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今回は、各パーソナリティタイプが持つ「あの人の、ああいうところが羨ましいわ~」もしくは「コレに関しては、あの人のほうが優れている。……クソッ、恨めしい!」と周囲につい思わせてしまうポイントに焦点を当てていきたいと思います。
ENFPの場合
ENFPは、常人の理解を超えた「ぶっとんだイマジネーション」を持っているうえに、それを自分自身の”魅力”へと変えてしまう才能に恵まれたパーソナリティです。
そんなENFPが見ている世界は、ENFP自身にしか見えないもの。これは努力したところで決して身につかない「才能」の問題なのです。
常人には考えられないもの同士を組み合わせて「よくわかんないけど、なんか斬新!」なものを作ってみたり、「よくわかんないけど、なんか可愛いね!」という奇妙な絵を描いてみたり、奇声を上げて騒ぎまわってもなんだか許されてしまう雰囲気を出したり等……これらは「ENFPにのみ許された専売特許」であり、つまり周囲がENFPに憧れを抱いたり、ENFPを妬んでみたりしたところで、無駄なのです。真似などできないのです。
ENTPの場合
皮肉屋として評されることが多いENTPですが、実際のところ彼らはかなりの夢想家ですし、純粋な心を持った夢追い人です。
クリエイティビティに溢れる彼らは、自分のやりたいとおりに、恐れを知らない方法で勇敢に行動します。普通では考えられない手段を用いることを彼らは恐れず、思うが儘に自分を貫く彼らの勇気は、驚くべき気質といえるでしょう。
INFPの場合
INFPは豊かな想像力を持っているだけの存在ではなく、簡単には人に流されない強い意志を持っているパーソナリティです。その場の空気に流されることなく、不正には「ノー!」を突き付けらる勇敢さは、真似したくても真似できるものではないでしょう。
そして、着目すべきはINFPが持つ「鋼の意思」の源泉。常に自分自身を理解しようとしている、彼らの心がけでしょう。自分が何をしたいのか、自分が何を信じているのか、自分が何を望んでいるのか……――自問自答を繰り返して”自分”という軸を固めたときに初めて、「利己的な他者」や「暴力的な合理性」の暴走を食い止めることができる岩になれるのです。
INTPの場合
INTPは、常人には理解できないような存在です。豊かな知識をもとに組み立てられたユニークな精神性は、彼らを突発的な奇行に走らせたり、とてつもなく大きな出来事を成し遂げさせたりします。
INTPの物事を見る目、INTPの好奇心の動き、INTPの至極純粋な心は、他に類のない特別なものです。謎とされてきたものに秘められた仕組みを解き明かしたり、複雑に思える物事を個々に分解して理解しようとする特有のアプローチ方法は、INTPにしかできないやり方であり、これは称賛されるべきものでしょう。
ENFJの場合
ENFJといえば、フレンドリーさと寛容さばかりに光を当てられてしまいますが、彼らの真の強みはそこではありません。その裏に隠れた「粘り強さ・忍耐強さ」こそ、彼らの本当の強みなのです。
ENFJには完璧主義的なきらいがあり、ゆえに彼らは「ベストを尽くす」ことを厭いませんし、妥協することを嫌がります。より良い結果を貪欲に求める彼らは、チームメンバーが匙を投げて続々と手を引いていったとしても、最後まで粘って粘り続けるはずです。
ENFJのその姿勢は人々に感銘を与え、人々を「自分も、あの人に続いて頑張らなきゃ……!」と奮い立たせることができます。粘り強さを以て他者を奮い立たせる――なんてことは、ENFJにしか成し得られないといっても過言ではありません。
ENTJの場合
ENTJは、にわかには信じられないほどの鋼の意思を持つ、究極の仕事人間です。彼らは、彼ら自身が設定した目標を達成するために、文字通り”必要なこと”を何でもしてみせます。そのためなら彼らは、身を粉にすることも厭いません。
自分の追い求めるものは、何をしてでもつかみ取りたいという彼らの意思の硬さは、誰もが持てるものではありません。それはとても立派で、誇り高いものでしょう。
INFJの場合
INFJは非常にユニークな存在でありますし、いくつか畏敬の念を抱かせるようなポイントを保有していますが……しいて一つに絞るなら、それは「気遣い力」でしょう。
INFJが誰かを気にかける時、彼らは”より深い心の奥底”に注目します。相手自身が把握していない本音を引き出すことに、彼らは長けているのです。そしてINFJは、相手のその後数十年の人生を救うような、深い意味を持つ助言を与えてくれます。――この「人間的な深み」から引き出される「真の心遣い」は、簡単に真似できるものではありません。この能力はINFJを、尊敬と羨望の的にするはずです。
INTJの場合
INTJといえば「インテリジェンス」という印象が付きまといます。ですが、真に羨むべきなのは「彼らの知性」ではなく、その裏にある「知性への飽くなき執念」でしょう。
INTJは、有効に利用できる知識と、その知識の「仕組み」への理解を深めることを絶えず求めているパーソナリティです。本を読み漁り、論文を読み漁り、知識を貪欲に飲み込み続ける彼らの執念は、常軌を逸しています。――この執念深さなくして、「インテリジェンス」というイメージは誕生しないのです。
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