MBTI

【MBTI】16タイプの外観について(F型 – 感情型編)

16タイプ性格診断とは?

ユングのタイプ論に基づいた性格診断テストでは、あなた自身の性格タイプを知り、自分自身や周りの人々を理解することにつながります。MBTIや16TEST、16Personalitiesなど様々な性格診断がありますので、まずは試してみませんか?


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各パーソナリティタイプの優勢機能、及び補助機能が第一印象に及ぼす影響はどんなものでしょう。以下、パーソナリティタイプ別にご紹介していきます。

ESFJの外観について

ESFJは、人間の行動のパターンを観察する達人です。彼らは人々について学んだすべての情報を駆使して場に調和を生み出したり、チームの士気を高めることに貢献したりします。簡単にいうと彼らは、コミュニケーターであり、インフルエンサーです。

多くのESFJは、具体的で現実的な手段を用いて人々やコミュニティを支援したいと考えています。そのため彼らはスポーツチームの監督など、共通の目標を達成するために人々を導き、指示する職種に適性があります。そんな彼らの、細部へ注意を払う目と秩序を保とうとする能力は、人々を組織する際に大いに役立ちます。

また彼らにとって、思い出を作ることはとても重要です。彼らは自分たちの生活の中に、新たな伝統と「ハイライト」を作り、毎年それを繰り返すことを好みます。

ISFJの外観について

ISFJは詳細にこだわるタイプであり、とても誠実で一貫性のある人柄で知られています。そんな彼らは、過去に積んだ自身の経験と今ある情報を比較して、現在の正しい姿を認識することができます。このため彼らはすぐに、過去とは違っている変化が起きた点と、正常でないパターンに気づきます。

彼らは、彼らにとって個人的に意味のある経験について、鮮明な記憶を持っている傾向があります。そしてこれらの記憶を、頻繁に頭の中で再生することが好きです。

またISFJは意思決定の際に、自分の大事な人々にとって、何が最善であるかをよく考え、それに基づいて決定を下します。とはいえこれは同時に、家族や友人のニーズばかりを優先し、自分のために時間を割くことを忘れるということを意味します。なのでISFJに、一人で過ごす時間を与えることは非常に重要です。

ESFPの外観について

ESFPはカリスマ性と同時に、実用性を備えています。彼らは冒険やスリリングな事柄に憧れていますがISTPほどの予測不能さはなく、とても親しみやすい人柄で、気楽な魅力があり、多くの友人になっています。

彼らは瞬間の中に完全に溶け込む方法を知っている、非常に現実的なパーソナリティです。彼らは現実と調和しているため、一般的に素早い反射神経を持っていて、突然の変化に迅速かつ正確に対応することができます。また彼らはあらゆる経験に楽しさを見出そうとし、何事も楽しもうとする姿勢を持っているので、高い順応性と楽観性を保有している傾向があります。

しかしそんなESFPは補助機能として「内向的感情」を保有しているため、とても主観的であり感情に左右されやすい側面を持っています。つまり論理的な思考は得意ではなく冷静さを欠きやすいため、時として交渉が通じないことが起こり得るのです。

ISFPの外観について

ISFPは現実的である反面、理想に生きるパーソナリティです。彼らは社会的な倫理と、個人的な価値観とを巧く調和させて生きています。それは彼らにとって不可欠なプロセスであり、そして彼らは社会と折り合いをつけながらも、可能な限り自分が自分に対し正直であることを常に試みています。

彼らにとって、誠実さは非常に重要です。彼ら自身は常に正直であろうと努力し続けていますし、他者にも誠実であることを求めています。そのため、彼らは他者が吐いた嘘にすぐ気付く鋭い嗅覚を持っています。嘘発見器とは、まさに彼らのことでしょう。

また彼らは客観的であり、事実や目に見える現実にのみ頼って、現実的な意見を導き出します。時に彼らは性善説的な見方をするかもしれませんが、とはいえいざという時は自らの手を汚すことを恐れず、自ら最前線に立って問題の対処に当たるでしょう。

INFJの外観について

INFJはINTJと同様に、優勢機能「内向的直観」を介して情報を吸収、処理していきます。それゆえマクロな視点を介してデータを整理し、将来の影響と今後の展望に関する可能性に気付きます。

しかし世界という事象がどのように変化していくのかに注目するINTJと違い、INFJは人々の関係とそこにある意味がどのように変化していくのかに注目します。INTJは未来を見つめ、未来について考え、人々にとってよりよい未来を迎えるために今は何ができるのかについて、思いを巡らせることを楽しんでいます。

またINFJは、補助機能「外向的感情」を介して意思決定を下します。彼らは、それぞれの選択が他の人にどのようにプラスまたはマイナスの影響を与えるかを、常に懸念しているのです。

彼らは調和を気にし、士気を維持し、周囲の人々の感情を改善するよう常に試行錯誤を繰り返しています。この傾向により彼らは、カウンセリングの分野に興味をしめすことが多くなります。

ENFJの外観について

ENFJは周囲の人々をよく観察し、人間に対するある種の哲学のようなものを持っています。そんな彼らは社会の仕組みを理解していて、コミュニケーションと指導の能力に長けています。

彼らは非常に共感的であり、特に相手が隠しているものを見つけることができます。嘘や秘密だけでなく、潜在能力や才能もENFJは見抜いてしまうのです。ゆえに彼らはその気づきを糸口に、深く有意義な関係を人々との間に築いていきます。

またENFJは補助機能として「内向的直観」を保有しているため、将来の可能性や、影響について考えることを楽しんでいます。彼らは今日よりも明日に焦点を当てており、ほんの少し野心的で、将来への理想と希望に固執します。

そして彼らは「内向的直感」により更に深いレベルで他者に共感し、彼らの感情がどこから来たのかを理解するために、様々な視点や角度から、状況を見なおす傾向があります。

ENFPの外観について

ENFPは、独創性溢れるクリエイティブに富んだパーソナリティです。

ENTPと同様に、ENFPは周囲の環境を注意深く観察して、未知の可能性や議論の機会、新しいアイディアの源泉を探しています。そして彼らはブレーンストーミングを取りまとめることと、繋がりがないように思える事象の中にある核された繋がりと関係を見つけることが得意です。

またENFPは創造性と創意工夫に加えて、個人的な価値観と倫理観をとても大切にしています。そのため彼らは人間関係に真正性を切望し、自分と他者、つまりお互いに良い影響を与えあえるような世界を作りたいと願っています。

そしてENFPは日常生活の中で、人々との調和と親善を大切にします。彼らは他者のニーズに応えたり、環境に順応することが得意で、温かく協力的な人柄に見える傾向があるでしょう。しかしそうは言っても、彼らは自分の置かれている状況に誠実さや寛大さが欠けていると感じたときには、態度を一変させます。不公平性のある意見には勇敢に立ち向かい、物議をかもすような話題を持ち出すことを厭いません。

INFPの外観について

INFPは、独創性を重視する想像力豊かな理想主義者です。彼らは将来起こりうる様々な出来事を想像することを楽しんでおり、しばしば組織やコミュニティに改善と理解を促すキッカケとなる人々となります。

彼らが何かに情熱を注いでいるとき、INFPは彼らの理想を実現させるために、大きな決意をもって懸命に働くことができます。

またINFPは、すべての人が自分自身を自由に表現する権利を持っていて、それが認められるべきだと強く信じています。そんな彼らは他の人の感情的および心理的ニーズにすぐ気付き、ニーズに応えようと行動に移します。

そして恋愛においてINFPは精神的な繋がりの深さと、誠実さを重視し、共通の価値観と倫理観を共有する人を探します。

性格診断をもっと知りたいあなたが読むべき3つの書籍

①MBTIへのいざない - ユングの「タイプ論」の日常への応用


16タイプ性格診断 - MBTIを知りたいあなたは絶対に読むべき1冊。入門書としても応用本としてもトップクラスに評価されている本で、お値段こそすこし高いですが基本的な考え方を体系的に説明してくれている1冊になります。1冊目を探しているあなたにも、ざっくり理解しているあなたも必読です。

②ユング心理学でわかる8つの性格



心理機能を知りたいあなたへお届けする1冊になります。16性格診断を勉強しているとFeやNiといったアルファベットが出てきますが、そのようなアルファベット(心理機能)を理解することで16性格診断を理解することができます。この本も入門書としてはとても優秀で、オススメの一冊です。

③新版エニアグラム【基礎編】


9タイプ性格診断 - エニアグラムを知りたいあなたは絶対に読むべき1冊。エニアグラムの本は数多くありますが、筆者はこの本が最も理解しやすく感じました。9タイプの特性をまずは理解したいあなたに、エニアグラムをもっと理解したいあなたにオススメの一冊になります。


ABOUT ME
魔王
「今すぐ使える心理学」を立ち上げた張本人であり、過去に性格心理学の研究・恋愛心理学の研究を行なっている中で、誤った知識が世の中に蔓延していることに課題を感じ、学術レベルで心理学を学び、企業向けにコンサルティング業務を行っています。 - 九州大学出身、「性格心理」や「芸術」について学ぶ。性格心理学を用いた製品開発やチームマネジメントの第一線で活動中、現在メディア事業部マネージャーとして性格心理学を実践しています。