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INFJとは、寛大な心と強力な共感性を持った、口数の少ないシャイな夢想家です。そしてINFJはMBTI全タイプの中でも、最も稀なタイプだとされています。
そんなINFJは普通とはやや掛け離れていて、どこか神秘的な雰囲気を纏っていることが多く、ついつい他者の興味関心を引き寄せてしまいます――良くも悪くも。
少し変わっていることは彼らの魅力となりますが、反面に仇となってしまうときもあるでしょう。そして恋愛が絡んでくるとなると、不思議なINFJは日常の中でトラブルを抱えてしまいがちになる傾向があります。
以下、INFJが恋愛に際して直面する14の問題を紹介していきます。
もくじ
1: INFJは相手と感情を共有できないとショックを受け、相手に不信感を抱くようになる
INFJは優れた洞察眼を持っていて、人々の気持ちの変化にすぐ気づきますし、ひとつの物事からより多くの情報を引き出してみせるでしょう。そしてINFJは気付いたこと、感じたことを誰かと共有したいと願い、特にINFJが「これはとても重要だ!」と感じたときには、親しい人とこの気付きを共有したいと思い、にすぐ連絡を試みるはずです。
しかし話し相手が会話にノリ気でなかったり、INFJの語る言葉を軽く聞き流すような態度を取っている時。INFJはその態度にすぐ気付いてしまいますし、少なからずショックを受けるでしょう。
特にその話相手がパートナーである場合には、INFJは相手との相性を疑問視するようになってしまいます。そうして相手の聞き流すような態度が積み重なっていくと、INFJは相手に不信感を抱き、次第に自分の意見や内面を相手に打ち明けることを躊躇うようになるでしょう。
2: INFJは相手にとっての「良きパートナー」であることを強く望む。たとえ自分を犠牲にしようとも
これは「INFJこそが完璧なパーソナリティである」ことを意味しているわけではありません。良くあろうとするのはINFJの長所でもあり、短所でもあるのですから。
INFJは、パートナーと別れるという決断をあまり下さないパーソナリティタイプだとされています。というのも意見の相違や喧嘩などが起こるたびに、INFJはパートナーではなく自分を責め、自分の中に問題点を見出し、そこから自分を改めようとするからです。
INFJは、相手にとって自分が「最良のパートナー」であり続けることを望んでいます。それ故に、自分自身を責めるのです。仮にパートナーのほうに問題があったとしても、INFJがそのことに気付いていたとしても、INFJが責めるのはまず自分でしょう。
その結果、関係はズルズルと長く続きがちになります。
3: 最悪のパートナーと出遭ってしまった時、INFJは関係を脱却できずに憔悴していく
INFJの優れた洞察眼は、感受性豊かな性質に由来します。その為INFJは、とにかく周囲の人々が放つエネルギーや、環境による刺激の影響を受けやすいのです。
そんなINFJが幸いにも、素晴らしいパートナーと出会えた時。パートナーを気遣い気遣われ、支えて支えられて、良好で健全な関係を築いていくことができます。
しかし不運にも最悪なパートナーと出遭ってしまった時には、上述のようにズルズルとその不健全な関係が続いていきがちです。そのため次第にINFJは憔悴していってしまうでしょう。そして憔悴すればするだけ、INFJからは最悪なパートナーと別れるという選択肢が皮肉にも遠のいて行きます。
4: 相手との間に精神的な繋がりを築くことが出来ないと悟った時、INFJは浮気をするか、または関係に終止符を打つ
INFJはよく言えばカジュアルな、悪く言えば表面だけの浅い関係を築くことも出来ますし、その関係を楽しむことも出来ます。しかしやはりINFJが好むのは、精神的な繋がりを築くことができる関係、つまり長期的に続く深い関係なのです。
そのためINFJがパートナーに対して、精神的に通じるものが何もないと感じた場合、すっぱりとその関係を諦めることができるでしょう。
そのことにINFJが気付いたとき。INFJはすぐにでも相手との関係を断ち切るかもしれませんし。次の相手と巡り合えるまでの間、体だけの関係を続けるかもしれません。そこは個々の善性に依るでしょう。
5: 仮に最高の関係であったとしても、INFJは孤独を感じてしまう
INFJは風変りな人物であるだけではありません。INFJは高い自己認識を持っていることで知られていて、そのため自問自答をクセとしており、それが自己嫌悪や孤立感を助長する一因となります。
最高と思えるパートナーと出会えた時、INFJはパートナーとの関係に満足しているように見えるでしょう。それに実際、彼らは満足しているはずです。しかしそれでも、拭うことができない孤独感がINFJの傍には常にあるのです。頭の中では自問自答を繰り返している自分を、完全に理解してくれる人はどこにもいないだろう、と。
結論から言うと、INFJが孤独感を手放すことは難しいですし、できないでしょう。結局のところ彼らには自問自答や内省をする時間が必要であり、つまり集団や組織、家族から一時的に孤立する時間が必要なのです。課題は「INFJが孤独感を最良の友人にすることが出来るか」ということになるでしょう。
6: INFJの本心に無理に近付く行為は、関係を悪化させることにつながる
INFJの多くは、心になんらかの傷を抱えていて、それを隠すために心に壁を作っていたりします。それは人間関係で誤解を受けることを繰り返した結果、防衛の手段としてINFJが身に着けた術です。
たとえINFJと親しかったとしても、INFJの心に真に近寄ることはなかなか難しいものです。INFJは彼らが心の底から愛し、大切に思っている人々に対してでも、自分の心の内を明かすことを躊躇ってしまいがちなのですから。
そんなINFJに対して、パートナーが本音を明かすよう強く迫ると、それは関係に亀裂が走る結果となる可能性があります。
7: INFJは時に感情的になりすぎて、現実を見失う
INFJは時として感情的になりすぎてしまうことがあります。
感情的になるとINFJはあれこれ状況を過剰に分析をしはじめ、不安感を募らせます。そして不安がピークに達すると現実に対する正しい認識を見失ってしまうでしょう。それによりひどい場合には、衝動的になって過去に下した決断をひっくり返してしまいます。よくある例としては、唐突にパートナーに対して関係を解消するよう迫るというものがあります。
8: INFJは型にはまらない生活スタイルを好む
INFJは物質主義的な、または伝統的な生活に興味があまりありません。多くのINFJは金銭や地位といったものよりも、経験と精神的な成長のほうが大事であると考えています。
そのため、パートナーが伝統を重んじるタイプであり、旧来的な家庭像をINFJに大して強く求めた場合には、致命的な衝突を引き起こす場合があります。
9: INFJはゆったりとした時間の中で生きている
INFJは、変化のペースが速いような人生を送っている人々や、常に誰かと共に何かをしていなければ気が静まらない人々と、深い付き合いを築くことには苦労します。
INFJが外向的な人々と幸せにはなれない、というわけではありませんが。とはいえ精神的な繋がりを望むINFJには、同じく精神的な繋がりを望み、1対1での会話と相互理解を重視するパートナーのほうが、関係は上手くいきやすいと言えるでしょう。
10: INFJはしばしば憂鬱な気分に苛まれる
INFJはクリエイティブなタイプです。絵を描いたり、文芸にいそしんだり、楽器を弾いてみたり等、何かしらの作品を生み出している人もINFJには多いことでしょう。
そんな彼らが、自分の生み出した作品に満足できなかった時、憂鬱な気分に苛まれてしまうのです。憂鬱な気分が原因となり、スランプに陥ってしまうこともあるでしょう。
そして特に、INFJが作品に込めた「意図」を誰も理解しようとしない、もしくはINFJが理解されていないと感じている時。それはINFJが抱える憂鬱な気分を長引かせる要因となります。
11: INFJは内なる世界を積極的に他者へ明かそうとはしないが、本当は明かしたくてたまらない
INFJは外界からの刺激に耐えきれなくなると、内なる世界に引きこもるようになります。そして引きこもるたびにINFJは、内なる世界をより豊かなものへと発展させ、思慮深さを培っていくのです。それこそがINFJの強みと言えるでしょう。ですが素晴らしいものを持っているにも関わらず、INFJはとても内向的な性格であり、自分の意見等を他者に明かすことは好みません。
その一方でINFJは、他者に自分のことを理解してほしいとも強く感じています。というのもINFJは内側に、雄弁に意見を語る人格を保有していて、本当のところは自分の持ち物を披露したくてたまらないのです。
矛盾しているようにも思える精神構造ですが、しかしこれがINFJというもの。INFJは自分の意見を語ると決めたときには、普段のシャイな姿をかなぐり捨てて、毅然と意見を述べてみせることでしょう。
12: INFJは簡単に現実へ失望する
INFJは理想に生きているパーソナリティです。そのため自分自身の欲を満たすことよりも、パートナーや家族の為に尽くすことを選択します。またパートナーや家族を喜ばせるためのアイディアで、いつも頭を満たしていることでしょう。
しかしこの傾向には問題があります。ときにINFJは理想やアイディアに没頭するあまり、正しい現実への理解を失ってしまうのです。理想というフィルターを通して現実を見るようになり、そして理想とかけ離れた現実に対して容易に失望するでしょう。
理想と現実を個別に見る目を養うよう、時にパートナーはINFJに諭す必要があります。
13: INFJは自己吸収に優れている
INFJは優れた洞察力を持っていて、日常の中で起きている多くのことによく気付きます。そして彼らは、気付いた多くのことを簡単に自分の中に取り込み、糧とすることができるのです。
そして、それは物事に留まりません。INFJはパートナーからも、積極的に様々なものを取り込もうとするでしょう。パートナーが人生をかけて追い求めている何かについて、努力を重ねる姿や追及しつづける姿勢。それから情熱や笑顔、優しさなど、相手の長所を見つけては自身を顧み、そうしてINFJは成長することができるのです。
14: INFJの思いに気付くことは難しい
INFJは出会ってからまだ日が浅い時期に、相手に対して自分が興味や好感を抱いているということを伝えることや、また自身の意見を述べることをしないでしょう。というのもそういった時期のINFJに、とてもそんなことができる余裕など無いのです。
出会ってから日が浅い時期にはまず、INFJは相手の様子を観察し、相手が今は何を考えているのかを状況と照らし合わせながら、ずっと分析しています。そうして相手と自分の馬が合うかどうか、その点を見極めようとしているのです。
なので仮に、INFJが相手に対して大きな憧れや好意を寄せていたとしても、なかなかINFJはその本音を露わにはしません――当人に対しても、また友人といった他者に対しても。「この人になら本音を打ち明けてもいいと感じる」という確証が得られない限り、あくまで胸の内に留めておくことをINFJは選ぶでしょう。
また他者からINFJへ向けられる好意も、INFJは敏感に察しとります。とはいえINFJは相手から何らかのアプローチをされない限り、この場合は気付いていないふりを貫きます。
この通り、INFJは積極的にアクションを起こすタイプのパーソナリティではありません。どちらかといえば、受け身なタイプです。そして一番の問題は、INFJがこの積極性の無さを問題視していないことでしょう。
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