MBTI

【MBTIタイプ別】処世術とその特徴 Part.2

もしも自分が、無人島に取り残されてしまったら……――?あなたも、一度くらいはこんなことを考えたこともあるのではないでしょうか。絶海の孤島に一人取り残されるような事態ほど、困難な状況ではないとしても。人は誰しも、人生の中で困難に直面するものです。

では困難に直面した時に発揮される、あなたの才能は何でしょうか?今回は、特に様々な異なる能力や意見が求められるグループ作業において、各パーソナリティタイプが発揮する処世術といくつかの強みをご紹介していきます!

ENTJおよびESTJの処世術 – 強力なリーダーシップ

ExTJタイプは、混沌とした状況においてリーダーシップを発揮することができ、そして複雑な仕事を分解してマニュアルを作成することに長けています。

ESTJは、煩雑な物流の分野において活躍する傾向があります。効率化を図ることがESTJの特技であるため、人をどこに配置し、どのように物を動かせばコストパフォーマンスが良くなるのか、そのための最適なプランを、彼らは提示することが出来るでしょう。

そしてENTJは、先見の明があり、非常に戦略的で、決断力があり、大胆で、多くの場合カリスマ性に溢れているでしょう。そんな彼らは長期的に運営可能なビジネスの構築を得意としているうえに、人を集め、そして先導する才能も保有しています。

つまるところ、どちらのタイプも優れた組織、および優れたロードマップを作成することに長けている、生粋の指揮官なのです。

ENTJの性格における特徴

ENTJは、長期的に続けられるビジネスモデルの構築および実現と、その土台を盤石なものとするために、労力を割くことを厭いません。そして彼らは自分の理想を叶えるために、積極的に活動して、組織を創り上げていきます。

しかしENTJは、ESTJが好むようなルーティーンワーク的な業務と、それを存続させるための管理業務にはあまり関心がありません。

ENTJが興味を向けるのは、将来的に大きく飛躍する可能性を秘めた、まったく新しい事業の展開。および、その事業を存続させていくための斬新なビジネスモデルの設計なのです。

彼らは遠い未来を見越して動き、きっと予想外の方法で繁栄を実現してみせるでしょう。ただし前例のない突飛な方法を好む傾向がENTJにはあるため、誰にも予想できなかったとんでもない大失敗をしてみせる可能性もあります。

ESTJの性格における特徴

ESTJは非常に現実的な視点を持った、実用的なパーソナリティです。

彼らは、組織を安泰に運営し続けていくための計画を日々練りながら、解決が必要とされる細々とした障害を併用して処理していくことができます。

このタイプは指揮官としての才能に恵まれていますが、オフィスに留まることは好まず、自ら現場に赴いては袖をまくり上げ、ワイシャツが汚れる仕事をすることを好むでしょう。

冷静で堅実でありながらも、親しみやすさもある彼らは、組織に欠かせない頑強な屋台骨となるはずです。ただし堅実であるあまり、ENTJが好むような革新的なビジネスはあまり好まない傾向にあります。

ExTJタイプの共通する特徴

  • 合理的で効率的な計画を立てられる。
  • 出身や好嫌に左右されない、平等な評価を行える。
  • 仕事を創り上げ、振り分けることが得意。
  • 問題の原因を分析し、根本的な解決を図れる。
  • 成長する機会を与え、人々に自身を植え付ける。

INTPおよびISTPの処世術 – 常に正直たれ

公平性と真実。これは、IxTPタイプに共通する行動の指針です。

彼らは、「何と何がどのように機能しているから、この世界が成立しているのか?」を理解したいと常々考えており、あらゆる事象の間にある関係を、論理的な観点から解明しようと日々努力しています。

そんな彼らはしばしば、時として「常軌を逸している」ともいえる型破りな作戦を思いつくでしょう。そして人々は彼らに対して、毎度のように「現実を見ろ」や「不可能に決まってる!」というような言葉を投げかけます。

しかし彼らが提案する型破りな作戦の土台は、客観的な観点から発見されたどこまでも正確なデータたち。なので皮肉にも、全パーソナリティの中で最も直面した障害を打破してみせる可能性が高いのは、IxTPタイプなのです。

とはいえ、良くも悪くも常に正直であるこのタイプは、嘘を吐かないが故に顰蹙を買いやすく、世渡りを苦手としています。理解を得られない環境に置かれた際に最も潰れやすいのが、またも皮肉なことにこのタイプなのです。

INTPの性格における特徴

INTPは、的を射た理論と狂逸なアイディアを、ひとまとまりに統合し、それを実践可能なオプションへと落とし込むことができます。

また彼らは幾つもの可能性を想定しているため、「もしも」に備えて複数の代案を準備することもでき、いざという事態でも慌てることなく対処することができるでしょう。

しかし彼らは狂気的なまでにクリエイティブであり、世俗に迎合することを極端に嫌います。そのため、論理的ないし合理的な理由がなく、そして特段に必要であるわけでもない限り、彼らが組織に自ら望んで参加することはないでしょう。

というより。全てにおいて規格外のINTPは、そもそも組織に適性が無く、組織の中で生き残ることなど不可能でしょう。なので多くのINTPはあらゆる集団から距離を置き、フリーランスといった単独形態で、社会を生き抜いているはずです。

ISTPの性格における特徴

ISTPは、瞬発力に優れています。彼らは目の前で起きた出来事にすぐ反応し、すぐに適応して、すぐに的確な行動をとれるのです。……が、感情に対してのアンテナはやや低く、一般的に愛想のないパーソナリティだとされています。

そんな彼らは、ツールを使いこなす才能に恵まれてることも多く、地道に積み重ねた努力の末に優れた技術を獲得して、老練の職人となる人物もいます。

また彼らは、未知の領域にチャレンジすることを楽しめる精神の持ち主。リスクを冒すことに対してあまり神経質にならず、恐れず果敢に挑むことが出来ますし、多くの場合は持ち前の冷静さも相まって無事に成功するでしょう。

そしてISTPは、優れた観察眼と強力な論理的思考を保有しています。それらと瞬発力が合わさることにより、彼らはどんな障害にも即座に対応することができるのです。

IxTPタイプの共通する特徴

  • 客観的な視点から世界を俯瞰している。
  • データを適切に評価し、整理できる。
  • 欠陥や矛盾を見つけることが得意。
  • 余計な嘘やお世辞を言わない。
  • 最適な戦略を立てることができる。

ESFJおよびENFJの処世術 – 奉仕の精神

ExFJタイプは、人々をくっつけて保持する「接着剤」の役割を果たしているでしょう。彼らは、関わる全ての人々の感情、および身体的なニーズを常日頃チェックしていて、人々が理想とされる形でまとまっているのかに気を配っています。

また彼らは、倫理や道徳を最も重要視するパーソナリティです。決定が下される前には、倫理や道徳が考慮されているかを問うでしょう。そして下された決定が倫理的および道徳的に正しくないと思われる時には、徹底的に抗議します。ただ時として彼らは、理想にこだわるあまりに独善的になってしまい、人々から反感を買うことがあります。

そんな彼らは、強力な共感力の持ち主。彼らは苦労している立場に居る人々に共感を示し、必要だと思われる人道的支援や励ましを惜しむことなく提供することができるはずです。

そしてExFJタイプは、人と人とを繋ぐ接着剤の役割の他に、人と人との間に起こる諍いを調停する「緩衝地帯」の役割も果たすことができます。

ESFJの性格における特徴

ESFJは非常に地に足のついたパーソナリティであり、思いやりに溢れています。周囲によく気を配っている彼らは、人々がなにを求めているのかをすぐに気付くことができ、気付いたニーズにさりげなく対応することが出来るでしょう。

また彼らは、チームを望ましいかたちで維持するために、労力に偏りや集中が起こらないよう、均等に仕事を割り振る能力に優れています。

そんな彼らはしばしば、組織やチームのことを「家族」と言い表すことがあります。それは彼らが、それぞれが負うべき役割を全うし、互いに支え合うような環境を理想としているからです。なのでESFJの居るチームではきっと、彼らが理想としているような、互いに支え合える素晴らしい関係が築かれることでしょう。

しかし全ての人が、ESFJの理想に共鳴するわけではありません。INTxタイプやISTxタイプのような徹底した個人主義者もいますし、ExTJタイプのように「仕事は仕事、馴れ合いはしない」と割り切るタイプもいます。そしてESFJには、そのように意見の合わない人々を「協調性がない」と断じて、一方的に非難する傾向があります。

ENFJの性格における特徴

ENFJは、感情操作のスペシャリストといえるでしょう。

彼らは、周囲の人々が抱える感情の波に深く同調します。それにより、「誰が、リスクを冒そうとしているのか」や「人々が、誰を危険視しているのか」、そして「誰が最も人々から好かれていて、リーダーに相応しいのか」を感知することができます。

そんな彼らは、感情をコントロールすることにより社会を変えていく才能を保有する戦略家であり、可能な限り紛争を避ける道筋を立てることを得意としています。

彼らは共感を集めることにより多くの人々を引き付け、チームの意識を統一してみせるでしょう。そんなカリスマ性に溢れる面がある一方でENFJには、感情を重要視するあまりに、合理性や確実性を欠いてしまう傾向があります。

ExFJタイプの共通する特徴

  • 人の世話を苦としない。
  • 崇高な理念により、人々を一つにまとめることができる。
  • 妥協点を探り、和解に導くことができる。
  • チームの士気を維持する。
  • 常に、人として正しくあろうと努力している。

INFPおよびISFPの処世術 – 自我を貫く

IxFPタイプは、倫理および道徳を守る番人であり、組織において欠けてはならない存在です。彼らは崇高な理想を掲げながらも、揺れる人々の心情に理解を示すことができ、しかし多数に流されることなく自分を維持し続けることができます。

多くの場合、彼らは表舞台で活躍することを好まず、どちらかといえば裏方であることを好むでしょう。彼らは人々が間違った行動を起こさないよう、快適な環境を整えることにより人々を支えていて、それが自分の役目であると考えています。

また彼らは、不満を訴える声に共感を示し、感情面でのサポートを提供することも得意です。が、間違っていることには躊躇わず「間違っている」と言うこともできます。「人を憎まず不正を憎む」とは、まさにこのタイプのポリシーです。

ただし現実は彼らの理想通りにはいかないことも多く、現実にジレンマを感じることも少なくはありません。時としてこのタイプは、人間というものに失望してしまい、社会と縁を切ってしまうこともあります。そしてこのタイプは一度隠遁してしまうと自分の世界に籠ってしまい、他者を拒むようになるため、社会復帰が望めなくなります。

INFPの性格における特徴

INFPは創造性と好奇心に溢れていて想像力に富み、感受性が最も豊かなパーソナリティです。そのため、他者が感じている苦痛や苦悩にすぐ気付くことができる才能があります。

普段の彼らは穏やかであり、全ての人を受け入れる土壌を心に持っています。なので、たとえばxSFJタイプやxSTJタイプが「理解できないし、したくない!」と拒んでしまうような、斬新すぎて奇妙、または規格外で常識はずれ、もしくは何もかも文化が異なる異国から来た人々を、快く受け入れてみせるでしょう。

彼らは個々人をそれぞれ尊重することを自然に行える人々であり、日常生活の中に遊び心を添えることが得意で、人々が人間性を失わないよう声を上げることができます。

しかし感受性が豊かであるがゆえに、INFPは些細なことで深く傷付いてしまうという傾向を持っています。他者を蹴落として生き残るような組織や、平気で相手を傷付けることができる人々がいる環境に彼らは馴染むことができず、それどころか心に深い傷を負ってしまうこともあるでしょう。

ISFPの性格における特徴

ISFPは自由奔放さとクリエイティブさを備えていますが、現実をよく見ていて、よく理解している冷静さを持つパーソナリティです。彼らは優れた観察眼の持ち主であり、訪れた危機にすぐ気付いて迅速に対応することができます。

また彼らは既存の価値観に縛られない、自由な発想力を持っています。しかし確立された独自の倫理観・道徳観を持っているため、彼らが一線を超えることはありません。

そしてこのタイプは、個人主義です。彼らは自分という存在を尊重してほしいと考えており、同時に他者という個人を尊重します。そのため他者の権利が侵害された時には、正義の為に戦うでしょう。そんなこんなで、このタイプは圧政者やいじめっ子に向かって臆することなく立ち向かう、勇敢なタイプでもあります。

そんな彼らは優れた技芸も備えています。家事や工芸、事務仕事など、その才能は人それぞれではありますが、実用的なサポートは彼らの特技でもあります。

IxFPタイプの共通する特徴

  • 1対1の関係性におけるサポートが得意。
  • 相手の本性を見抜く才能がある。
  • 高い倫理意識を持っている。
  • 弱きを助け、強きを挫く。
  • 人間性を失うことがない。
ABOUT ME
青木 常久
「今すぐ使える心理学」を立ち上げた張本人であり、過去に性格心理学の研究・恋愛心理学の研究を行なっている中で、誤った知識が世の中に蔓延していることに課題を感じ、学術レベルで心理学を学び、企業向けにコンサルティング業務を行なったり、カウンセリング業務を行なっています。 - 九州大学出身、「性格心理」や「芸術」について学ぶ。性格心理学を用いた製品開発やチームマネジメントの第一線で活動中、現在メディア事業部マネージャーとして性格心理学を実践しています。