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一部には、相手に罪悪感を抱かせることを得意としている人がいます。相手がするどんな行動にも巧みにケチをつけて、相手に罪の意識を植え付けるのです。
この幼稚な行動に対して「そんなことばっか言ってさ……お前、馬鹿じゃねぇの?」と一蹴できる人もいますが、悪意ある言葉を真に受けて落ち込んでしまう人もいるでしょう。
それでは、今回は罪悪感を植え付けてこようとしてくる相手にどう対処するのかを、パーソナリティタイプ別にご紹介していきます。
ESFPの場合
ESFPは悪意に晒されたとしても、意に介さないという顔でいつも通り笑っているかもしれません。しかしESFPの内心は複雑なものであり、顔は笑っていながらも、心の奥では動揺していることがあるでしょう。
とはいえ、ESFPがその本心を打ち明けることは稀です。小さな悪意をぶつけられた程度では、自分の力だけでどうにか折り合いを付けようとするでしょう。動揺が大きい場合には、友人や家族などに向かって”愚痴”という形で吐き出し、慰めや助言といったサポートを求めるかもしれませんが、なかなかそこには至りません。
ただし、ESFPが苛立ちを決して露わにしないわけではありません。何かしらの悪意ある攻撃を受けてESFPが動揺してる時に、また似たような攻撃を受けて茶化された時には、ESFPは怒りを露わにしたり、舌打ちというようなかたちで苛立ちを表現するかもしれません。
またESFPは、貶めたり傷付けたりするような言葉を用いて、相手を支配しようとしてくる人物に遭遇した時、かなり強烈な怒りを見せるでしょう。自分の判断基準で動くことを大事にするESFPは、誰かに支配されるようなことが嫌いなのです。
ESTPの場合
客観的な視点から合理的に物を考えるパーソナリティではあるものの、ESTPは非常に喜怒哀楽の感情表現が豊かなタイプでもあります。
そして”瞬間に同化する”というESTPの性質も相まって、その場に険悪な雰囲気が漂っていたり、ESTPを悪く評する誰かがいる時、ESTPはその影響をもろに受けてしまいます。
また友人や家族、恋人といった親しい人々をとても大切に思うESTPは、その親しい人から悪意ある攻撃を受けたときに、ひどく動揺してしまうでしょう。日ごろESTPは親しい人を喜ばせようと努力しているからこそ、その努力が間違っていたのではないかと不安に感じてしまうと、それがキッカケで自信を無くすこともあります。
ISFPの場合
ISFPは悪意に影響を受けやすいパーソナリティであるといえます。それが自分に向けられた悪意でないとしても、誰かが近くで別の誰かを悪く言っているのを聞いてしまった時には、ISFPはとても不愉快な気分になります。となればそれが自分に対する攻撃であった時には、動揺は計り知れないでしょう。
しかし、ISFPは立ち回りの上手いパーソナリティです。そもそも「誰が信用できるか、できないか」「誰が精神的に大人であり、幼稚であるか」を見極めることが得意なタイプでもあります。なので、人の足を引っ張ることが好きな人物、ないし信用できない可能性のある人物をあらかじめ避けることができるでしょう。
悪意に晒されるリスクを事前に避けられるISFPは、悪意に影響を受けやすいパーソナリティでありながらも、悪影響を受ける機会が少ないでしょう。
また「他者は他者、自分は自分」という線引きがシビアである傾向をISFPは持つため、なんだかんだで悪意ある攻撃を受けたとしても「他人の行動にいちいち口を出すなんて、幼稚な人だな……」と悪意を撥ね返すことができるかもしれません。
ISTPの場合
ISTPは感情を最も軽視するパーソナリティの一つです。そのため通常は幼稚な相手など無視してしまうため、余計な罪悪感を植え付けられることはないでしょう。
また客観的な視点からものを考え、事実に基いた証拠から判断を下すため、誰が不誠実であり相手にすべきでないかを認識することができます。なので事前に、揚げ足取りをするといった幼稚な行いをしかねない人物はリストアップして、深い関わりは避けるよう徹底することでしょう。
以上のような特徴から、ISTPは「他者にどうこう言われようと、それが事実であると確認できない限りは、徹底的に無視を貫く」ので「他者の言動による悪影響を受けにくい」となります。
ESFJの場合
より多くの人を喜ばせることに執心するESFJは、多くの人々の顔色を伺うからこそ、簡単に罪悪感を覚えてしまいがちです。悪意を持って近付いてくる相手がいれば、尚更にESFJは自己嫌悪に陥ってしまうでしょう。
誰かに気遣いをすること、誰かにお節介を焼くことを生き甲斐にしているともいえるESFJは、尽くした相手から「感謝」というフィードバックが返ってこないと「自分は何か過ちを犯したのかもしれない」と不安を感じてしまいます。となれば「不平不満」や「陰口」といったかたちでフィードバックが返ってくれば、ESFJの不安感および罪の意識は計り知れません。
この罪悪感はESFJを動揺させ、彼らから簡単に自身や自尊心を奪うことができます。遂には人間不信を招くかもしれません。
ESTJの場合
ESTJは愛する人々をとても大切にし、尽くすパーソナリティです。そのように忠義を尊ぶESTJは、組織やコミュニティに対して忠誠心のない相手を自然と見抜くことができます。そのため「相手に罪悪感を植え付けようとしてくる」という幼稚な相手の魂胆をESTJは早い段階で気付くことができ、そういった人物は相手にもしないでしょう。
しかし、不当な指摘であるとしてもESTJは「あなたのやっていることは間違っている!」ということを面と向かって言われると、実際に「自分は間違っているのかもしれない」と思い込んで、傷付いてしまうでしょう。
ISFJの場合
ISFJは周囲に居る人々を大切にし、彼らを幸せにするために齷齪動き回るパーソナリティです。そんなISFJは常に周囲の人々の様子を伺い、表情や雰囲気をチェックしています。これは良くも悪くも「過敏」な傾向をISFJにもたらしてしまうでしょう。
ちょっとした不満や悪口を聞いてしまった時に、ISFJは「自分が何かミスを犯したのだろうか」と非常に不安になり、落ち込んでしまいます。これが特に親しい人からの言葉であった場合、ISFJの落ち込み度合いは深いものとなるでしょう。
一度感じてしまった不安感や、陥ってしまった自責を脱却するには時間がかかります。笑い飛ばせる日はいずれ訪れますが、うんと長い時間がかかることでしょう。
ISTJの場合
ISTJは、論理的根拠に焦点を当てて考え、行動します。そのため、罪悪感を相手に植え付けようとしてくるような、感情的行動の極みであり、幼稚であれば生産性もない行動に構うことはないでしょう。なので基本的に、ISTJがこのような行動に惑わされることは滅多にありません。
ただし、ISTJの愛する人々がISTJに対して悪意を向けた時には、話が違ってきます。ISTJは愛する人々の為に精一杯尽くしますが、その相手がISTJの努力を認めないような態度を取った時には、ISTJは困惑してしまうでしょう。これによりISTJの中に自己嫌悪が発生することがあります。
しかしISTJは感情により判断を完全に狂わせることは、少ないと言えるでしょう。彼らは客観的な視点から現状を見極める努力をし、本当に自分の努力が足りていないのかどうかを疑います。なので相手の言葉が「不当である」と思えた時には、相手にその旨を伝えるでしょう。
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