行能力などを養うことができるでしょう。具体的には以下のポイントを意識することで外向的思考を成長させることができるでしょう。
- Todoリストなどを利用することで、あらゆるタスクの長所と短所を検討してみましょう
- 人と対立してしまう場合には、感情的にならず、問題を避けることもせず、客観的に論理的に考えることを意識しましょう。事実に基づいた意見を述べること、相手にも同じように依頼してみましょう。感情や価値観を取り除き、合理的な議論をしてみましょう。
- 会議を行う際に、仕事の準備や計画を意識しましょう。例えば、事前に議題に目を通すことで、やるべきことを意識し、具体的にタスクを割り出すところまで想定しておく習慣をつけてみましょう。
中年期以降について
内向的直観の成長
子供時代から中年期にかけて、ESFPは第一機能の外向的感覚、第二機能の内向的感情、第三機能の外向的思考を育てることでしょう。次のステップとして、中年期以降にESFPは内向的直観の成長に焦点を当てることになると言われています。内向的直観とは、あらゆる情報の関連性を1つにまとめるような力であり、閃き力とも言われています。
ESFPにとって、最も得意な心理機能である外向的感覚の対照的にある心理機能であることから、成長させることには苦労したり、時間をかけることになる可能性も少なくはありません。以下に内向的直観を育てるポイントを列挙しました。
- 瞑想を取り入れてみる
- 世界の様子や、興味のある業界を読み解き、問題が発生するパターンを探し出し、自分の力でパターンの仮設を組み立ててみる。
- 抽象的な表現をあえて使うことで、ポエムを書いてみたり、文章を書いてみる練習をしてみる
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