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もくじ
INTP型の特徴
- 頭が良い
- 独創的な発想力を持っている
- 野心家で、独立心がある
- 論理的で疑い深い
- 向上心がある
- アイデアマンで、独創的なアイデアをたくさん生み出す
- 新しいチャレンジが好き
INTP型は、根本的に何かを分析する傾向があり、問題の核心は何なのかをはっきり認識し、それに対する解決策を素早く見つけることができます。自身で課題を見つけることが得意で、解決するところまで情熱を注ぐことができるタイプです。
知的好奇心が旺盛で、物事の本質を見抜くことや、あらゆる現象の原理原則を四六時中見つけたいと感じていたりするのもこのタイプに多いです。アイデアマンなので、実際に問題を見つけても素早く解決策を見つけることができ、人に頼られる側面もあります。
INTP型の特徴として、一人の世界にこもり自分の世界で思考を没頭させることが好きで、常に頭が回転しています。複雑で物事の深いことを考えていることから、言葉にできなかったり、バラバラなことを言ってしまったり、会話が途中で変わってしまたりすることもあるのがこのタイプです。
INTP型は難しい課題をクリアすることに快感を感じるので、何かアイデアに固執するわけでもなく、簡単な問題や日常的なルーティンを嫌います。
実際に、独創性や難しい課題にチャレンジする、メカ・IT系の界隈にはINTP型の人が多いと言われています。彼ら・彼女らは自分の知性に対してプライドを持っています。
夏休みの宿題を最終日にやるようなタイプで、追い込まれてからが本番というのがこのタイプで、追い込まれるとものすごい勢いで、課題に取り掛かります。
基本的に人と関わることは少し苦手な傾向にあり、孤独であることを好みます。
人と会話をしている中で、空気を読めずに論理的に矛盾していると、他人の感情を考えきれず、傷つけてしまうこともあります。
INTP型の割合
INTP型は、とある世界統計では全人口の1%程度だと言われています。全16種類に分類しているので、超希少だと考えられます。日本では、1~2%程度と、世界統計と比較して多いですが、16種類の中では希少だと言えるでしょう。ただ実際には性格診断の基準や標準は様々なサイトにより異なるため、一概には言い切ることは難しいかもしれません。希少なのは紛れも無い事実でしょう。
INTP型と予想されるキャラや有名人
- ビルゲイツ(Microsoft創業者)
- ラリーペイジ(Google創業者)
- アインシュタイン(物理学者)
- ダーウィン(生物学者)
- カント(哲学者)
- ソクラテス(哲学者)
- L(デスノートの主人公)
- ホーエンハイム(鋼の錬金術師)
- 羽川翼(化物語)
INTP型の適職、オススメの仕事
INTPにとってオススメの仕事は、持ち前の論理的思考力を活かすことのできる仕事が主になってくるでしょう。戦略性が高く、1つのことに様々な視点を持って取り組む事ができるので複雑系の専門職に適性を示すことも多いでしょう。感じるよりも理解するタイプですので、対人関係の仕事には慣れるまでに時間がかかる事が考えられます。
複雑なシステム/課題を相手にする仕事
プログラマー、アプリ開発者、データアナリスト、起業家、ハードウェアエンジニア、機構設計エンジニア、SE、ネットワークエンジニアなど
知性を生かす専門職
弁護士、税理士、建築士、中小企業診断士、大学教授、科学者、大学教授、医者など
先見の明を生かす仕事
サービスの企画開発、戦略プランナー、ビジネスアナリスト、投資銀行、起業家、ベンチャーキャピタリスト、プロダクトマネージャーなど
持ち前の柔軟な思考を活かせる仕事
webデザイナー、ディレクター、作曲家、編集者、音楽家、アニメーター、ゲームプランナー、アニメーターなど
INTPは特に極端な性格をしているため、仕事は比較的好き嫌いのはっきりするタイプになります。したがって、他のタイプよりも環境に影響を受けやすく、適職をしっかりと見抜くことが大切になってきます。
苦手な仕事をするときには人一倍課題を抱えやすいのもINTPならではなので、苦手をしっかりと見抜くことが大切になってくるでしょう。
INTP型の恋愛
感情に動かされるより、理屈なINTP型は、内向的なこともあり、恋愛には消極的な傾向があります。時間をかけることで、特定の人には心を開きます。
知性の高いINTP型は、その知性から細かいことを気にしてしまいがちで、恋愛にストレスを感じることもあるでしょう。ただ、あまり口にしないので、パートナーの方は扱いに苦戦するかもしれません。
INTPの心理機能
心理機能とは、ユングの心理機能のことを指しています。多くの16タイプ分類では厳密にはこの心理機能によって定義づけられているとされています。心理機能をまだ知らないという方は以下のリンクより説明を行なっているのでご覧ください。
INTPの心理機能は、以下の通りになります。
INTPの心理機能:
主要機能:内向的思考(Ti)
補助機能:外向的直観(Ne)
第3機能:内向的感覚(Si)
劣性機能:外向的感情(Fe)
INTPは内向的思考と外向的直観を組み合わせるNe-Tiタイプで、かなりの合理主義者である傾向があるでしょう。内向的思考は型にハマらない独自の思考を生み出すことのできる特徴を持っています。
INTP型と相性のいい型は、ESFJ型
INTP型と相性のいい型は、ESFJ型になるでしょう。INTP型とESFJ型は一見相手のことを理解することが難しいように感じてしまう関係性なのですが、いつの間にか仲良くなっていて深くまで理解し合える関係性です。実際みている世界は異なりますが、深いところでつながっているという関係性ですので、相性はとても良いでしょう。また、お互いの弱点を補い合える「双対関係」と言われています。
INTP型と相性の悪い型はISTJ型
その一方で、相性が悪いと感じやすいタイプもあります。そのタイプの一例がISTJ型であり、特にISTJ型がINTP型の先生であったり、上司である場合に特に相性が悪いと感じるでしょう。INTP型は根本的に自由の中でクリエイティビティを活かすタイプですが、ISTJ型は規律の中に生きるタイプです。INTP型が上司や先生になった場合には、ISTJ型に多様性が生まれるので良い関係性が築きやすいですが、逆の場合には相性が悪いと感じやすいようです。
INTPの幼少時代・子供時代と成長
INTPの幼少期・子供時代のもっとも特徴的なのは、自分自身で考える傾向が強いこと、すなわち創造性にあるでしょう。例えばブロック遊びや砂場遊びなど、何かを創ることに非常に興味を示す傾向があります。また高い知性を持っていることも珍しくなく、周りの子供達よりも勉強ができる(特に非言語系、例えば算数など)ことも多いでしょう。創造性が優れていることから、いたずらも少し凝ったものであることが考えられます。
INTPのストレスとその解消法について
INTPは全人口の中でも少ないタイプですが、多くの業績を挙げてきたマイノリティのクリエイティブタイプになります。マイノリティですので、その分ストレスを感じることもあるでしょう。特にINTPの場合にはコミュニケーションや人間関係に課題を抱えていることが多いので、人間関係におけるストレスは他のタイプと比べると大きいでしょう。
以下にINTPがどういうふうなストレスを感じやすいか、そしてその解消法について説明した記事を紹介しておきます。
INTPとその他のタイプの違いについて
INTPとINFPの違いについて
INTPともっとも誤診の多いタイプがINFPタイプになります。
INFPタイプは自分自身の世界観をしっかりと持っており、自分自身の価値体系が明確にありますが、INTPと比べるとかなり感情論で動いているタイプになります。INTPの場合には感情論というよりも合理性が重要になった思考ですので、この点は大きく異なる点でしょう。いかにINTPとINFPの違いについての記事を紹介しておきます。
INTPとINTJの違いについて
INTPとINTJもかなり誤診の多いタイプになってくるでしょう。
簡潔に説明すると、INTPは思考力に特徴のあるタイプでINTJは直観力に特徴のあるタイプになります。INTPの最も特徴的なのは何より自分自身の考えを洗練させていく思考のプロセスにありますが、INTJの場合には情報を精査分析するというよりも根底にある意味や体系を見いだすことで見通しを立てる傾向にあるでしょう。
合理主義者としてのINTP型
INTP型の真ん中の2文字の、「NT」は合理主義者の傾向があることを意味しています。
このNT型は知的好奇心が旺盛で、自然科学に強い興味を持っている傾向があります。
自身の知性・能力が向上することに熱心に取り組み、持ち前の想像力を生かして知識と知識を結びつけ、深い知識体系を築くことができているのがこのタイプの特徴です。
このNT型は、WHY?の問いを幼い頃からよく持っている傾向があり、筋の通った理論ではなければ納得できないタイプで、納得するまで調べ尽くすような側面があります。
向上心があり、自分の知性を高めることが生きがいかのように、ものすごく自分を磨きます。
ITやメカのように、知識量の広さが活かされるような界隈にこのNT型が多いのは、このように普段から知性を高める投資が必要な職業だからというのはあるでしょう。
一方で、知性の高さから、自身の当たり前と周りの人の当たり前が同じではないことに違和感を感じ、周りの人を無能とみなし、団体行動をしないことがあります。そういった、人間関係の不器用さがあるのは欠点でもあります。
NT型は、理屈で生きてるみたいなところがあるので、興味がないことだとしても筋が通っていれば取り組む側面もあります。ストレスの逃がし方、遊び上手な側面もあります。
NT型は、変な人扱いをされることも多いのですが、実際に全人口の10%程度と、人数が少ないです。NT型のように、難しいことにチャレンジしたいタイプは、新しい理論・事業・学術のような領域で、持ち前の知性を生かした仕事を好む傾向にあります。
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