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【MBTI】Apple信者が語るスティーブ・ジョブズ(steve jobs)のMBTI

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スティーブ・ジョブズのタイプ論については、諸説ありますが、製品のこだわりから、ISTP型であるという見解や、冷酷なリーダーという印象からENTJといった見解がネット上には溢れています。

では、実際にユングの心理機能に基づいて、はたして本当にISTP型だったり、ENTJ型だったりするのか?という話をしたいと思います。

ジョブズとカリグラフィー・デザイン

まずは、スティーブ・ジョブズに関して彼がデザインに対する細かいこだわりを要求していた点からISTP型だったという見解について触れておきます。

このISTP型であるという見解は世界的にも最も主流な見解です。彼が入った大学の中で最も熱中して受講した講義と言われるカリグラフィーに対し、伝統的かつ芸術的な文字の世界に心を奪われたといったように、外向的感覚(Se)を強く刺激するような体験をしています。

その後、かつてのコンピュータでは考えられないような発想をします。マッキントッシュに美しいタイポグラフィを導入させることをしています。私たちの使うイラストソフトや文字ソフトに文字の調節機能やフォントの機能がありますが、ジョブズが発想しなければもしかすると、生まれてなかったかもしれないですね。

また、シンプルにジョブズは、細かい部分にもこだわりを持つような芸術思考なところからISTP型と見る見解に至っていると考察できます。

Se型を顕在的に強く持っているタイプは、ISTP,ESFP,ESTP,ISFP,ENFJ,ENTJ型となっています。

ジョブズは手を動かしていない司令官?

ただ、ジョブズがどのように知覚していたかをここで語り切るのは浅はかでしょう。仮にISTP型だと仮定すればISTP型の心理機能は順番にTi Se Ni Feといった形になります。すなわち、人の気持ちを考えるのは苦手で、絶対的な何かを肯定しているような生き方をしているはずです。そこまでは理解できそうですよね。

さて、ここで課題ですがスティーブ・ジョブズは、自分で手を動かすのはあまり得意では無いという話で、実際に動いているのはウォズニアキやジョナサンアイブといった仲間だったという話もあるでしょう。おそらくこの点がENTJっぽく感じる部分なのかもしれないでしょう。

ちなみに相方のスティーブ・ウォズニアキ(Appleの原型のコンピューターを生み出した人)はENTP型と言われており、ジョナサンアイブ(Appleのデザインを生み出している人)はISFP型と言われています。

また、Appleに対する熱量を感じられないような社員をいきなりクビにするような冷酷さがENTJのような点を感じるというのは、筆者もわからなくは無い気がします。

ジョブズの最も偉大な点は?

ではスティーブ・ジョブズの偉大な点・最も特徴的な点は、デザインに対するこだわりだったのでしょうか?それとも、圧倒的指令性だったのでしょうか?

MBTIでは、第一機能~第四機能までありますが、年齢とともに克服されていきつつあるという説もあります。だからこそ、MBTIでのテストで判別をする基準はその人の最も特徴的な部分から説明する必要があります。

もし若い頃から、圧倒的指令性を持つことができていれば、ジョブズは会社をクビになっていなかったかもしれないですよね。

おそらく、ジョブズは悟りに重ねることで、限りなくバランスのいい人間に近づこうとして心理機能も成長し、諸説生まれているのかもしれませんね。

それでは、何故ジョブズがENTJやISTPではない可能性があるかという仮説を当ブログで立てたかという話に入っていきたいと思います。

まずスティーブ・ジョブズの基本的な考え方は「絶対なものはない」という発想です。

これは知覚機能は外向的直観(Ne)を判断機能は内向的思考(Ti)で説明している言葉となります。他にも

多くの人が大好きな「Connecting the dots」の発想です。ちなみに対照的な内向的直観(Ni)と外向的思考(Te)で考えた場合には、「未来は必ず決まっている」という点から思考が始まります。

ジョブズといえば、未知なるものを次々と生み出せる発明家としてのセンスです。

appleⅰもものすごい発明ですが、ガラクタと化した製品を含めても、ものすごい数の発明をし、未知なる未来の可能性を直観し続けていたと思います。その結果、今日私が使っているMacbookやiPad、iPhoneといったハードウェア、AppStoreやiTunesといった今日のインターネットやSNSを支配する仮想世界への扉を作り上げることができた。この点が、外向的直観・内向的思考の発想でしかあり得ないという点に注目します。

外向的直観・内向的思考(NeTi)のペアを扱うのは、INTP型とENTP型であり、内向的直観・外向的思考(NiTe)のペアを使うのはINTJ型とENTJ型になります。

当ブログが何故ENTJ型ではない可能性を感じているかといえば、それはNiTeの思想で言えば計算された中で上手くやっていこうとするような発明家というよりも戦略家としての色が強くなるからです。

オラクルの創業者である、ラリーエリソン氏は

「ジョブズはエジソンであり、ピカソだった」

という風にも語っています。ちなみに、エジソンもピカソもMBTIではENTPであるとされています。

そして、ジョブズの名言の多くに深みを感じたことはないでしょうか?あなたは、ジョブズの発言をストレートに理解することができますか?NeTi型の特徴として、発言に余白を持たせることで、相手に考えさせようとする意図を感じることがあります。つまり、発言自体に言い切ることがないのです。 この点はENTJやINTJのようなNiTe型と異なる点としていえるでしょう。

ジョブズもまた、ENTPであるという理由

当ブログでは、スティーブ・ジョブズはENTP型であると考察します。その理由は最も特徴的な機能が未知数な未来への先見の明といえる外向的直観(Ne)であり、それを深く洞察したり言語化するようなことができる才能(内向的思考Ti)であるからです。

では主機能と補助機能を踏まえて、つじつま合わせ的にENTPである理由を説明していきましょう。

若い頃に不潔だといわれていたり、自分は遅刻をする

スティーブ・ジョブズは指導者として、Appleに復帰後、社風を一新するために厳しい側面を見せていたと言います。この点は外向的思考(Te)を使っているようにも思います。

確かに人には厳しく周りをまとめるようなところはありますが、規律を守るイメージや清潔感のあるイメージを持っていますか?少なくとも、彼がアタリで働いていた頃には悪臭が漂っていたと言われています。また、遅刻をすることも多かったと言われています。

この点から、弱い心理機能に内向的感覚(Si)を持っているという風に考察します。Siを劣勢で持っているのはENFPとENTPです。ルールを破るからこそ、独創的な発想をすることができるという風に捉えることもできます。

言いたいことがコロコロ変わる

この点がENTPであると判定する第二の理由です。スティーブ・ジョブズは言いたいことを言いますが、言いたいことを180度変えるようなタイプです。

内向的直観・外向的思考を使っている場合には、必ず正しい理論というものがあるものとして考えるので、180度意見を変えるというような柔軟性は持っていません。(その分実行力があります)

「正しいと思ったことを私の意見にする」

といった発想が、まさに外向的直観・内向的思考を使っているソレといえるでしょう。

「お金は重要ではなかった」と言ってしまうところも、効率成果主義のNiTeの発想には背いてしまうかもしれません。

また、3:00頃にある、「私がApple社を去った後、スカリーは深刻な病に侵された、アイデアを出してしまえば9割完了していると考える」という発言ですが、これこそがNiTeの発想になります。

サプライズが大好き

Apple製品を開封したことはありますか?特に注目していただきたいのは、その箱だったりします。なぜかAppleの箱を開封する時にワクワクしませんか?

このような些細な仕掛けをジョブズはこだわっていました。実際に作っているのは、Appleのパッケージに関する専門デザイナーではありますが、箱の開封のために多大な研究を行い、新製品を開封する顧客の心を考え、箱の開封に関するこだわりを持っていたと言われています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ABOUT ME
魔王
「今すぐ使える心理学」を立ち上げた張本人であり、過去に性格心理学の研究・恋愛心理学の研究を行なっている中で、誤った知識が世の中に蔓延していることに課題を感じ、学術レベルで心理学を学び、企業向けにコンサルティング業務を行っています。 - 九州大学出身、「性格心理」や「芸術」について学ぶ。性格心理学を用いた製品開発やチームマネジメントの第一線で活動中、現在メディア事業部マネージャーとして性格心理学を実践しています。