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この数週間で世界全体は劇的に変化し、日本でもテレワークというものが「新たな業務形態」として定着しつつあります。
多くの方はもしかすると、最初はこのテレワークに夢を見ていたかもしれません。出勤しなくていい、スーツを着なくていい、会議の時間を短くできる……しかし現実にテレワークを経験した人々は、テレワーク特有の大変さを知ったことでしょう。
快適な通信環境を整えたり、webカメラといった機材を新たに用意したり、カメラに映しても恥ずかしくないように部屋を掃除したり……それだけではありません。
“在宅での仕事”という概念を理解できない子供たちは、仕事中でも容赦なく邪魔をしに来て「遊んでー!」とせがんでくるでしょうし。「ニャンサムウェア」なる障害も家庭によっては発生しますし、その被害は侮れません。そして「旦那が日中ずっと家にいるのに、家事を手伝ってくれない! 邪魔!」と殺気立つ奥様に怯える旦那様もいるでしょう。――このように、働き方に改革をもたらしつつあるテレワークは、同時に新たなトラブルを引き起こしています。
それでは、このテレワークが引き起こすトラブルに、人はどのような不安を抱き、どのように対応しているのでしょうか? MBTIタイプ別に行動を分析していきましょう!
(この記事が、まさに今現在、上記のようなトラブルに見舞われている方々の参考になれば幸いです!)
ENFPの場合
ENFPはあまり会社にコントロールされることのない、あくまでも「自由な」テレワークを望むでしょう。ガチガチにスケジュールを決められた状態での仕事には、嫌気がさしてしまいます。せっかく自宅で仕事ができるのだから、自分の好きなようにやりたいとENFPは思うはずです。
そんなENFPにとって、テレワークというのは最初はまさに「天国」のようなものとなります。自宅でスナック菓子を食べながら、椅子にひどい姿勢で腰をかけながら仕事ができるのですから、最高と感じるはずです。……が、最高な天国は最初だけで、後に自由と怠惰を満喫したツケが回ってくるでしょう。
「朝早くに起きて出勤する」という生活習慣が無くなれば、早起きが苦手になりますし、外に出歩かなくなるのですから運動不足にもなるでしょう。このため、在宅ワークにより不健康になるENFPが出てくる可能性があります。だからこそ、在宅ワークでは「スケジュール管理」が大切なのです。退屈かもしれませんが、スケジュール管理を正しく行い、健康的な生活を送ることを心掛けましょう。
また、同僚や上司の顔色を伺う必要の無いテレワークに、初めこそ居心地の良さを感じていたENFPも、次第に人の気配が恋しくなって、誰かと直接会いたくなる欲求が湧き上がってくるかもしれません。けれども、不要不急の外出は禁物。仕事に伴い整えたテレワークの環境を利用して、ビデオチャット等により人恋しさを紛らわせるようにしましょう。
INFPの場合
INFPは比較的一人きりの時間に耐性があるパーソナリティです。在宅での仕事自体にも、さして苦痛は感じていないでしょう。寧ろ、あまり同僚や上司に気を使わなくていいという点で、「気が楽だ」とすら感じているかもしれません。
しかし、それは「一人きりの自宅で在宅ワークをしている場合」の話。家に家族が居たりする場合には、やや事情が変わってきます。猫やウサギといったペットによる可愛らしい業務妨害ならまだしも、外出自粛により苛立っている恋人や配偶者による”口撃”や、在宅ワークを理解できずに仕事を邪魔してくる子供には、ついイライラしてしまうでしょう。
とはいえ、イライラしていたとしても、「やめてくれ!」の一言が言えないのができないのがINFPというもの。気が散って仕事に集中できなかったとしても、それに対して手を打つことが出来ず、苛立ちが募る現状をずるずると引き摺ってしまう可能性があります。
そのためにも、自分がどんな一日を過ごす予定なのかという「スケジュール表」を用意しておくことは非常に有効です。「この時間帯は仕事に集中したいから、邪魔しないで!」と先手を打っておけば、家族もスムーズに理解を示してくれるようになり、苛立ちを覚える機会が減るようになるかもしれません。
ENFJの場合
外に出ることができない今、ENFJはもしかすると「自分は今、休日にはこんな生活をして、在宅生活をエンジョイしてますよ~。参考にしてね~」というような情報をInstagramやTwitter上で発信しているかもしれません。そんなENFJの投稿を見て、人々は「あの人は楽しそうにやってるなー、すごいなー」と感じているかもしれません。
が、その裏でENFJはかなりのストレスを抱いているかもしれません。やはりこのような状況である以上、神経質にならざるを得ず、暗い気分になる日もあるでしょう。また、気落ちした友人たちが続々とENFJを頼ってくるため、その電話対応に追われて、自分自身のケアが十分にできずにいるかもしれません。
そんなENFJは、まず「オフラインになる」ことから始めてみましょう。SNSから離れて、人付き合いも小休止して、自分のケアに時間を当ててください。それから、やや暗いように思える未来からも一旦目を背けて、目の前にあることに集中してみましょう。
料理作りを楽しんだり、いつもの掃除に一手間を加えてみたり、何か小さな作品を作ってみたり。家出できる、小さな趣味を見つけてみるのも気晴らしには最適でしょう。こんな状況であるからこそ、一人の時間を楽しむスキルを磨く時間を設けてください。
INFJの場合
INFJはその性質から、どうしても未来のことが気になってしまうパーソナリティです。そのため、どうにも暗い展望しか見えていない現状に、負の感情を溜め込んでいるのではないでしょうか?
「もっと早くにみんなが外出自粛をしてくれれば、こんなことにはなっていなかったのに」「あそこの公園にあんなに人が集まってる。なんで、こんな時に……」――このような状況ですから、そう感じてしまうのも無理はありません。INFJに限らず、多くの人々が同じことを思っているでしょう。
しかし、この怒りをSNSに書き込んでも、何が変わるでしょうか? 結局のところ他人の行動を制限できる力は、一個人にはありません。怒りのエネルギーに身をやつしても、何も変わるものはなく、ただ時間と気力を無駄に擦り減らすだけなのです。
なので、こういう時だからこそINFJは”敢えて”世間から目を逸らしましょう。目の前にあるやるべき仕事、家族のこと、自分のこと、それにだけ集中してください。世間の情報を必要以上に集めようとしない生活に慣れてきたら、その生活に「余暇の趣味」や「料理のレパートリーを増やす」といったアクセントを段階的に加えていきましょう。
今の時期においてINFJは、人と関わることによるメリットを受けにくいでしょう。気心の知れた本当に親しい友人が居るならまだしも、そうでない場合は可能な限り人付き合いを避けることが無難です。特に、苛立ち攻撃的になっている人物が増えつつあるSNSは、INFJにとって害にしかならないでしょう。
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