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【MBTIタイプ別】意思決定に際しての特徴【NT & NFタイプ編】

あなたは、データの詳細を知らない、または将来の影響を明確に予測できなかった、もしくは関係者の心情を鑑みることを疎かにしたがために、判断を誤って後悔をしたことがあるでしょうか?意思決定を下すとき。取得した情報を理解し、それをどう扱うかを判断するために、私たちは使い慣れた心理機能についつい依存してしまうという傾向を持っています。

たとえば、あなたがENFJであれば、将来の影響と大局を見てから(直感)、関係者が求めているものを見て(感情)、それから妥当だと思われる判断を下すことになるでしょう。ただしENFJは、事実や詳細を十分に詳しく調べること(感覚)、および客観的に分析してメリットとデメリットを把握すること(思考)を疎かにしてしまい、それが誤った決断に繋がることがあります。

なので意思決定を下すとき、特にそれにより人生や仕事に於いての局面が激変するであろう重要な決断をするときには、主要な心理機能「優勢機能」と「補助機能」だけでなく、苦手とする「第三機能」と「劣位機能」も活用して、より他面的に物事を見ることが重要となってきます。

とはいえ、やはり人には得手不得手があるものです。あなたにとって苦手なことを、逆に得意としている人もいるでしょう。そういうときは、それを得意としている人々に頼るというのも一つの手段です。――そういうわけで今回は、パーソナリティタイプ別「意思決定をするにあたっての特徴」をご紹介します!

……そして本題に移る前に。4つの心理機能について、おさらいしておきましょう!

「感覚(タイプコード: S)」

このタイプは、過去に実証されている事実、および自分が経験してきたことを尊びます。詳細にこだわり、現実的です。また、可能性に賭けることを良しとしません。

外向的感覚、もしくは内向的感覚が優勢なタイプは、以下のような言葉をよく発します:

  • 「それは事実なのか?」
  • 「具体的な詳細を知りたい」
  • 「それについて、君は経験があるのか?」
  • 「それは現実的だとはいえない」
  • 「今、何が必要とされているのか?」

「直感(タイプコード: N)」

このタイプは、閃きで思いついたアイディア、および未知の領域への挑戦を尊びます。大局を見て判断し、夢想的です。また、可能性に賭けることが大好きです。

外向的直感、もしくは内向的直感が優勢なタイプは、以下のような言葉をよく発します:

  • 「それは可能なのか?」
  • 「将来の展望を知りたい」
  • 「それについて、君はどのようなビジョンを持っているのか?」
  • 「それは将来に悪影響を及ぼしかねない」
  • 「未来のために、今の何を変えるべきなのか?」

「思考(タイプコード: T)」

このタイプは、客観的な視点から物事を観ます。どちらかといえば合理的であり、思いやりに欠け、情緒は控えめな傾向があります。

外向的思考、もしくは内向的思考が優勢なタイプは、以下のような言葉をよく発します:

  • 「それぞれの選択肢がもたらす結果は何?」
  • 「その案の、メリットとデメリットは?」
  • 「その決断に至った理由を、論理的に述べなさい」
  • 「客観的になりなさい」
  • 「非合理的な感情の為に、リスクを冒すべきではない」

「感情(タイプコード: F)」

このタイプは、主観的な観点から物事を観ます。どちらかといえば非合理的であり、思いやりに溢れ、情緒豊かな傾向があります。

外向的感情、もしくは内向的感情が優勢なタイプは、以下のような言葉をよく発します:

  • 「この決定は倫理的に如何なのでしょうか?」
  • 「計画を実行するにあたり、どのように感じていますか?」
  • 「他の人はこの決定に、どう感じているかを聞きましたか?」
  • 「これは関係者に、何らかの悪影響を与える決定ではありませんよね?」
  • 「合理的になるあまり、感情を蔑ろにしてはいけない」

【MBTIタイプ別】意思決定に際しての特徴【NT & NFタイプ編】

ENFPの意思決定について

複数の異なる視点から問題を見ることができる人材が求められている場合は、ENFPをパーソナリティタイプとする人を探すと良いでしょう。このタイプは、一つの視点に囚われることなく自由に想像の翼を羽ばたかせるので、解決策が見えず行き詰った状況において真価を発揮し、新たなる選択肢や可能性を見つけ出すことができるのです。

またENFPは意思決定に際して、倫理観も忘れることがありません。そして明確な自我を持っていることも多いENFPはそう簡単に他者に流されることがないため、プレッシャーも跳ね除け、まさに「最善」の選択肢を提供してくれるでしょう。

……が、しかしENFPには弱点があります。それは可能性をたくさん見出し、選択肢を幾つも提供する能力には優れているものの、選択肢を一つに絞って決断を下すという能力が欠けているという点です。「あれも良いな、でもこっちも良いな……」となってしまうことが多々あるので、ENFPに決定権は与えないほうが良いのかもしれません。

ENTPの意思決定について

ENTPは、発生した問題に対して多数の解決策を提供することができます。現実的な対策から、「あくまでも理論上は可能な」という前置きが付く斬新な手法まで、その振り幅は広く、多種多様です。

このタイプは、他の人が見逃した新しい経路を見つけることを得意とします。それは主観に囚われず、どこまでも客観的な「神の視点」で物事を見降ろし、考えているからです。そんなENTPは状況がひどくなればなるほど、そして従来の方法が失敗して人々が嘆いているときほど、興奮から燃え上がります。

また彼らは、長所と短所を素早く比較および検討することが得意で、その場で行う即興的な作戦に長ています。反面、感情を蔑ろにしがちなので、しばしば関係者から反感を買うことがあるでしょう。

INFPの意思決定について

INFPは、決定に関連する倫理的問題の調査に長けています。彼らは、コミュニティやビジネスにおいて倫理および道徳的を取り仕切る見張り役となり、不正にすみやかに気付くことができるでしょう。

誰を信頼していいのかがわからない場合、または自分が正しい行動を取っているのかが分からない場合は、INFPを頼るといいでしょう。INFPは確立されたゆるぎない倫理観から、正しい答えを教えてくれるはずです。

そんなINFPは、「普通」の世界からやや外れた場所で、理想的な素晴らしい奇策を編み出すことが好きです。が、INFPの立てる計画は理想を夢見るあまりに現実を見失っていることもあるため、現実的な解決策を求める場合には、INFPを頼ることは有効とは言えないでしょう。

INTPの意思決定について

INTPは様々な角度から問題を深く分析し、不正や不明瞭な点を徹底的に潰し、最も実行可能な解決策を見つけることに熟練しています。そんな彼らは何よりも正確性を重視するので、結論を出すスピードには期待をしないほうが良いでしょう。その場ですぐに答えを出すよう迫ると、INTPは戸惑います。

とはいえ複雑に入り組んだ問題に対処するには、根本的解決を目指すことを念頭に置いた解決策を見出せるINTPが最適です。またINTPは複雑な問題と対峙することを楽しむことができ、さらに根気強く挑むことが出来るので、これ以上に相応しい者もいないでしょう。

……しかし、INTPにはコミュニケーションに難があり、感情を蔑ろにしがちな傾向があります。それゆえに周囲の人々からの理解が得られず、解決策が見つかる前にINTPが精神的に参ってしまうこともありますので、INTPの扱いには慎重になりましょう。

ENFJの意思決定について

ENFJは意思決定に関連した、感情の揺れ動きに対する理解を得意としています。彼らは、その決定によって誰がどんな影響を受けるか、その決定がどのように効果を発揮して対立を解決するのか、その決定が長期的な目で見たときに人々にどのような影響を与えるのか等を、事前に予測することができるのです。

ENFJは感情に訴えかけることに特化した戦略家であり、多くの相反する個人の意見を汲みつつ、共通の目標に向けて人々を統一する言葉を見つけるノウハウを知っています。なのでチームがまとまらない時などには、彼らの力を借りるとよいでしょう。

ただあくまでもENFJが行うのは情緒的なサポートのみで、直面した問題を解決する策を探る作業には向きません。もしかしたらENFJは、直面した問題に対する人々の捉え方および認識を変えることは出来るかもしれませんが、それは根本的な解決とはいえないでしょう。

ENTJの意思決定について

ENTJは先見の明のある思想家であり、システムと手順を合理化して、長期的に繁栄する基盤を築く才能があります。彼らは将来における可能性と有効性、そして論理に基づいて、最適と思われる決定を下すことができます。

そんな彼らは通常、他者の感情をあまり鑑みません。なので多くの人々にとって耳に心地よい嘘を口にすることはありませんので、人々は彼らに対して「正直で率直である」と期待することができるでしょう。

言うまでもなくENTJは、頼りにすべき優秀な人々です。しかし上述の通り、彼らには他者の感情を鑑みない傾向があります。なので情緒面のサポートは彼らからは望めず、時として彼らからは辛辣な言葉が飛び出てくることもあるでしょう。

INFJの意思決定について

INFJは、全体像を捉えたうえで、多くの視点から物事を見ることが得意です。また彼らは状況を見てから人々の様子を見て、そこから最も起こりそうな展開を特定することに特化しています。

下した決定がどのように人々に影響を与えるか、それが将来どのように進化するか、それらを予測すること。ないし、状況を見るにあたり異なる新たな視点が求められている場合、INFJをパーソナリティタイプに持つ人材を探すことをお勧めします。

そして度胸のある彼らは、どのような相手にも、たとえ相手がボスだとしても、臆さずに自分の意見を提供することができるでしょう。彼らが提供する知見は、必ずや役に立つはずです。……が、INFJには寡黙な人々が多く、彼らが自発的に意見を述べることに関してはあまり期待できないでしょう。

INTJの意思決定について

INTJは戦略性に長け、目標を達成するためには今この状況で何をすべきなのかを察知することに特化しています。大きな目標に向けて計画を進行させているものの、何かを見落としているような気がするときには、INTJをパーソナリティタイプとする人材を探すといいでしょう。

彼らは、状況を分析するにあたって新たな視点を提供することができるでしょうし、また決断がもたらす結果として将来的に直面するかもしれない障害の可能性を事前に伝えることができるはずです。

INTJは洞察力に富んでいて、且つ基本的には「まあ、どうにかなるだろう」と未来志向で前向きなスタンスを取っています。そしてINTJは残酷なまでに正直であることが殆どです。そのため彼らに、オブラートに包むという能力を期待しないでください。

ABOUT ME
青木 常久
「今すぐ使える心理学」を立ち上げた張本人であり、過去に性格心理学の研究・恋愛心理学の研究を行なっている中で、誤った知識が世の中に蔓延していることに課題を感じ、学術レベルで心理学を学び、企業向けにコンサルティング業務を行なったり、カウンセリング業務を行なっています。 - 九州大学出身、「性格心理」や「芸術」について学ぶ。性格心理学を用いた製品開発やチームマネジメントの第一線で活動中、現在メディア事業部マネージャーとして性格心理学を実践しています。