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もくじ
MBTIにおける第三機能とは
MBTI性格診断における、第三機能とは、MBTIの中でも最も異なる理論が提唱されているような機能となっております。一説では、三番目に使う機能という認識もありますが、一説では主機能を表面上で補助するような機能と言えるでしょう。
このように、多くの議論がなされているような第三機能ですが、今回は第三機能について多くの文献・解釈を紹介します。
第三機能について
第三機能(Tertiary function)は、心理的には三番目に使えるような機能と言われています。
実際には、補助機能より日常で使用する(使用せざるおえない)機能という解釈もあります。
第三機能は「こども機能」や「永遠の10歳」という別名もあります。すなわち、幼少期に身につけるような機能ですが、自身の中に苦手意識がありながらも身につけている、といった心理機能でしょう。
本来、補助機能は得意な心理機能であり、開花した場合には二番目に使う心理機能ですが、そうではない場合には第三機能をそのまま使い続ける形になります。
例として、ENTP型をあげて一つ説明します。
ENTP型の第三機能は外向的感情ですが、ENTP型の人は有名なキャラでいうとドラゴンボールのセルやHUNTERxHUNTERのヒソカ、TheWalkingDeadのニーガンのように、ポーカーフェースでユーモアに溢れるタイプですね。
イメージとしては社交的で、ジョークをよく言ったり、頭の回転が早く即興性のある喋りをします。
ENTP型の人は自身を「コミュ障だ」ということが多々あります。彼らは実際に外向的感情に苦手意識を持っているものの、幼少期に生きていく上で身につけており、表面上は外向的でコミュ力が高く感じるのですが、実際に本人は苦手意識を持っており、本当に自身のことをコミュ障と感じています。
このように、第三機能は周りの人から見ると身につけていそうだけど、実際には自分の中で疑いがあるような機能である、ということが一説として言えるでしょう。
第三機能の働きについて
第三機能の働きは、主に社会的にも安定するような時期、具体的には30代で身につけるような機能という説もあります。これに関しては様々な説があり、上記で説明したように幼い頃に苦手意識を持ちながらも身につけている説もあります。
したがって、「30代で苦手意識を克服することができる」という解釈もできるでしょう。
第三機能と補助機能のバランスを取ることが、人生における安定や利益を得るきっかけとも言えます。第三機能をうまく働かせられるシーンは、補助機能の欠点が作用するようなシーンといえます。
第三機能は通常、その人の長所になることにはほぼないと言われておりますが、それなりに機能します。例としてENTP型を考えた場合に補助機能は内向的思考(Ni)ですが、この対極にある外向的感情(Fe)です。
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