MBTI

ソシオニクスとMBTIを比べた5つの違い

ソシオニクスとMBTIの2つは非常に関係が深いです。似ているということからMBTIの話をしていたり、ソシオニクスのどちらかの話をしているときにもう一つの話が出てくるということはよくある話です。この2つは比較、補足の説明としてよく使われています。
クアドラ、実証的な機能、貴族のタイプなど専門的な言葉が今回はたくさん出てきますがなにごとも最初は分からないです。

ソシオニクスは人間の関係性と性格のタイプがお互いにどのように影響を及ぼし合うかを明確にしたといった内容でした。
ソシオニクスは基本的な部分だけに注目をしてみると驚きの結果が出ています。実はMBTIとほとんど同じものだと言われているのです。しかし、当然ながら全く一緒のものではありません。

ソシオニクスの自我ブロックとMBTIの機能スタック

ソシオニクスとMBTIの2つにおいて1番の違いは、関数スタックだと言われています。
MBTIを研究した人たちは私たち人間にはそれぞれ4つの関数スタックを持っているということを明らかにしています。INFJを例に上げて考えてみましょう。

INFJ機能スタック
支配的機能:内向的直観(Ni)
補助的機能:外向的感覚(Fe)
三次的機能:内向的思考(Ti)
下位機能:内向的センシング(Se)

MBTIの専門家は4つの機能が人間にどれほどの影響力を与えるのかについて考えました。各性格のタイプには8機能のスタックがありますが、人間はみんな全く違う性格を持っています。そこにMBTIの研究者は深い疑問を持っています。それを考え出したらきりがないとは思いますが研究者であれば疑問を無視することはできないでしょう。

この疑問に対して知りたい方は8つの機能すべての詳細を説明している社会学について勉強をすると良いでしょう。ソシオニクスとMBTIの違いは関数がMBTIは「スタック」ソシオニクスは「ブロック」として考えるということです。
関数はそれぞれペアとして考えます。例を上げて考えて見ましょう。

主要な機能と創造的な機能(MBTIの場合は主要機能と補助機能)は同じブロックになります。ブロックは全部で4種類あります。エゴ、スーパーエゴ、ID、スーパーIDの4種類です。各ブロックには2つの機能が含まれています。
2つの機能とは強いブロック(自我とid)と弱いブロック(スーパー自我とスーパーID)の2つ、または価値のある(自我とスーパーID)と抑制された(IDとスーパーエゴ) )ブロックの2つです。

ソシオニクスの「スタック」内の2つのブロックは強いブロック(自我とid)になります。これらのブロックは関数で表現することが簡単にできます。
他の2つのブロック、スーパーエゴとスーパーIDには弱い関数が含まれているため、助けが必要と言われています。2つの機能のうち評価されている関数が優先され、抑制されている場合には、基本的に優先度は低くなります。しかし、中には優先されるものもあります。

INTJを例として見ていきましょう。
Ni(自我ブロック)は優先される関数になります。抑制されたているものはNe(idブロック)になります。2つを比較するとNiが優先されます。
もう1つの強力なブロックはidですが、抑制されています。このブロックの機能には簡単にアクセスすることが可能ですが私たち人間はそれをあまり気にはしていません。
弱いブロックの1つとされている超自我は、私たちにとってアクセスするのが非常に難しく、さらには苦痛なことです。技術的には、このブロックには助けが必要ですが、誰かがそれを指摘すると怒ってしまうことがよくあります。
私たち人間は弱点をよく知っているため、超自我に注意を向けることは無意味だと感じます。

その一方で、スーパーIDは価値はある関数なのですが弱いブロックの1つです。
考えなければならないことは「影の関数」と説明しているものです。影の関数とソシオニクスのブロックを比較してみましょう。
idとスーパーエゴは「影の関数」では、通常とは非常に違って説明されます。
通常のスタックの実際の影ですが、ソシオニクスでは、それらの各機能は控えめで価値の低いものにすぎません。

関数が持つことができるさまざまな位置の記述方法にも大きな違いがあります。たとえば、下位機能または暗示的機能への主張は異なります。前者では、それは私たちの支配的な機能と競合のために拒否されるか、ストレスを感じている機能ですが、後者では、それは私たちの支配的な機能を補完するので、望ましいと私たちが助けを求めるものとみなされています。

関数の定義の違い

今までソシオニクスとMBTIは似ているとこの記事でも紹介をしてきましたが実はある研究者はソシオニクスとMBTIは全く別のものであると発表しています。2つのシステムは似ているものではないと考えているのです。ソシオニクスとMBTIの2つのシステムは全くの別物であり完全に分離する必要があると考えているのです。
しかし、MBTIとソシオニクスは定義が少し異なるだけで基本的に概念は同じと考えている人も中にはいます。異なる2つの方法で表現されているだけになります。そのため、関数を正確に把握をするためには関数を理解する必要があります。それだけで2つのシステムのことを深く理解することができます。

タイプグループの違い

3つ目の違いはタイプをグループ化する方法になります。
心理学者は、性格タイプをそれぞれの気質で考えてグループ化をしました。
それぞれの気質は、「守護者」(SJタイプ)、「理想主義者」(NFタイプ)、「職人」(SPタイプ)、「合理性」(NTタイプ)と呼ばれています。
SF、ST、NF、およびNTのグループは、MBTIの間で一般的に説明されているグループです。

しかし、ソシオニクスでは違うように説明されておりMBTIに慣れている人からすれば型破りで反しているように見えます。
ソシオニクスでは性格タイプを「クアドラ」にグループ化にします。
ベータ、ガンマ、デルタ、アルファの4つです。各クワドラは、同じ4つの重要な機能で分けられています。以下をご覧下さい。
ガンマクアドラ: INTJ、ENTJ、ISFP、ESFP。
ベータクアドラ:ENFJ、INFJ、ESTP、ISTJ
アルファクアドラ: ESFJ、ISFJ、ENTP、INTP。
データクアドラ: ESTJ、ISTJ、ENFP、INFP。

型間関係の違い

MBTIとソシオニクスでは理論が違います。MBTIでは型間の互換性を示唆することは全くありませんでした。
このことに関することは本に出版されているほどです。本では作者が4つの二分法のうち3つ(E / I、S / N、T / F、J / P)が共有された場所であると説明をしています。
その一方で他の研究者は、互換性に関する規範的なことについて話をしています。
互換性は何よりもまず、優先言語(抽象(N)または具体的(S)を共有すること、およびそれを超えて他の二分法を共有しないことを話しています。
研究者の中には互換性の最も一般的な考え方を話している人はたくさんいます。

関数と情報要素の違いについて

機能という言葉はソシオニクスにおいて使われていますが、MBTIでは全く異なることばで表現されています。MBTIでは認知機能(Te、Si、Neなど)と呼ぶものはソシオニクスでは情報要素と呼ばれています。

ABOUT ME
青木 常久
「今すぐ使える心理学」を立ち上げた張本人であり、過去に性格心理学の研究・恋愛心理学の研究を行なっている中で、誤った知識が世の中に蔓延していることに課題を感じ、学術レベルで心理学を学び、企業向けにコンサルティング業務を行なったり、カウンセリング業務を行なっています。 - 九州大学出身、「性格心理」や「芸術」について学ぶ。性格心理学を用いた製品開発やチームマネジメントの第一線で活動中、現在メディア事業部マネージャーとして性格心理学を実践しています。