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【MBTIとユングの心理機能】外向的思考(Te)の特徴

外向的思考(Te)とは、物事を考える時に自分の外の世界、すなわち外界に対しての心理機能であり、判断として感情論ではなく論理を追求する思考型であるため、自分に限らず世界全体に適応することのできる理論や原理原則、効率的であり合理的な意思決定に関する心理機能と言えるでしょう。

外向的思考(Te)は、乱雑な事実や状態を、秩序正しい状態へ変化させるために、ルールや仕組みづくりを行うことを得意とします。外向的思考は、明瞭さを大切にしており、ルールや仕組みにおいても、客観性・公正さを追求し、定量的に評価できる形にします。定量的に評価できる形であるために、公平な競争における勝者・敗者を明確にする心理機能でもあります。

外向的思考は、普遍的であり、客観性のある判断を行います。そのために公平性に基づいた秩序を見出し、自身のルールづくりや組織化にも応用することでしょう。外向的思考は競争強さにも相関する心理機能であり、ナポレオンのような強い競争のリーダーは外向的思考に優れているとも言われています。

外向的思考は、活動のすべてを知的な結論に応じさせる。最後の手段は、常に客観的データに基づいている。外向的思考は、客観的現実、または客観的な方法論を用いることで、自身だけでなく自身に関する環境全体を支配する原則にまで高める。カール・ユング

ユングによると、外向的思考は、自分だけではなく周りの人を巻き込んだルールや仕組みづくりの上でポイントになる心理機能であり、内向的思考が独自性のある方法を編み出す心理機能であることに対して、客観的かつ普遍的な物を作り出す思考になります。

外向的思考は内向的思考と比較して、自分だけではなく周りの人にも適応することのできる構造や組織化を意識した心理機能であり、外向的思考を持っている人は何を持って正義なのか、何を持って公正であるかといった具合に客観的評価に興味関心を持っています。そのため、作り出すルール等はこのような視点を汲んだ物であることが多いでしょう。

外向的思考(Te)を持つ人の特徴

外向的思考を第一機能に持っているタイプはENTJ、ESTJの2タイプであり、外向的思考を第二機能に持っているタイプはISTJとINTJの2タイプになります。

外向的思考に優れている人の特徴として、物事を明確に、客観性を持ち、そして第三者が評価できる形で仕組みづくりやルールづくりをすることができる点です。秩序正しく、規律正しさを追求する外向的思考に優れていることはビジネスマンとして必要な資質とも言えるでしょう。実際に、外向的思考に優れているタイプは収入が高いということがわかっています。

外向的思考は思考を整理すること、説明するために、第三者が理解できる形に整形することも得意としており、グラフの使い方、図表、フローチャートなどをうまく使うことで、周りの人が理解する資料を作成することができます。文章の流れを上手く組み立てることも得意としており、円滑に物事を伝えることができるのも、外向的思考の特徴でしょう。

回答の分かりやすさを重要視するような小学校・中学校での学校教育での「頭の良さ」にも外向的思考に相関性があり、外向的思考に優れているタイプは、学業の成績が優れている人も多いでしょう。理論・原理原則に重きが変更される高校以降の学業においても、効率的に楽手することを得意としますが、複雑な物事をシンプルに本質を突く内向的思考がこの頃から優秀さを見せてきます。

外向的思考は合理的かつ、スピーディーに意思決定することができること、要点を抑えた完了主義で有ることから、塾考が足りないこともあります。深く考えるよりも、分かりやすい指標で評価する傾向にあり、度が過ぎた場合には学歴至上主義のような評価をしてしまうことがあります。

外向的思考は、実際にはモラルやマナーといった心理機能である内向的感情(Fi)とは相反する心理機能で有るために、人間に対する理解が浅くなる傾向にあり、人の価値観や感情を無視した意思決定をすることにもつながります。

外向的思考を第一機能・第二機能に持っているタイプ

第一機能に持っているタイプ: ESTJ、ENTJ

第二機能に持っているタイプ: ISTJ、INTJ

外向的思考の特徴

  • リーダーシップを発揮する
  • ルールづくり・組織化にて活躍する
  • 合理的な素早い意思決定を行う
  • モラルやマナーには理解が浅い
  • 誰にでもわかる指標を作る
  • 深く物事を考え過ぎない
  • 責任感が強く、実行力を持っている
  • 勝者と敗者を作り出す
  • 第三者に伝わりやすい文章・表現を得意とする
  • 戦略性が高く、物事の計画がしっかりしている

外向的思考を表すキーワード

客観性、ルール、組織化、構造化、原理、原則、実用性、現実性、客観的評価、指標、計画性、戦略性、責任、実行力、積極性、実力、成果主義、資本主義、順序、秩序正しさ、リーダーシップ、決断力、命令、指令性、全体主義、効率、合理性

ABOUT ME
青木 常久
「今すぐ使える心理学」を立ち上げた張本人であり、過去に性格心理学の研究・恋愛心理学の研究を行なっている中で、誤った知識が世の中に蔓延していることに課題を感じ、学術レベルで心理学を学び、企業向けにコンサルティング業務を行なったり、カウンセリング業務を行なっています。 - 九州大学出身、「性格心理」や「芸術」について学ぶ。性格心理学を用いた製品開発やチームマネジメントの第一線で活動中、現在メディア事業部マネージャーとして性格心理学を実践しています。