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内向的直観とは、ユングのタイプ論の中で語られる心理機能のうちの1つですが、内向的直観(Ni)とは、決断力や決定力とも繋がっているような心理機能であり、正しいことや物事の原理や法則などを閃くような心理機能です。漠然とした世界の中で、1つゴールを設計するような能力であります。
内向的直観は、シャワーを浴びているときにいいアイデアが降りてきたときのように突然の閃きとも言えるでしょう。直観は基本的には無意識の中で情報が統合されていることから、理解することが難しいこともあるでしょう。
もくじ
内向的直観(Ni)の特徴
内向的直観を持っているパーソナルタイプはINTJ、INFJ、ENTJ、ENFJとなります。その中でも主機能として主に使っているタイプはINTJとINFJであり、補助機能として使っているタイプはENFJとENTJになります。
内向的直観(Ni)は、自分の外にある世界(すなわち社会や他者)に集中しているような外向的な心理機能である、外向的直観(Ne)とは対照的な機能で、自身の方向に向いており、アイデアや思考など自身の内部の答えを導き出すような心理機能になります。
内向的直観(Ni)を持っている人々は、計画性を持ち、未来に焦点を合わせることを好みます。そして、Niをよく使っている4タイプはそれぞれ分析的に物事を見ることが得意でしょう。
内向的直観と外向的直観に共通するのは物事の境界線を定義する能力とも言えるでしょう。例えば、外向的直観型のタイプは世界の原理や法則の定義を厳しく吟味するような傾向があります。一方で、内向的直観は、自身に向いた直観でありますので、「自分の進むべき道」や「自分が生み出したアイデア」といったものの境界線に厳しくなると言えるでしょう。その結果、内向的直観をよく使うパーソナルタイプは基本的に物事を計画的に行うことに長けていることが多いでしょう。
NFJタイプの内向的直観(Ni)
NFJタイプは内向的直観(Ni)で情報を知覚し、情報処理に至っては内向的感情(Fi)や外向的感情(Fe)を使います。内向的感情とは、自身の価値観や世界観をベースにするような心理機能であり、主観的な自分の思いや感情を意味しています。一方で外向的感情(Fe)は周りの人の気持ちを考えたり、潤滑油のような役割をすることで調和をもたらす心理機能です。
NFJタイプはNTJタイプが外向的思考と組み合わさって情報を処理していることに比較して、感情機能(F)と結びつくことで情報を処理しますので、主に人間関係や社会性、協調性といった問題を瞬時に理解することが得意であることが多いと言えるでしょう。そのため、NFJタイプは人と人が繋がる上でのリーダー的存在になることも多いタイプと言えます。
NTJタイプの内向的直観(Ni)
NTJタイプの内向的直観(Ni)は、NFJタイプのように外向的感情や内向的感情とは異なり、外向的思考を使うことで処理をします。
外向的思考とは、物事を客観的に考え、経験や過去の前例など外的な情報から効率的に論理的に情報処理をするような心理機能になります。NTJタイプの多くは経営者やCEOタイプに多いと言われていますが、これは内向的直観と外向的思考の組み合わせともいえるでしょう。
すなわち、内向的直観を使うことで自身の計画の将来を長期的に見据えた上で、効率的・論理的にそれらのビジョンを実行することができます。内向的直観には危機回避能力も含まれていますので、中長期のビジョンを描く上で、内向的直観が得意な心理機能であることは優位に運ぶことでしょう。
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