ユングのタイプ論に基づいた性格診断テストでは、あなた自身の性格タイプを知り、自分自身や周りの人々を理解することにつながります。MBTIや16TEST、16Personalitiesなど様々な性格診断がありますので、まずは試してみませんか?
診断テストはこちらから無料で診断できます(約5~10分)
INFPはMBTIのなかで最も理想的な性格タイプです。INFPは、内向的(I)直観(N)、感情(F)および知覚(P)を表します。この個性的な特徴は米国人口の4〜5パーセントしか占めていません。なぜなら、優しくて敏感なINFPのような性格は米国では稀であり、あまり出会うことはないでしょう。
INFPは、知的な思想家であり、人道的な人間性を持っています。ですから、INFPは他人を強く気にしており「ヒーラー」や「仲介者」というニックネームが付けられています。そんな他人を常に気遣う理性的で優しいINFPですが、他の性格タイプと同様に、INFPにも受け入れられることには、限界があります。これは、ほとんどのINFPが耐えられない9つのことです。
もくじ
INFPが嫌いなものその1 – 残虐、不平等、そして不正
誰もが残虐で不公平に耐えることはできないと言うでしょうが、INFPはそれに対する全く憎しみのレベルが違うのです。思いやりのある性格であるINFPは、非常に敏感な感性を持っています。なぜなら、INFPの優勢機能である内向的感情は、少数派を擁護する使命が自分にあると自らを駆り立てます。INFPは、社会的な変革を提唱したり、抗議行動を起こしたり、慈善団体に寄付したりします。例えば、巨大企業や政府に立ち向かう「たったひとりの小さな人間」のために尽力するなどINFPが弱者のために戦うのは一般的です。
しかし、INFPが行動に移すに当たって必ずしも個人的なつながりがあるとは限りません。多くのINFPは、ニュース記事などを読んで、関与している知らない誰かがが苦しんでいることを想像して、引き裂かれたように感じるかもしれません。何とかして助けたいという気持ちと悲しみ、そして絶望に飲み込まれます。
INFPが嫌いなものその2 -意味やインスピレーションの欠如
他の直観的な性格タイプと同様に、INFPは自分達がなすべきことに意味を求めます。そんなINFPにとって、人生は1つの壮大な物語であると言えます。INFPは山を切り開き、未来を夢見て素晴らしい小説を書き、星の下に横たわり、価値ある会話をし、賢者の知恵を得たいと思っています。INFPは、人生には何かしらの意味があることを望んでいます。ところが、残念ながら、人生はそのようなものではありません。それは日常的で予定調和でそして時には退屈極まりないものです。多くの人々は、ほぼ毎日仕事や学校に行って、やりたくない勉強や労働を繰り返し、煩わしい作業に対処し、それから次の日に同じことをまたやり直さなければなりません。他の多くの性格タイプ、特に、ISFJやISTJなどの感覚タイプは、笑いながら日常をこなしていきます。そして、これがまさに人生なんだと認めています。INFPもある程度はそれを許容していますが、人生を深く意味あるものにしたいと思っているでしょう。あまりにも、同じことの繰り返しになると、INFPは、日常の背後にある人生の意味と目的を見失って、自分の殻に閉じこもってしまうでしょう。
INFPが嫌いなものその3 – 密接な関係にある対立
穏やかで敏感なINFPは、密接な関係において調和していなければなりません。重要な他の家族、または親友と争うことで、精神的に傷付き、時には、身体的に病気になることさえあります。INFPは、議論上で何が起こったのかを分析して、自分の気持ちが熱くなり、抑えきれずに間違って言ってしまった言葉を悔やみます。他の性格タイプと同様に、INFPは完璧ではなく、挑発に乗ってしまうこともあるでしょう。ただ、他のタイプと違って、INFPはその後、非常に後悔し何とか埋め合わせをしようとします。
INFPが嫌いなものその4 – 批判と厳しい言葉
他の性格タイプ、特にINTPやINTJのような思考タイプは、より客観的な観点から物事を見るので、フィードバックや批判を受け入れやすいと言えます。しかし、感情タイプであるINFPは個人的に捉えます。それが職場での評価なのか、彼らの心を話す友人なのかにかかわらず、INFPはそれを気にします。そして言葉があまりにも残酷であれば、INFPは何日もその言葉が胸に刺さって苦しむかもしれません。
INFPが嫌いなものその5 – 自分の信念に反する
理想主義者であるINFPには強い道徳と価値観があります。決定を下す際には、正しいと信じた選択肢の方を取ります。それは、必ずしも事実とデータによって客観的に検証されたものではありません。例えば、INFPは動物が苦しんでいることに耐えられないので、肉を食べるのをやめるかもしれません。状況が信念に反することを強いるならば、それを嫌います。
INFPが嫌いなものその6 – 厳しい環境と期待
開放的で、時には非常に自発的なINFPは、柔軟性を重視しています。INFPは、緩い計画を立てるか、あるいはまったく計画を立てないことを望みます。そして考えを途中で変える傾向があります。たとえば、INFPは友人と計画を立てるのですが、その日がになると、他にしたいことが出来てしまうのです。そう、多くのINFPは、ルーチンを何とか守ることで一貫性を保っています。ですから、INFPは、細部まで工程付けられた高度に構造化された環境にいると嫌になってしまいます。あるいは、非大きな期待を抱いている相手との関係があるとき、INFPは、動揺して息が詰まってしまうでしょう。
INFPが嫌いなものその7 – 一人の十分な時間が取れない
内向的なINFPは一人の時間が必要です。INFPは、孤独の中で、自分自身の経験や感情、そしてそれがすべて意味することを熟考するでしょう。多くのINFPは、本、映画、音楽、または芸術への逃避を楽しんでいます。哲学者の言葉に触れたり、音楽や芸術に触れて想像力を広げ思考します。そんな一人の十分な時間がないと、INFPにとって重要な忍耐力と優しさを失い、他の人に対していつも通り振る舞えなくなります。
INFPが嫌いなものその8 – だれかが自分の考えや感情を否定したとき
多くのINFPは優秀な聞き手です。INFPは、自分の偏見や判断はなしで、相手が言っていることを聞きます。INFPは、他人の気持ちや心配事を真剣に考え、共感出来る能力があります。この性格タイプが「ヒーラー」「仲介者」と呼ばれるのには理由があります。INFPは他人の個人的成長のための触媒であることを好みます。もし、INFPが話した時に、ただ黙って相手の心に寄り添って話を聞くのではなく、批判したり否定したりされると嫌になってしまいます。
INFPが嫌いなものその9 -「社交的」な交流
内向的ではありますが、INFPは人々に深く興味を持っています。INFPは、意味ある気持ちの通った会話を通じて他人と繋がることに喜びを感じます。そしてそれは、個人だけではなく、世界全体像の思想家であり、人類に興味を持っています。INFPは、人類が「人間」である理由を理解し、人間が持つ親密な思考や闘争を明らかにしたいのです。例えて言えば、人間の感情と精神を理解する修士、INFPは人間の経験の学者です。INFPが誰かと時間を過ごすとき、INFPは社会的な相互作用ではなく人間的な相互作用を望みます。具体的には、INFPはゴシップや雑談には興味がありません。その代わりに、相手の心の深層心理に何があるのか知りたいのです。仕事における雑談など、表面的な社交性を強要されることを嫌うでしょう。
①MBTIへのいざない - ユングの「タイプ論」の日常への応用
16タイプ性格診断 - MBTIを知りたいあなたは絶対に読むべき1冊。入門書としても応用本としてもトップクラスに評価されている本で、お値段こそすこし高いですが基本的な考え方を体系的に説明してくれている1冊になります。1冊目を探しているあなたにも、ざっくり理解しているあなたも必読です。
②ユング心理学でわかる8つの性格
心理機能を知りたいあなたへお届けする1冊になります。16性格診断を勉強しているとFeやNiといったアルファベットが出てきますが、そのようなアルファベット(心理機能)を理解することで16性格診断を理解することができます。この本も入門書としてはとても優秀で、オススメの一冊です。
③新版エニアグラム【基礎編】
9タイプ性格診断 - エニアグラムを知りたいあなたは絶対に読むべき1冊。エニアグラムの本は数多くありますが、筆者はこの本が最も理解しやすく感じました。9タイプの特性をまずは理解したいあなたに、エニアグラムをもっと理解したいあなたにオススメの一冊になります。