MBTI

【MBTI】INFPの過去のトラウマ・子供時代の心的外傷への対処方法

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過去の心的外傷への対処法

心的外傷を経験したとしても、それを対処する方法は必ずあります。もちろん、他の人からの特定の助けを必要とするような深刻な心的外傷もあります。心的外傷を克服するために治療を必要とすることもあります。心的外傷には非常に多くの種類があり、中には軽いものもあるため、それに耐えてきたことに気づかない場合もあります。特に、気持ちが沈んでしまうような心的外傷に関わっている場合、それを処理するのは難しいかもしれません。本来の性格タイプに合わないような振る舞いをするようになるかもしれません。ですから、心的外傷が性格や行動を変えてしまうことを理解することが重要です

INFPにとって、心的外傷は、対処するのが難しいと感じるかもしれません。なぜなら、INFPは、想像力豊かで洞察力に優れており、敏感な感受性を持っているからです。そのため、過去のトラウマを理解して処理するのにとても苦労するかもしれません。

しかし、INFPは、自分の感情を誤魔化したり、無視することを好まないので、感情を受け入れるために最善を尽くします。INFPにとって、心的外傷は様々な形で現れる可能性がありますが、多くの場合、何に耐えてきたか、それをどのように処理しようとしたか、その過程でどれほど葛藤したかに左右されます。心的外傷が適切に対処されていないと、INFPは長い期間、あるいは永遠に闇の中にいるかのような気持ちがするでしょう。心的外傷の原因となった過去の傷ついた経験に対処しないでいると、性格タイプとは異なる振る舞いをして周囲の人々から誤解をされてしまうかもしれません。

子供時代の心的外傷

子供の頃の心的外傷に対処することは、INFPにとって非常に難しいでしょう。しかし、INFPが強い自己意識を持つようになると、心的外傷の原因となった体験から立ち直ることが容易になります。INFPは、自分の考えや感情に真摯に向き合うことで、自分自身が何者であるかを理解します。それは、INFPが自分の立場を主張できるような、論理的な枠組みを開発するのに役立ちます。このような自己意識が確立されていない子供時代のINFPが受けた心的外傷は、INFPに大きな打撃を与え本来の人格や行動を変え、周囲の人々から誤解されてしまうかもしれません。INFPが成長する過程において、自分自身と向き合うことが出来ない環境下では自己意識が確立出来ず、葛藤が続くことでしょう。

心的外傷によるINFPの変化

心的外傷はINFPに大きな影響を与えます。INFPは自分の殻に閉じこもって、全く別人のようになります。本来のINFPは、理想主義者で、一般的に悪者と言われている人や最悪の出来事の中にさえも、常にわずかな善を見い出し、物事をより良くするための方法を模索します。ところが、心的外傷を受けたINFPは、辛辣な言葉で他の人々を批判したり、事実に基づいて細かい点を検証してより効率的に物事を進めようとします。そのような状態のINFPは、他人のやり方を否定して、自分がいかに成功しているかを自慢したりします。本来のINFPが持っている平和的で前向きな見方をせず、他の人々がどのように改善する必要があるのか、効率的な感覚がどれほど欠けているのに目を向けます。さらに、周囲の人々を不道徳だと考え始めるかもしれません。子ども時代に心的外傷を経験したINFPの場合は特にそうです。成長し、心的外傷を克服する過程で、自分の道徳観が本来あるべき形で発達していないことに気づくでしょう。道徳観が確立していない未熟なINFPは、外向的な振る舞いをすることもあります。常に他者からの承認を求め、自分たちの問題に対する答えを見つける方法を探そうとするでしょう。

心的外傷への対応

INFPが心的外傷に対処する最善の方法は、心的外傷があることを認めて、意識的に成長し改善する方法を探すことです。なぜなら、INFPは世の中の不公平や矛盾に敏感で、他者の幸福、世界平和などに関心を抱き、そうしたことに貢献しようと願っています。自分自身が心的外傷を克服する経験を通して他の人を助ける方法を探すことは、INFPの素晴らしい武器となり得ます。適切な時間をかけて自分の心的外傷を処理し、自分が経験したことを自分で反省し始めると、心が癒されるでしょう。自分が経験しが心的外傷を思い出して、自分自身を責めずに受け入れる方法を見つけるのは誰にとっても難しいことですが、INFPにとっては特に厳しいでしょう。

なぜなら、INFPは、過去の出来事を自分自身のせいにし続け、深刻な罪悪感に陥ることがよくあるからです。INFPにとって重要なのは、深刻な心的外傷が発生した後に助けを求めることと、また、心的外傷を受けた経験を記録し、実際にそれを自分で処理する時間を割くことです。INFPは、自分自身を分析し、自分の感情を理解することに長けています。もし、INFPが自分の過去を受け入れる時間を持つことが可能であれば、思いやりに溢れた理解ある人格を手に入れるために前進し始めることができます。他人を助け、心的外傷に向き合って自分を変えることは、INFPが立ち直る最善の方法の一つです。INFPは、本来の愛情深く創造性に溢れ、利他的で理想主義的な気質を持ち、思いやりや親切な気持ちに溢れた自分を取り戻し、より安定した調和のとれた人間になることができます。

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ABOUT ME
魔王
「今すぐ使える心理学」を立ち上げた張本人であり、過去に性格心理学の研究・恋愛心理学の研究を行なっている中で、誤った知識が世の中に蔓延していることに課題を感じ、学術レベルで心理学を学び、企業向けにコンサルティング業務を行っています。 - 九州大学出身、「性格心理」や「芸術」について学ぶ。性格心理学を用いた製品開発やチームマネジメントの第一線で活動中、現在メディア事業部マネージャーとして性格心理学を実践しています。