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INFJは希少な存在で、苦しい孤独を味わっている
INFJは希少な存在です。INFJは高い理想を掲げて愛する人々に豊かな感受性で奉仕します。しかし、INFJの貢献には代償があります。INFJの貢献が評価されないとき、INFJは過小評価され、誤解されたと感じて深く傷つきます。そして、けして相手に抗議することなく誤解されたままにします。
INFJが世界に対してどれほど高尚な責任感を抱いているのかを理解している人はほとんどいません。INFJは幼い頃に世界が深刻な場所であることを学びます。INFJが成長し、社会という共同体の一員となることを切実に望み始めたとき、自分が果たすべき責任と他の人々との助け合いが必要であることを学びます。
INFJは全体像を把握しているので大きな責任を負っています。INFJは人助けが大好きです。INFJにとって最も重要なことは大きな夢を実現させることです。それがINFJの心を歓喜させるのです。夢の実現のためには仕事が必要です。INFJにとっての最大の傷、自己犠牲的な傷は、INFJが夢追求を妨げられてしまうことです。
INFJは目的がなければ、日々の生活がやや不完全である気がします。INFJは他の人々の感情に依存しない自己を持つことが必要です。他人の感情に振り回されていたのではバランスを失ってしまいます。INFJの精神的なバランスを妨げているのは、幼年期に負った深い傷です。この傷は様々なレベルの意識に存在します。顕在意識、潜在意識、そして無意識です。
INFJがその傷を負ってしまうのは何故かを正しく理解して、癒していくことで、無意識のうちにINFJが望む状態が得られるかもしれません。INFJが傷の存在に気づくようになるためには、以下のうちの1つ以上当てはまるかどうかについて自問自答してみましょう。
- 騒音や視覚刺激、または他人の感情など、特定のものや刺激に過度に敏感に感じる
- 他人を助けることにこだわり過ぎていると感じています。他の人の問題を解決してもそれ程自分の役には立ちません。代わりに自分の時間を奪われてしまいます。その結果、良い成績を上げていないことに対して疲弊し失望してしまいます。
- 自分の生活を邪魔したり困惑させたり悪い方向に導くであろう物事に対して過敏に反応してしまうので、考え過ぎではないかと言われています。
- 職場でも家庭でも周囲の人々に奉仕していますが、努力に対する見返りが充分にあるとは言えません。日常における周囲の人々との関係が一方的であるように感じています。他の人々は、自分と同じようなレベルの責任感を持っていないと感じています。
- 他人を助けることにこだわり過ぎていると感じています。他の人の問題を解決してもそれ程自分の役には立ちません。代わりに自分の時間を奪われてしまいます。その結果、良い成績を上げていないことに対して疲弊し失望してしまいます。
- 自分の存在価値を証明する必要があると感じています。そうすれば、自分でいることを許されると感じています。
INFJが家庭環境の中で抱えるストレスについて
幼少期にINFJの完璧主義的な傾向が表面化されると自分自身が不完全な存在ではないかと常に感じてしまうのです。これらは、INFJが日常的に直面している課題のほんの一部です。このようにしてINFJが傷付くことを周囲が理解してくれなければ無意識のうちに他人の感情に流されて人生に良くない影響を与えてしまうかもしれません。INFJ本来の方向性と目的を見失い周囲の無理解で理不尽な仕打ちに打ちひしがれてしまいます。
以下はINFJが家庭環境の中で精神的に傷になる可能性の高いポイントになります。
- 家族、友人、または権威ある人々から「取り残された」という感情にさいなまれる傾向があります。INFJは常に自分がここに居ていいんだと安堵できるような場所を探し求めているような気がしています。
- 全体像を把握する能力があるので常に危機感を抱いています。そのためINFJは他人を信頼するより自分の直観的なスキルに頼る傾向があります。INFJは他人を信頼する術を学ばなければ、誰を信頼すべきかという適切な判断が出来なくなるかもしれません。そのためINFJは、自己中心的なナルシストや他人への思いやりがほとんどなく、自分にとって都合のいいときだけ、他人のニーズや欲求に注目するという傾向があるといわれるソシオパス達との関係や友情につながることが多いと言われています。
- 成長するにつれて、小さな完璧主義者になるでしょう。INFJが自分自身で環境を制御することは非常に重要な性質です。しかし、そこに精神的な癒しがなければ不安と鬱が永遠に繰り返されることでしょう。
- INFJの両親の少なくともどちらか1人は身体的、心理的または感情的に子供に対して支配的であるようです。その結果、多くのINFJはその支配を受け入れます。時間が経つにつれてINFJの個人的な自己同一性を崩壊させ、ひどい場合には自分というものをすべて消し去ってしまいます。INFJは自分は誰であるか、そして何が自分を幸せにするのかわからないような気がします。
- 他人に失望させられているという慢性的に癒されていない感情は、INFJの細胞レベルで記憶されてしまいます。そして失望という偏見を通して物事を見るようになります。もし、この失望感が癒されなければ慢性疾患や重度の鬱病につながります。
短所もありますが多くのINFJは、これらの問題点を克服して、幸せで、本物の、そして意味のある生活を送っています。
INFJは、幼年期に受けた家族や権威者からの支配を乗り越えて自分自身を取り戻すことびよって健全な人間関係と他人に依存しない真の幸福が得られるのです。別のINFJは絶対的な完璧主義の女性で子供を授かることが出来なくて苦労していました。何事も完璧にこなさなければという重圧からリラックスすることや創造的に自己を表現することを忘れてしまったのも原因のひとつだったのかもしれません。
このように幼少期に受けた傷を克服し完璧主義でいなければ存在価値がないという精神的重圧を払拭することでINFJはより良い交友関係を築くことが出来るでしょう。そのヒントは以下の通りです。
①MBTIへのいざない - ユングの「タイプ論」の日常への応用
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