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パーソナリティタイプの違いは、食べ物に対する気持ちの違いでもあるのでしょうか?
ある人物は、際限なく食べるでしょう。ある人物は適度に食べて、適度に運動するでしょう。また、ある人物は寝食ともに忘れて何かに没頭し、家族に怒られているかもしれません。
さて、性格タイプは食べ物との付き合い方に影響を与えるのでしょうか? その仮説を書いたこの記事が、参考になることを願っています!
免責事項:
この記事では、典型的なパーソナリティモデルから考えた傾向を示すことができますが、その内容がすべての人々に当てはまるわけではありません。あくまでも参考程度に、ご覧ください。
もくじ
INFJの場合
INFJはもしかすると、食べ物との付き合い方において最も注意を払うべきパーソナリティであるかもしれません。特に未熟なINFJには、摂食障害(何も食べようとしないことや、極端に食べ過ぎて嘔吐することを繰り返すといった障害)に繋がりかねないリスク要因が幾つか備わっているからです。
INFJは外向的感覚を劣位機能として保有している上に、内向的感覚を8番目の心理機能「悪魔の機能」として保有しているため、自身の体のケアをつい疎かにしてします。「頭痛や胃痛が起こるまで、自分が空腹であることに気付かなかった」といったことが起こりがちなのです。
また、その場で感じた「今、甘いものがすごく食べたい!」や「なんか餃子が食べたい気分なんだよねー」といったものについ流されて、食べ過ぎてしまうことがあります。自身の胃の限界も考えずに、どんどん食べてしまうため、消化器官に負荷を与えすぎてしまうこともあるでしょう。
「感情に流されてしまって……」という弊害は、食べ過ぎだけではありません。食べなさすぎ、も起こります。作品作りに集中しているとき、もしくは抱えている仕事の処理に追われている時などには、寝食を忘れて没頭してしまうでしょう。食べ過ぎも問題ですが、全く食べないことは救急搬送される事態に陥りかねないのでもっと問題です。気を付ける必要があります。
とはいえINFJは、食事に関する加減がやや下手なだけで、食事が嫌いなわけではないでしょう。異国の郷土料理や、全く味の予想がつかない創作料理に手を出すことは好きなほうです。美味しい・美味しくないはさておき、未知の料理を味わう機会を楽しむことができます。
ただし過度なストレス下にある時のINFJは、食事に関して暴走しがちになります。ある特定の考えに囚われて一切食べなくなったり、「食べたい!」という欲求に任せて貪り食うこともあるでしょう。人によって反応はまちまちですが、食べすぎる/食べなさすぎるのどちらかに偏りやすいようです。
INFJにとって、栄養面でバランスをとれた食事を摂ること、自身を過食嘔吐や極端な栄養失調に追い込まれていないよう注意することが重要です。このタイプでは、スマートフォンでリマインダーを設定して決まった時間に食事をしたり、あるいは管理栄養士から健康的な食習慣のサポートを得たりすることが重要です。
ENFJの場合
ENFJは「人と社会的に関わる方法」として、食事を共にする機会を設けることを楽しんでいます。
友人の為に手料理を振舞ったり、お気に入りのレストランでパートナーと食事をしたり、子供の誕生日に大きなケーキを買って帰ったり、そういった「イベント」と共に食事を楽しむことが好きなのです。
ENFJが第三機能として保有する外向的感覚は、彼らに味覚を楽しむ能力を与えています。これにより、いつもの慣れ親しんだ味や上質なテイストは勿論のこと、チャレンジングな味の料理を作ることや、お祝いの日に相応しいような華やかな料理を感謝と共に味わうことができるのです。
とはいえENFJは他のタイプコードに「N」を持つパーソナリティらと同様に、何かに集中している時には寝食を忘れてしまいます。特にENFJは外向的感覚が、優勢機能ないし補助機能といった主要な心理機能には位置していないため、集中する時にはついつい忘れてしまうのです。
しかしENFJには、外向的感覚と外向的感情に依存してしまいがちという問題点があります。これによりENFJは、社交の場において無理をしてしまうのです。ENFJの中でも、特に依存度が高い人物の場合は、この傾向により「食べ過ぎ」または「一切食べられない」ことに苦しむこととなります。
接待や飲み会、パーティーなどに参加した時、出された食事やおつまみを断ることは、ENFJにとっては難しいこと。勧められる度に断ることができず、「勧められる→いただく」を延々と繰り返してしまうのです。これにより、食べ過ぎてしまうことがあります。
また反対に、接待や飲み会、パーティーなどを主催する側になった時には、参加者に気を配ることにばかり専念して、自分のことを忘れてしまうようになるでしょう。そのため、人には食事を勧めるものの、自分は一切手を付けないという状態になってしまいます。
なのでENFJは日ごろから自分の健康に対して、気を配ることが大事です。日常的に十分な栄養を確保することが、社交の場に負けない体づくりの役に立つでしょう。
INFPの場合
INFPは第三機能として内向的感覚を持っているので、自身の体調にはそれなりに気を配ることができます。が、この機能は30代に至るまでには十分に発達をしません。その結果、若い頃には空腹感や満腹感、のどの渇きをすぐには把握することができず、体調を崩しがちとなるでしょう。
INFPの多くは日常的に、思索や空想に夢中です。特に作品作りに没頭したり、読書に集中したり等している時には、寝食を忘れます。また個々人によって程度は異なりますが、一般的にINFPはそこまで「食べること」に集中しません。食事する時間が惜しい、と考えているINFPもいるかもしれません。
しかしその一方でINFPは「食べるもの」には、強いこだわりを見せます。慣れ親しんだ味を好み、未経験の味には魅力を見出せないでしょう。なので成人になっても、子供のように好き嫌いの多い偏食家となります。この偏食傾向により、栄養バランスも偏り、不健康となるINFPも少なからず存在するようです。
そんなINFPは静かな場所で、一人もしくは親しい人と一緒に食事をすることを好みます。食べる時にリラックスした状態であれば、INFPは食事の「味」を楽しむことができるでしょう。
ENFPの場合
ENFPは「食事を他の人と共有する」という側面を愛しています。
彼らは、レストランやコーヒーショップで誰かと会って、楽しく会話を交わすことが大好きです。ただしENFPは「何を食べるか」ないし「これは美味しいか」はさほど重要視せず、また自分の体が発する信号も特に認識していません。これはENFPが内向的感覚を劣位機能として保有することに由来しています。
ENFPも他のNをタイプコードに持つパーソナリティらと同様に、何か特定のアイディアや思考に取り憑かれたり、仕事や趣味に集中している時には、寝食を忘れてしまいます。そして徐々に気分が悪くなっていく感覚に気付くと、「……日付が変わってる?!」なんてことが起こるでしょう。これはNタイプに、よく見られる傾向です。
ENFPにとっては、日ごろから飲食を忘れないようにすることが重要です。コップ一杯の水を飲む時間を決めて、その時間になったらアラームが鳴るようにスマートフォンを設定しておいたり、デスクの横には手軽につまめる健康的なおやつ(ナッツ類など)を用意しておくと、過度な空腹は免れるようになるでしょう。
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