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誰しも、様々なものから元気を得たり、体力や精神力を回復したり、ストレスを吐き出したりすることがあるでしょう。
たとえば、SJタイプの中には、一貫性のあるルーティーンを守り続けることで安心感を得て、いつも通りに仕事へ臨むことができるのですが。しかしNTタイプやSPタイプの多くは、同じことを繰り返し続けなければならないという制限に、苛立ちを覚えてしまうでしょう。
それでは、疲れを感じる要因について、タイプ別にご紹介します!
もくじ
ENFPの疲れること
ENFPは、頻繁に変化が起こったり、多様性が守られていたり、新しいものに恵まれている環境でこそ、元気に活躍することができます。
そのため、変化や多様性とは正反対の場所にあるともいえる、単調で厳格なルーティンワークに、ENFPは強いストレスを感じるでしょう。それが一時的に必要とされる作業であるならばまだしも、今後何かしらのトラブルでも起こらない限りずっと、同じ作業が続きそうな未来が予測される場合、ENFPの精神は消耗していきます。
ENFPは、ルールに縛られて身動きが取れなくなったる、余白や遊びが無い計画に行動を制限されたりすることでも、同様に精神を消耗していくでしょう。
また、他すべての「F」をタイプコードとして保有するパーソナリティと同様に、ENFPは争いごとを好みません。手を取り合い、可能であればwin-winの関係を維持したいと考えるENFPですので、相手を蹴落としてでも前へ進まなければならないといった状況に置かれた場合、これもまた強いストレスをENFPに与えることとなります。
ENTPの疲れること
ENTPは、多様性と知的好奇心に満ちた環境によって活性化され、前代未聞の危機を目前とした時に真価を発揮します。
そのためENFPと同様に、未知のものとは巡り合うことができないような、単調で厳格なルーティンワークに、彼らは強いストレスを感じるでしょう。それが一時的に必要とされる作業であるならばまだしも、今後何かしらのトラブルでも起こらない限りずっと、同じ作業が続きそうな未来が予測される場合、ENTPは急速にやる気を失っていきます。
またENTPは、現状維持に固執し、新たな視点から物事を見るのを嫌がる人々に対応することによっても疲れ果てます。
そして他すべての「T」をタイプコードとして保有するパーソナリティと同様に、ENTPは感情的な人や状態、および感情をかき乱される環境を好みません。なので長時間にわたって、そのような感情にさらされた時には、ENTPが精神的に疲れ果ててしまう。
INFPの疲れること
INFPは、穏やかであり寛容な姿勢のある環境で働くことで、落ち着いた状態を保つことが出来ます。
反対に、彼らは対立が勃発して居たり、互いに蹴落とす機会を伺っているような敵意に満ちた環境に置かれると、ひどく憔悴してしまうでしょう。INFPは多くの批判にさらされること、あるいは他者が批判にさらされている光景を見るだけで、精神に強いダメージを負い、ひどい時には他者との関わりを全て拒むようになるでしょう。
またINFPは、厳格なスケジュールや過酷な締め切り、支配的な性格の人物、または徹底された規則などに追われ、あらゆる支配されていると感じることでも、疲れ果てます。
そんなINFPが一番参ってしまうのは、周囲の人々がINFPを軽視するというシチュエーションです。適切な評価がなされていないと感じたとき、INFPは無力感を覚え、そして何に対してもやる気をなくしてしまいます。
INTPの疲れること
INTPは、真実の追求、および根本的に問題を解決するための新しいアプローチを探求する仕事に適性があり、そういった環境で能力を最大限活かすことが出来ます。
しかし残念ながら、彼らの能力や努力は誤解されることが多く、INTPはしばしば「過度に批判的」や「傲慢」、もしくは「揚げ足取りが得意」と称されます。とはいえINTPは正直に思ったことを言っているだけなのですが、このスタンスを他者がすんなりと理解することは滅多にありません。
ゆえに定期的ともいえる頻度で誤解を受ける彼らは、的外れな非難やそれに伴う抑圧に晒される度に疲弊し、その経験が重なれば重なるほど、INTPは次第に自信を喪失し、何も言わなくなってしまいます。
また彼らは、強い感情が蠢いている環境に置かれることにより混乱し、ストレスを受けることがあります。こういった状況にある時、INTPは余計な刺激を避けるためにも一人きりになることを選びます。しかし一人の時間を設けられない場合、INTPは追い詰められて自暴自棄になってしまうでしょう。
ENFJの疲れること
ENFJは、精神的に深い繋がりが構築されているような、オープンで調和のとれた環境にいることで活気づけられます。
なのでENFJは、競争しあうことを嫌います。なので周囲の人々が、他者の意見に耳を傾け相互理解を深めることよりも、議論で「勝つ」ことに関心がある場合、小さなもめごとの多い環境に苦しむでしょう。それが彼らのストレスとなります。
彼らはまた、突然の変化に晒されることや、批判を向けられること、そして時間を制約するよう迫られることによって、心身ともに疲れてしまいます。
しかし、何よりもENFJのストレスとなることは、モラルに反する行いをする人物が身近に存在していること。自分や、周囲に居る人々のの価値が踏み躙られたりすると、それはENFJの怒りにつながり、怒りが募るとENFJはすっかりやつれてしまいます。
ENTJの疲れること
ENTJは、目標を達成するために迅速に行動したり、生産性を高めて、着々と前進していくことで活力を得ます。
そんな彼らは自分がリーダーシップをとることを好むため、誰かの下に配属されること、および自分に指揮権が与えられないと不満を覚えるでしょう。またENTJが組織に所属していて、誰かの指揮下にある時、指揮官の能力が不十分であると、特にフラストレーションを募らせます。
また同様に、努力をせず、しかし文句だけは一丁前に言う無能な同僚たちは、ENTJの苛立ちを加速させる一因になるでしょう。そして仕事が思うように進まない時や、感情に支配されているような雰囲気も、彼らの精神を擦り減らしていきます。
ENTJは、既存のシステムの欠陥を見つけ出しては、果敢にメスを入れていく勇敢なパーソナリティです。彼らは効率化を進める能力がありますが、その能力が活かせない環境に置かれると空回りしてしまい、思うように実力を発揮できずに、自信を喪失してしまうでしょう。
INFJの疲れること
INFJは、クリエイティブな姿勢で仕事に取り組める環境において、活発になるでしょう。しかしINFJは静かな環境で思考を巡らせることを好むため、常に人がごった返していて騒々しかったり、物が乱雑に散らばっているような環境では、強いストレスを感じます。
そしてINFJはタイプコードに「F」を持つため、人間関係が穏やかでない場所では落ち着くことが出来ません。常に競争が勃発していて、誰かがボロを出す瞬間を待ち続けている人々が多く存在してる職場では、集中して仕事に取り組むことが出来ません。そしてINFJは揉め事の仲裁を図るたびに、ひどく疲れていきます。
またINFJは、現状をより良い方向に変化させていくことを好む性質があるため、現状維持を望む人々が多い環境には苛立ちを覚えます。同様に、延々と同じことを繰り返すルーティーンワークも、INFJにとっては苦痛以外の何もでもありません。
最後に、INFJは可能性を探求することが得意であり、大好きです。そのため、「過去に例がない」と可能性を探ろうとしない人々とは相いれず、そういった人々と関わる度にINFJは精神力を消耗していきます。
INTJの疲れること
INTJは、統制が取れていて且つ静かな環境において、目標を達成するために粛々と歩みを進めることにより、活気づくでしょう。そして時折ひとりきりの時間を設けることで、冷静で合理的な思考を維持することができます。
ゆえに、騒がしい音や邪魔する人物が多かったり、照明や日光などの光が明るすぎたり、なにかと刺激の多い環境に置かれると、集中力を削がれてストレスを感じるでしょう。特段に刺激の多い環境はINTJを混乱させ、自暴自棄な行動へ彼らを駆り立てたり、彼らが家に引き籠るようになる原因となってしまうため、当人も周囲に居る人々も注意が必要です。
また非論理的な人々と共に働くことは、INTJにとって苦痛となり得ます。あくまでも等身大の現実を評価するINTJにとって、希望的観測をするポジティブな人々は、頼りにならず、それどころか邪魔でしかない場合もあるでしょう。ポジティブな人々が大して役に立たない時、これはINTJにストレスを与えます。
そしてINTJは、判断に最も感情を挟まないパーソナリティです。そのため、何かと感情でものを考える人々と関わることは、彼らにとって苦痛となるでしょう。
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