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ENFJはMBTIパーソナリティタイプの中でも、希少とされているタイプのひとつで、日本国内には1%も居るか居ないか……という割合だとされています。このため、日常生活の中で彼らに出会うことは奇跡ともいえるでしょう。
なので、もしもMBTIタイプ診断において「あなたはENFJというパーソナリティタイプです!」との結果が出ている場合は、その結果を疑ったほうが良いかもしれません(特にネット上の簡易診断では、ついつい等身大の自分ではなく「願望としての自分の姿」を答えてしまいがちですので……)。
それでは、あなたは本当にENTJに当てはまるのでしょうか? それを今回は確かめていきましょう!
ENFJかもしれない兆候たち
1: 手に取るように、相手の心が「読める」気がする
他愛もない会話を交わす中であなたは、相手の「本心」を見透かしてしまったことはありませんか?
微表情、ボディランゲージ、なんとも言えない空気感など……非言語的なコミュニケーションの中から、相手の感情や意図を読み取れるのがENFJの特徴です。
2: 自分の持っている可能性を極限まで引き出したいと思っている
人間的な成長は、ENFJにとって最大の喜びです。ENFJは常に自分自身を高めようと考えます。常に学び、常に自分自身を改善しようとしています。
意味も目的もない人生など、ENFJにとっては悲劇なのです。
3: 自分がすべきことを知っている
ENFJは自分の信じる信念・価値観を大事にしています。そして自分自身の生き方が自分の信念に背いていないか、定期的にチェックする時間を大切にしています。
静寂の中で、自分について考え直す時間がENFJにとっては欠かすことができないものなのです。
4: 断ることが大の苦手
誰かから頼みごとをされたとき、ENFJであれば「無理、ほかの人のとこに行って」「今は忙しい、ごめんね!」とは言えません。どんなに自分自身が忙しかったとしても、他者を軽くあしらうことができないのです。
5: 人の才能を見抜くことが得意
ENFJは、各人が持つ秘められた才能を見つけ出すことができる、特殊な「能力」を持っています。交流を通して、相手の隠された特技や興味深い癖を拾い上げることが、ENFJは得意なのです。
6: ENFJにとって他者の人生は「興味深い物語」
ENFJは真に共感的なパーソナリティです。そんなENFJであれば必ずと言っていいほど、相手の辿ってきた人生に興味を示します。
「どんな環境で育ったの?」「今までの人生の中で、一番印象に残っていることは何?」と、ENFJはしばしば友人たちや初対面の相手を質問攻めにしていることでしょう。
7: 周囲の人々が、なぜこんなにも頻繁に無意味な争いを起こすのかが理解できない
ENFJは、多角的な視点から物事や状況を見極めることができます。あらゆる人の言い分を理解できますし、あらゆる人の誤りを把握することができます。このため、ENFJ自身が声を荒らげて騒動を起こすことは滅多にありません。
そんなENFJはもっぱら、調停役を任されます。自分の主義主張だけを叫び、相手の言い分を理解しようとしない人々のぶつかり合いを見るたびに、ENFJは「なんで相手に理解を示そうという態度すら示せないんだろう……」と呆れた溜息をついていることでしょう。
8: 親になったときのENFJは、少なくとも横暴な保護者にはならない
ENFJの子育てスタイルは「寛容」という言葉で表現できます。あれをやりなさい、これをしなさい、とガミガミと命令をし続けるような子育てはしないでしょう。あくまでも、子供に主体性を持たせることを尊ぶはずです。
この子育てスタイルは、同世代の子供を持つ親たちからは皮肉を込めて「寛大だね~」と評されることがあるかもしれません。しかし、ENFJは子育てに自信を持ちましょう。ENFJのやり方であれば必ず、ポジティブで芯のある子供が育つはずです。
9: 「郷に入っては郷に従え」のスタイル
新しい環境に入った時、ENFJはその環境の「雰囲気」を咄嗟に理解し、どんな行動をとるべきなのかを判断することができます。そして自分に課されている期待も、とっさに察知することができます。
これは会社などの新しい組織に移った時だけでなく、旅行で訪れた旅先においても発動します。
10: 「常識」に挑戦することが大好き
ENFJは良識的である反面、従来の常識とされているものについては非常に懐疑的な態度を取っていることが多く、時に議論を挑むことを厭いません。一部のENFJは、宗教や政治や性のことなど、センシティブな議題に興味を示します。
また、ENFJはこういった議題に興味を惹かれるため、いわゆる「低俗な話題」には興味を示しませんし、嫌悪しているフシさえあります。有名人の不倫話など、ENFJにとっては「当事者間の問題であって、なぜ外野が騒ぐの?」という事柄なのです。
11: 人間関係が織りなす魔法に惹かれている
人間と人間が交流を試みたときに生まれる「見えないちから」に、ENFJはとても心を惹かれています。なぜ人は恋をし、なぜ人は喧嘩をし、なぜ人は誰かを嫌うのか……これらはENFJにとって、消えることはない永遠の議題です。
12: すぐに人を許してしまう
平和主義者であるENFJは仮に自分が不当な扱いを受けたとしても、そうそう滅多に怒りません。何故ならば、相手の立場や物の見方を即座に理解し、「まあ、仕方ないか……」と自分の中で踏ん切りを付けられてしまうからなのです。
また、誠実な謝罪が為された場合は、ENFJはすぐに許してしまいます。
13: 創造的な要素のない人生は、とんでもなく退屈である
音楽を奏でること。詩を書くこと。絵を描くこと。塗り絵に興じること、などなど。ENFJであれば大なり小なり、何かしらのクリエイティブな趣味を持っているはずです。
14: 表面的なものよりも、その裏に隠された「意味」に興味を持つ
表面的な意味を軽くなぞっただけでは満足しないのが、ENFJです。裏側に隠された「本当の意味」を把握しなければ、彼らは気が済みません。
表面的な行動や表情の裏に隠された「真意」を探ることこそ、ENFJにとっての最大の娯楽であり、最も興味を惹かれる事柄なのです。
15: ある意味において「霊感」に近いようなセンサーがある
ENFJの中には”虫の知らせ”のような、奇妙な直感が冴える瞬間を経験したことがある人がいます。「あの人に電話しなきゃ」と思ったり、「家族の様子がおかしいな……」と思って行動を起こしてみると、その対象の人物は援助が必要な状況にあった、なんてことが偶に起こるそうです。
このような直感、ないし不吉な予感はかなりの確率で当たるため、ENFJはこの直感を信じています。
16: ストレスが溜まっていると、厳しくなってしまう
ENFJには、周囲の人々のケアに集中する傾向があります。相手を気遣い、相手を労わることができる。それが彼らの美徳です。しかし、ストレスが溜まっている時の彼らは無感情になり、周囲にも自分に対しても無関心になっていきます。
そして「人の感情」の代わりにENFJの興味が向くのは、「人の欠点」です。あらゆるミスの原因をロジカルに突き止めることに集中するようになり、容赦なく追及し、相手および自分自身を責め立てるようになっていきます。
17: 人の名前は忘れるものの、その人の「物語」はよく覚えている
相手の名前、相手の生年月日、相手の電話番号。……交友関係の広いENFJは、これら細かい物事を完璧に覚えることが苦手です。ちょくちょく記憶違いを起こしたり、忘れてしまったりをして、相手をムッとさせることもあるかもしれません。
そんなENFJですが、彼らは人を覚える際に特殊なラベル付けを行っています。それが「相手の人生の物語」です。「寂しい思いをしていた鍵っ子だった過去を持つ、陽気なダンサー」や「学生時代にいじめられたことをキッカケに寡黙で人嫌いな性格になったものの、意外とピュアな心を持っているITエンジニア」など、相手に関するエピソードさえ思い出せれば「あぁ、あの時の人ですね!」となるのがENFJなのです。ただし、名前までは思い出せないでしょう。
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