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【MBTI】INTPの抱える6つのストレスとストレス解消について

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INTPがどれだけ穏やかで冷静に見えたとしても、けしてストレスに強いわけではありません。ストレスを受け入れるだけの心の準備が整っていなければ、INTPは爆発してしまうかもしれません。ストレスは通常、もっとも自然に使用されて、その人の性格の核となる働きをする主機能と第三機能が衝突することから始まります。INTPの場合は、主機能が内向的思考、第3機能が内向的感覚です。

そして、極端なストレス状況下においては、INTPの劣勢機能である外向的感情が表面化します。この外向的感情が爆発すると衝動的でせっかちになり感情的につまらないことを騒ぎ立てます。まるで悲劇の主人公になったかのような妄想に取り憑かれるでしょう。ここまできてしまった場合は、信頼できる人や専門家の助けを求めることが最善です。INTPストレスの6つの一般的な原因とそれを克服する方法を見てみましょう。

INTPストレスの6つの原因とストレス解消法

1.多すぎる選択肢

INTPが思考する際に、あまりにも多くの選択肢があると大きな失敗につながる恐れがありなす。INTPは、目の前の選択肢全てに対して詳細に分析しようとします。そう、INTPは、既存の概念と照らし合わせて丁寧に細かく検証するのでいつまでたっても結論が出ないので行動に移せません。このフリーズした状態から解放される良い方法があえいます。それは、メモ帳に全てのアイディアを書き出して優先順位付けることです。メモ帳はわざわざ用意しなくても、レストランの紙ナプキンでも文字が書ければなんでも大丈夫です。そして、書き出されたアイディアから到底実行できそうにない選択肢を消していきます。検討しなくていい選択肢に対するエネルギーを他のことに使いましょう。

2.他人の感情的な態度

多くのINTPは、感情と言われても、あまりピンとこないですし、愛が何の役に立つのすらあまりよく分からないのです。なぜなら、INTPは、劣勢機能に外向的感情があるので通常は感情以外の機能が優先されています。具体的には、個人的な計画や仕事、そして、興奮を覚えるようなプロジェクトについていつも思考を巡らしています。INTPは感情に対処するときは、思考の時間を十分に確保しましょう。なぜ感情的になってしまうのかという根本的な原因を特定することが効果的です。そして、それが出来たら信頼できる友人か家族に全て話しましょう。霧が晴れたら、また、いつものINTPに戻りましょう。

3.細部に対応すること

INTPが最も脅威に感じることは、タスクの完了までに詳細かつ段階的なプロセスに従う必要があることです。小さなミスが大きく影響し悲惨な結果をもたらす可能性がある場合、INTPのパニックは2倍になります。INTPは反抗して数々のタスクを先延ばしにしてしまうかもしれません。そうならないためにも楽しくて生産性で重要なことを見極めて集中してタスクを完了させましょう。

4.厳しい期限

INTPは、タスクを完了するにあたって期限を守ることが苦手です。厳しい期限を設定されてしまうとINTPはそれに気をとられるか、先延ばしにするか、退屈になるのか、その全てになってしまいます。そうならない為には、仕事のリズムを分析することがおすすめです。集中力の高まった状態を利用してタスクを完了させるのです。TodoistやMomentumなどのアプリは、どの時間帯が最大の生産性と最もよく一致するかを識別するのに役立ちます。毎日やるべきリストを作成して、1日1〜3回「やるべきこと」と「できること」の大まかな概要を作成することを検討してみましょう。練習すると簡単に出来るようになります。

5.長時間を社交的に過ごすこと

多くのINTPは外見上カリスマ的でユーモラスなのでいつも多くの人々に囲まれています。ですから、周囲の人達は、INTPが社交的な人なんだと勘違いするかもしれません。でも、INTPは長時間人々に囲まれていると電池切れになり疲れ切ってしまいます。外向的感情が劣勢機能であるINTPは、頼みごとを断ることが出来ないと感じてしまいます。人付き合いにおいて、最初の段階で明確な境界線を設けることは、その後の衝突を最小限に抑えるのに役立ちます。短期間でなければ社交性を発揮することはそれほど難しいことではありません。外から受ける刺激を減らして休息日や休暇を計画することは、INTPの明確な思考を取り戻してくれます。職場では、早めにグループランチを離れてください。INTPは他の人がそれで気を悪くしたらどうしようと心配するかもしれませんが、それは大丈夫です。

6.思い出に浸りきってしまうこと

INTPの第3機能である内向的感覚は、ストレスのある状態が続くと主要機能である内向的思考と結びつきます。これは、恐ろしい結果をもたらします。この2つの機能が結びつくとINTPは過去の趣味で集めたレコードや年鑑を眺めたりして、過去の古き良き思い出の旅にでます。誇りをかぶった過去は美化されています。しかし、これらの過去への逃避を効果的に解決することは可能です。INTPの補助的な機能である外向的直観に少しの愛を与えましょう。具体的には外向的直観に未知の可能性を提示して興奮させてあげるのです。新しいレストランに行ってみたり、通常の趣味以外の本に挑戦してみるのです。これは、内向的思考と内向的感覚が結びついた厄介なパターンから徐々にINTPの脳を解放してくれます。一時的に内向的思考と内向的感覚の渦に巻き込まれたり、劣勢機能である外向的感情の強力な力が悪影響を与えても、ストレスを克服でるでしょう。とにかくINTPは、今何を変えることができるかに焦点を合わせましょう。たとえそれが洗濯を終えたばかりであってもそうです。または、あなたの思い出を常に新しい体験を上書きしてより向上させていきましょう!

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ABOUT ME
魔王
「今すぐ使える心理学」を立ち上げた張本人であり、過去に性格心理学の研究・恋愛心理学の研究を行なっている中で、誤った知識が世の中に蔓延していることに課題を感じ、学術レベルで心理学を学び、企業向けにコンサルティング業務を行っています。 - 九州大学出身、「性格心理」や「芸術」について学ぶ。性格心理学を用いた製品開発やチームマネジメントの第一線で活動中、現在メディア事業部マネージャーとして性格心理学を実践しています。