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【MBTI】”心優しき守護者”ESFJタイプであるかもしれない、22の兆候

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直接的な手段で、人の世話を焼きたがる心優しい人々。それがESFJです。日本版MBTIマニュアルよればESFJは日本人口の約12%を占めるとされていて、最も一般的なパーソナリティタイプだとされています。

それでは、あなたは本当に「心優しき守護者・ESFJ」に当てはまるのでしょうか? それを今回は確かめていきましょう!

ESFJかもしれない兆候たち

1: 「人付き合い」をすることで元気になれる

もしあなたがESFJであるなら、この言葉は「……当たり前のことじゃないの?」と感じるかもしれないでしょう。何故ならば、あなたは外向的で人好きな性格だからです!

……とはいえ、ことはそう単純ではありません。ESFJが「楽しい」と感じる交友関係というのは、実はかなり限定的。ESFJはたしかにフレンドリーで明るい人々ですが、とはいえ「話し相手は誰でもいい」というわけではないのです。

ESFJが活力を得られる交友関係というのは「腹を割って話せるような、気心の知れた間柄」。どんな悩みも打ち明けられたり、ちょっときわどい冗談も通じる関係が、ESFJを癒してくれるのです。

2: 「家の中」は、心が安らぐ避難場所

外界というのは、必ずしも安全な場所ではありません。やたら吠えてくる犬が居たり、身勝手な敵意を向けてくる赤の他人が居たり、パンデミックが突然降ってわいてくることだってあります。

そんな外界から「逃避」する場所が、ESFJにとっての家なのです。なのでESFJは家の中を、自分の好きなもので満たしていることでしょう。

3: 「他者が今、必要としているもの」が本能的に分かる

家族や友人、恋人が家にいる時、ESFJは恐らく「相手が今、必要としているもの」を咄嗟に把握することができるでしょう。例えば、のどの渇き、空腹、寒さ/暑さ等の身体的なニーズです。

それらのニーズをESFJは、微細なボディランゲージなどによって把握します。そこから機転を利かせて、ESFJは相手の求めているものを「さりげなく」用意するのです。

4: お気に入りの思い出を、繰り返し思い出して浸ることが好き

自分の人生における「大切な瞬間」を思い出す機会は、ESFJにとって最大の娯楽の一つです。

ホームビデオを見たり、アルバムやスクラップブックを開いたり、旅行先で買ったお土産の品に触れることによって、当時の感情を思い出すその瞬間は、当時の幸せに浸ることができます。この「振り返ること」はしばしば、ESFJに「人生の中で本当に重要なこと」を思い出させてくれます。

5: 「支援をするなら、まずは具体的な行動から」

兄弟姉妹や友人が何かに頭を悩ませている時、ESFJは慰めの言葉を与えるよりも前に、まず「具体的な行動によるケア」を行うでしょう。

ESFJがよくやる行動の一つに「温かくて甘いお菓子や飲み物をそっと差し出すこと」が挙げられます。ホットココアや、チョコレートがけマシュマロトーストを差し出してから、「話を聞かせて」と切り出すのがESFJ流のやり方なのです。

6: 何らかの形で、人を直接的に助けられるようなキャリアを選ぶ傾向にある

教師、医師、なんらかのスポーツのコーチ、カウンセラーなど。ESFJは「人を育てる」もしくは「人を癒す」ような仕事に憧れたり、そういった職業に就く傾向にあるとされています。簡単にいうと「目の前にいる”ひとり”を明確に助けていると実感できる仕事」が、ESFJの性格とマッチしやすいのです。

なので反対に「直接的な実感は得られにくいものの、世界を裏で支え、大きく動かすような仕事」には、あまり魅力を感じないのです。

7: 愛する人には、海よりも深い忠誠を誓う

ESFJは一度誰かを特別に信用したり、愛したりすると、その相手を「捨てる」ことが難しくなります。何故ならば、相手に強い責任感を以て忠誠を誓い、献身を捧げるからなのです。

忠誠を誓った相手のためならば、ESFJはどんな誘惑にも打ち勝ちます。どんな不条理にも耐えるでしょうし、どんな困難に遭遇したとしても相手を守り抜くでしょう。

決して揺らがない不変の関係をESFJが求めるからこそ、彼らは相手にそれを誓うのです。なので相手から裏切られた場合には……――マグマより熱い激高を相手に浴びせることになるかもしれないでしょう。

8: 「~すべき」or「~すべきではない」の二極に偏りがち

ESFJは社会通念や道徳規範において「優等生であること」を、無意識のうちに自分自身に課している傾向があります。そのため、頻繁に自分の行動を顧みるでしょう。

しかし、この顧みる行為は時にESFJの思想に「偏り」をもたらすことがあります。これはESFJが自分の行動を顧みる時に参照するものが「TVや本、誰か著名人の発言といった”情報”」であることが多く、これらに依存してしまいやすいことに由来しています。「自分はこうだと思う」よりも「~が、ああ言っていたから、これは正しいんだ!」というのが語尾に付きやすいのです。

不健全なレベルにある時は特に「相手の立場に立って、冷静に考える」といったことをせずに、白か黒かでの答えを出したがってしまいます。

9: 安定したルーティーンがあると、安心感を覚える

毎日がいつも通り、穏やかな予定調和を迎え続けること。これはESFJにとって人生における最優先事項であり、これ無くしては安心感は得られません。容易に先が見えること、これが何よりも大事なのです。

なので「予期せぬトラブル」には大きなストレスを感じ、混乱してしまうことがあるでしょう。病気やケガが突然起こった時や、天変地異のような自然災害に襲われた時にはパニックを起こしてしまうでしょうし、そして電車のダイヤに乱れが生じた時には苛立ちを感じるはずです。

また、変化の多い生活にもESFJは疲れてしまいます。毎日変わるエアコンのリモコンの置き場所、頻繁過ぎる転勤と引っ越し、異言語・異文化の地へ一人ぽつんと放り出されること等……これらは想像するだけで胃が痛くなるでしょう。

10: 相手の本心を完璧に把握したい

透明性と信頼性。これはESFJにとって、人間関係において何よりも重要なものです。またESFJは「誰にも批判されることなく、誰もが自由に自分の感情を表現できる環境を整えること」が、平和な世界を築くための近道だと考えています。

なので、特に親しい人の心情をESFJは知りたがります。相手の本心がどこにあるのかを正確に把握し、自分と相手との間に誤解が一つもないかが知りたいのです。

ただしこの行動は時に、ガードの固いパーソナリティからは「不愉快だ!」と跳ね除けられることがあります。

12: 好きだからこそ、褒めて褒めて褒めちぎる

ESFJはあらゆる方法で、愛する相手に愛情を伝えたいと考えています。これは彼らが得意とする「具体的で実践的な行動」だけに留まらず、言葉においても表現されるようになるでしょう。

服装や髪型といった容姿を始め、細かな所作や物の考え方、趣味やセンスなど、愛情が深ければ深いほど、ESFJは相手のことを褒めまくります。相手がESFJの言葉に喜び、そしてESFJに何らかの形で愛を返してくれれば、よりESFJは喜び、また更なる褒め言葉を相手に与えるでしょう。

――とはいえ、この「褒めまくる愛情表現」をずっと続けていれば、次第に相手も「ああ、いつものアレかぁ」となっていき、いつしか特別な感情を抱かなくなるものです。相手がESFJの愛情表現を軽く受け流すようになり始めると、これはかなりのダメージをESFJに与えることとなるでしょう。

13: 規則やルール、秩序を守るほうではある

「明確に定められたルールがあると、行動の指針は明確になり、秩序が保たれるようになる」――すべてのパーソナリティタイプがこの言葉に頷くわけではありませんが、しかしESFJはこのような言葉を肯定するはずです。

「予測できないこと」をとにかく嫌うESFJは、「これにさえ従っていれば予定調和が必ず訪れる」というものには大人しく従います。道路標識はもちろんのこと、社会的なマナー、職場での暗黙の了解など、秩序を維持するために存在するルールやマナーをESFJは律義に守るでしょう。

そしてESFJはルールやマナーに従うことは、「他者へ敬意を示すこと」と同意義であると考えています。なので、ルールやマナーに従わなかったり、そこから敢えて外れる人々のことを「失礼だ」と感じるかもしれません。

14: 相談に乗ったり、傾聴したりすることが基本的に好き

他のパーソナリティの中には「たとえ友人だとしても、簡単には手を貸したくない。だから、まずは自力でどうにかしてみせなさい。話はそれから」という考えのタイプもいますが、ESFJはそうではありません。彼らは積極的に友人の話を聞き、積極的に手を貸そうとするタイプです。

相手の愚痴を聞き、相談に乗り、慰めて助言を与えること。このレスポンスをESFJは楽しいと感じていますし、ある意味においてこれを「生き甲斐」にしている人もいるでしょう。

15: 「皆が幸せになれる決断」を、可能であれば下したいと考えている

何かの決断を下すとき、その影響力が大きければ大きいほど、ESFJは「一人でこの決断を下すのはダメだ!」と考え、より多くの意見を求める傾向にあります。

たとえば結婚に際しては、婚約者に意思確認をしつこいほどするかもしれませんし、自分の家族や相手の家族に色々と懸念事項を相談してからの「婚姻」になるかもしれません。また多くの利権が絡むプロジェクトにおいては、「一つの企業が利益を独占する」ような反感を買うような決断は下したくないと考え、関係者各位に相談をしたり、積極的に意見を仰いだりするはずです。

16: 自己犠牲的になりがち

「自分さえ我慢すれば状況が良くなるなら、自分は我慢をしよう」という思考に陥りやすいのが、ESFJの悪いところです。

誰もが嫌がる仕事を引き受けたり、他の人がやるべき雑用を肩代わりしたり、パートナーの欲求ばかりを聞いて自分のやりたいことは後回しにする等、ESFJはどうしても自己犠牲に走りやすいとされています。

自分が疲れていることを理解し、情けを与えるばかりでは相手が成長しないことも理解し、「線引き」を設け、セルフケアの時間を時には設けることが大切です。

17: 「他者の負の感情」を、自分の中に入れてしまう

誰かが公然と恥をかかされている場面を目撃したり。現状の価値観では問題があると思えるような、誰かしらを傷つけかねないような内容のコンテンツを見つけたりした時。ESFJは、その「誰か」に感情移入をしてしまい、自分までもが「恥ずかしい……」と感じたり「悲しい!」と感じてしまいます。

共感力の強さゆえに、このような不快感に遭遇すると、当事者でないにも関わらず、かなり深い負の感情に侵されてしまいます。他者の受けている拷問の痛みを、自分まで感じてしまうようなこの共感力は、稀に「正義感から沸く怒り」を焚きつけることがあります。

18: 変化にはすぐ気が付く

もしも自分のいない間に、自室の家具の配置が少しだけ・微妙に変えられたとしても、ESFJはすぐにその違和感に気付くでしょう。何故ならば、ESFJは日ごろから細部によく注目しているからです。

また、この能力は「家具の配置」のような物理的なものだけに発動するわけではありません。「なんとなく自分の体重が変化したような気がするなぁ……」といった感覚的なものや、「なんかいつもと違って、妙にイライラするしワケもなくムカつくなぁ……」といった情緒的なものまで、とにかく”いつもと違うこと”には何にでも気付けるのです。

19: ストレスが限界を迎えたとき、ESFJは自分を攻撃し始める

普段のESFJは、非常に社交的でフレンドリーな性格をしていますが。ストレスが限界を突破した時、ESFJは人が変わったように冷笑的かつ抑うつ的になり、人付き合いを極端に避け、そして自分を追い詰めるようになっていきます。

過去に犯した失態の数々を記憶から掘り起こし、「自分はダメなやつなんだ!」と自己暗示をかけ、自分の手によって自信を削いでいき、自分の首を絞めていく。これを延々と、ひとり繰り返すようになるのです。

20: 「決断が出ないこと」が大嫌い

予定がなかなか決まらず、実行が先延ばしになり続けること。決断がなかなか下せず、プロジェクトが停滞したまま進まないこと。プロポーズは受けたものの、相手が煮え切らない態度を取り続けて、なかなか次のステージに進めないこと。――これらはESFJを不安にさせ、イライラもさせるでしょう。

というのもESFJは「これから先に何が起こるかが決まっていて、それを自分が把握できていること」に安心感を覚えるタイプです。なかなか腹をくくらずに先延ばしを続ける人物や、「~が起こるかもしれないし、もしかしたら別の可能性だってあるかも!」という期待に胸を膨らませ続けて答えをひとつに絞らない人物を相手にしていると、ESFJはカチンときてしまいます。

21: 実はかなりシビアで、現実的な視点を持っている

ESFJは感情優位なパーソナリティではありますが、かといって理想主義的ではありません。むしろ過去に起きた実例を信じ、目に見える物質世界のみを信用する現実主義者であるといえます。

なので根拠のない直感を信じる人々や、机上の空論ばかりを語る人々、そして感情ばかりが先行して現実を見失っている理想論を掲げる人々を見かけるたびに、ESFJは彼らに失望しますし、「ちゃんと現実を見なさい!」と檄を飛ばすかもしれません。

22: 場合によっては「怒れる守護者」に変貌する

「守護者」というあだ名は、なんとなくで付けられたような軽いものではありません。ESFJには「守護者」の名に相応しい風格を発揮する瞬間があるのです。

ほとんどの人々にとって、ESFJは「フレンドリーで穏やかな優しい人」かもしれませんが、そんな彼らが豹変し苛烈になる時があります。それは「ESFJの愛する人々を、誰かが傷付けたとき」です。ESFJは愛する人を守るために立ち上がり、愛する人を守る盾となり、時には愛する人を守るための剣となるでしょう。

またESFJが守る対象は「愛する人」だけではありません。不当に追いやられている弱者や、不当に侵されているルールを守るためにも、彼らは立ち上がる時があります。

――しかし、怒り狂った時のESFJはかなり独善的で一方通行的になりがちです。なので「ちゃんと話し合えば分かり合えたかもしれない相手」を、過激な手段で過剰に追い詰めてしまうようなケースが起こる可能性もあります。怒りの刃を振り上げる前に、他の手段を検討するクールダウン期間を設けることが必要な場合もあるでしょう。

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ABOUT ME
魔王
「今すぐ使える心理学」を立ち上げた張本人であり、過去に性格心理学の研究・恋愛心理学の研究を行なっている中で、誤った知識が世の中に蔓延していることに課題を感じ、学術レベルで心理学を学び、企業向けにコンサルティング業務を行っています。 - 九州大学出身、「性格心理」や「芸術」について学ぶ。性格心理学を用いた製品開発やチームマネジメントの第一線で活動中、現在メディア事業部マネージャーとして性格心理学を実践しています。