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ここでは各パーソナリティタイプの、正常な発達が成し遂げられず、未熟な状態で成人を迎えた場合の特徴をご紹介していきます。
あくまでも「かなり未熟な人格」の場合ですので、説明があなた自身に当てはまらない場合がありますが、ご参考までにご覧ください。
もくじ
INFJが未発達な場合
INFJは自分の価値観を押し付けるタイプではなく、また騒々しいタイプでもないので、未熟な人格の部分が前面に出ることはないでしょう。
しかし多くのINFJは自分が何かを求めていることを、誰かに伝える行為を「恥ずかしい」として困難だと感じています。特に人格が未熟の場合、INFJは嘘で自分を多い、敢えてそのニーズを隠してしまう傾向があります。
そして偽る行為は結果的に、INFJ自身の首を絞めていきます。「あの人は恥ずかしげもなく人を頼ってるうえに、いつも当たり前のように助けられているし、助けてくれた相手に感謝もしない。自分はこんなにも我慢しているというのに、なんだあの態度は!」といった逆恨みのような感情や自己憐憫を幾度となく覚え、そしてその感情に支配される度に、彼らは自己嫌悪に陥ります。
それを重ねるごとに未熟なINFJは、人間不信のような性格に変わり、他者を色眼鏡で見るようになり、ついには与えられた誉め言葉さえもネガティブな解釈で捻じ曲げ、ひとり勝手に傷付きはじめるようになります。
またこの傾向は時間が経つにつれて悪化していき、この考え方は外界に対する慢性的な不安感につながる可能性があります。
INFPの場合が未発達な場合
INFPは一般的に控えめであり、オープンマインドの持ち主であるため、他者に不快な思いをさせることは滅多にないでしょう。しかし彼らが固持している信念が、他者により脅かされていると感じたり、信念の在り方を巡って誰かと対立するような状況にある場合、彼らは過敏になり、独善的になります。未熟な人格である場合には特にその傾向が顕著になります。
また未熟なINFPは、自分の信じる意見や自分が大事にしている生活スタイルこそが至上と考えていて、そのため他人の意見に耳を貸すことはせず、そして他者の生活スタイルを時として見下すでしょう。
そして彼らは他者を非難するとき、道徳的に優れていると思われるスタンスを意図的に取り、他者の意見を不道徳または残酷だと非難するかもしれません。
そんな彼らは「自分だけが、世の中の不正と戦っている正しい人」という幻想に酔っていることが多いです。そしてその幻想を補強するために、誤解を受けていたり逆風が吹いている状態を、歪んだ認識のもとにポジティブに捉えることがあります。
ENFJが未発達な場合
未熟なENFJは、何にでも首を突っ込みたがります。部外者が関わるべきではない、デリケートな事柄にも首を突っ込み、当事者からさぞかし疎まれることでしょう。
というのも彼らは自分自身のことを「平和の構築者」と見なしていて、自分こそが全ての人にとって最大の利益となる道に導ける、と盲目的に信じているからです。
彼らは友好的であり、一見したところ包容力がある心の広い人物のように見えるでしょう。しかし時間の経過とともに、物事の進め方について意見が異なる人々が現われるようになると、彼らはその相手に対してひどく批判的になり、時として攻撃的になります。
そんな彼らは、背景に正当な理由があったとしても、調和を乱そうとする人々に対して、特にイライラします。そのため彼らは問題の解決方法として、議論を好みません。しかし彼らは議論という手段を問題解決のために採用することがありますが、それは多くの場合「議論」というカタチは成しておらず、「ENFJが、独りよがりな理論で相手を言い負かすための独壇場」となるでしょう。
ENFPが未発達な場合
未熟なENFPは気が散りやすく、自己中心的であり、自分の意見に強くこだわる傾向があります。
彼らは頑固であり、自分の考えに固執して妥協することをせず、他者に対して自分に従うよう求めるでしょう。そして彼らの意見に従わない人々は、「誤った慣習を信奉する人」または「理解のない偏狭な人」と見なされます。
未熟なENFPは、斬新性と革新性にばかり集中する傾向があるため、壊れていないシステムや正常な状況さえも「より良い方向に修正」しようとし続けています。
そして彼らは生活の中に興奮とスリルを求めていて、それが飽き性な性格へと繋がっていきます。ゆえに彼らは一貫性がなく、信頼できません。しかし彼らはアイディアからアイディアへ、そしてプロジェクトからプロジェクトへと、何もかも中途半端にしながら、興味が赴くままに次々と飛び回っていきます。
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