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INTPの性格を理解するために

INTPとは、あらゆる可能性の探求に人生を懸けているといえるパーソナリティです。彼らは非常に論理的で分析的であり、その視点はとても客観的。そして彼らは集団に迎合することなく、常に自立している状態にあることを好みます。

冷たい印象を与えがちなINTP

INTPは第一印象こそ「他者に無関心であり、とても冷めている人物」であるという印象を与えるかもしれません。しかし彼らと親密になれた時には、あなたはINTPが隠し持っている「友好的であり、陽気である」というユニークで予想外な側面を見ることができるでしょう。

INTPの才能と強み

INTPの特技は、発生した問題の根本的な原因や矛盾点、および欠陥を素早く特定すること。そして彼らは、これらの問題を解決に導く戦略的で斬新な計画、および最適な解決策を速やかに構築し、それを遂行することができますし、状況に応じて柔軟に変更を加えることもできます。

哲学とINTPの天才性

そしてINTPの強みは、複雑に入り組んだ、哲学的で難解な議題に慣れ親しんでいること。というのも彼らは“世界”を理解するために、常に頭の中では独自の理論や枠組みを作り出しています。つまり難解な問いは常に彼らの中に存在していて、それは彼らを語るうえでは欠かすことができないピースなのです。

そんなINTPが愛するのは、アイデアや理論を練り固め、そして昇華させる知的な討論。INTPは他のNTタイプと同じく、常識とされている見方を疑問視し、再考して、独自の答えを出すことを好みます。そのため彼らは、物事を額面通りに受け取ることを非常に嫌悪します。

ゆえにINTPは、探求心と懐疑心が混在している興味深いパーソナリティであるといえるでしょう。

INTPとコミュニケーションを交わすとき

あなたがINTPと言葉を交わす機会があったとき。以下のことを心がけてみましょう。

合理的な論理学者のINTP

INTPが会話に求めるのは共感ではなく、納得です。なのでINTPと言葉を交わす前に、まずあなたは論理的に事柄を分析し、そこから正しいと思われる推論を導き出さなければなりません。

そして推論は客観的な視点から出された、論理にかなうものでなければ、INTPの機嫌を損ねることになるでしょう。

そして同時にあなたはINTPに対して、自身が分析に使用した情報が「信頼に足る、正しいもの」であることを証明しなければいけません。たとえばその情報が主観によるところが多いものであったり、疑うべき余地が残る信頼できないものであったりすると、その時点でINTPはあなたとの会話を切り上げるでしょう。

意味を追求するINTP

INTPは、世間では日常的に行われている「平凡」な仕事について話すことを嫌います。たとえば裏方での事務仕事や、接客といったサービス業などのことです。

そして彼らはまた、そういった仕事をやりたがらないでしょう。というのも、彼らはこう信じているからです。それら平凡な仕事には議論すべきスリリングな議題は降ってこない。それはとても退屈な仕事であり、つまり遣り甲斐がない、と。

なのでINTPに、そういった仕事を頼むとき。まず仕事の手順を説明するよりも前に、INTPに対しては「その仕事が存在する目的と、最終的に目指しているゴール」を教えるようにしましょう。

それによりINTPは大局を見て判断をしはじめ、その仕事が必要なものであると理解した場合には、快く頼みを引き受けます。反対に仕事の意義を見出せなかった場合、彼らは仕事をボイコットするでしょう。

高い知能で、分析するINTP

INTPを急かしてはいけません。情報を精査し、状況を分析をするための時間を、彼らにはたっぷりと与える必要があります。

会議の場面でも、INTPからすぐに返事が来ることを期待してはいけません。彼らには、議題について熟考する時間を与えてあげてください。

最善なのは会議の前に、事前にINTPに対して議題を明かしておくことです。もしくは会議の場でINTPに回答を求めるのを後回しにし、先に他の人々に回答を求めて、彼らに考える余裕を与えると良いでしょう。

決定を下す際、INTPは黙って考え込みます。その沈黙の最中にINTPに話しかける等をして、彼らの思考を妨害してはいけません。

辛抱強く、待ちましょう。そうすればいずれ、INTPから鋭い洞察に満ちた回答を得られます。

「批判」や「皮肉」に向き合う、理解されないINTP

INTPとは、浮世離れした思想家です。そのため、彼らは多数に迎合もせず、協調もしません。そして彼らはわざと波風を立てるように、立場を問わず、真っ向から異議を申し立てたり、批判をしたりします。

しかし、こればかりは仕方がありません。それがINTPという存在なのだと受け止め、あなたはINTPが仕掛けてくる挑戦に備え、反論の準備をしておきましょう。

彼らの言葉を感情で受け止めることや、怒りに任せて怒鳴るような真似は控えてください。INTPの言葉には、冷静に耳を傾けましょう。そうすれば彼らは、状況を分析する際に役立つ新しい視点を提供してくれるでしょう。

それにたとえ喧嘩腰であったとしても、INTPは悪気があって異議を申し立てるわけではありません。INTPはただ問題を解決したいだけなのです。

INTPは頑固な弱点を持っていることも

INTPの思考プロセスはかなり特異なものであり、INTPに該当しない人々からすれば、とても理解が及ばないものであるかもしれません。

時としてINTPはあまりにも実用的でなかったり、現実的でない意見を述べたりと、周囲を困惑させることもあるかもしれません。しかしそこで切り捨てずに、INTPが結論を出すまで、辛抱強く待ち続けましょう。

というのも突飛で現実的でない意見は、彼らにとって「可能性を探るうえでの寄り道」。INTPは何度も何度も寄り道をしたあと、最も理にかなった一つの道を絞り出すのです。

そうして彼らは、既存の問題に対するまったく新しい、革新的なアプローチを発見し、事態を解決に導くでしょう。

INTPが衝突が起こしてしまう時

人間関係には衝突がつきまとうものです。

それでは、INTPとの衝突を引き起こす可能性があるポイントと、それを回避するための方法を見ていきましょう。

「批評家」としてのINTPを受け入れる

INTPが述べる批評は容赦がないことが多く、どこまでも客観的な視点から分析されていることがほとんどです。そのためINTPは度々誰かの怒りを誘発し、時に誰かを個人的に傷つけてしまうことがあります。

しかしINTPには、誰かを害したり傷つけたりするつもりは一切ありません。彼らは状況を分析し、問題が起きた原因を追及し、改善するよう促しているだけで、他意があることはまずあり得ないのですが、そんなINTPのスタンスに周囲が理解を示すケースは稀です。大抵の場合、INTPは周囲の人々の反感を買うことになるでしょう。

そして周囲がINTPに対して怒りはじめると、INTPは自らが発した言葉に対する周囲の過剰反応にしばしば驚き、周囲の感情的すぎる態度を「浅はかである」や「理性的でない」などと、面と向かって罵倒し始めるでしょう。それによりINTPは破壊的な衝突を招くことがあります。

なのでINTPに対する正しい対応は、彼らの言葉を額面どおりに受け入れることです。彼らの言葉には隠された意図などありませんし、彼らは誰かを傷つけようともしていません。INTPの言葉は、状況に対する正直で正当な評価でしかありませんので、変に勘ぐったり、深読みをしないほうがいいでしょう。

INTPはオタク気質で強い個人技を活かす

INTPというパーソナリティを持つ人物は、素晴らしく洞察力に富んでいて、常に合理的であり手際が良く、仕事も早いことが多いでしょう。そのためINTPは、仕事を片付けるスピードが遅い他者を容認することができず、苛立ちを露わにすることがあるかもしれません。

INTPがチームの中で働いていて、仕事が遅いメンバーのためにINTPの進捗までもが妨げられている場合、これは特に当てはまります。

そういった事態が起きたときには、INTPには単独でできる仕事を回すようにしましょう。

INTPの合理的、才能を受け入れる

INTPは何よりも公平性と正義を強く信じており、すべての決定は合理的であるべきだし、それでいて人間としての道理に従うべきであると考えています。

したがって非合理的または非道徳的な行為、たとえばパワーハラスメントや、必要性を感じられない得体の知れない暗黙のルールの強制といったものに対し、INTPはフラストレーションを募らせるでしょう。特にINTPのパーソナルスペースや信念を害すものは、INTPの怒りに大きな影響を与え、最終的にはそれが火種となり、対立へと繋がる可能性があります。

なので、仮にあなたが何かしらの決断を下そうとするとき。特にそれが非合理的または過度に感情的であるように思われるならば、あなたはその決断を下すに至った根拠をINTPへ、論理的に説明するようにしましょう。非合理的であったとしても、人道にもとっている行為でない限りは、説明次第でINTPを納得させられる可能性もあります。

コミュニケーションスキルの成長

もしあなたがINTPである場合、下記のものを成長のために必要な道として考え、改善していくよう心掛けていきましょう。

INTPは人間不信になりがち。人間関係を改善する

他者にとって、励ましと前向きなフィードバックは、モチベーションを維持するために必要な材料です。

あなたたは誰かに対し、小さな優しさをさりげなく伝える言葉や、感謝を伝える機会を学びましょう。些細なことでも誰かに助けてもらえたのであれば、ありがとうと口頭で必ず伝えることを心がけたり。お礼と共に、一杯のコーヒーを相手に奢ったり。そういった方法を学んで、積極的にそれを実践していきましょう。

しかし、あなたにとってそれらの行為は、あまり重要ではないものであるように感じられるでしょう。しかしこれらの小さな優しさや敬意の積み重ねは、職場での強固な絆と信頼関係を築くうえで大いに役立ちます。

また世の中の誰もがあなたのように、仕事とプライベートを完全に割り切って生活しているわけではない、ということを理解してください。そして多くの場合、私生活で何かしらの問題を抱えているときには、仕事に集中することは難しいものです。

もし、あなたの心に余裕があるのであれば。問題を抱えているように見える同僚に手を差し伸べて、その人の手助けをしてあげてください。そして同時にあなた自身も、たまには常套の客観性を捨てて、等身大の自分自身をさらけ出してみましょう。

INTPは人当たりを改善し、人付き合いを学ぶ

あなたはあなた自身が感じている以上に、頭の中に膨大な数のアイディアを隠し持っている思想家であり、同時に時として直観に任せてクレイジーな行動をしてみせる、突拍子もない人物でもあります。

あなたはたまに、その場で閃いたアイディアを即座に実行しては、周囲を驚かせて混乱させるでしょう。とはいえ考えなしの行動であるわけではなく、その時のあなたの頭の中には、問題の全体像と解決への道筋がちゃんと見えていて、あなたの取った突拍子もない行動にはいつも必ず理由があります。

そしてあなたの取った行動は人々に刺激を与えると同時に、問題解決のための糸口を人々に示し、それに気付いた多くの人はあなたの後に続いていきます。そして多くの場合、実際にそうであったはずです。しかし誰もが咄嗟に、あなたの意図に気付けるわけではありません。

なので思いついた計画は、行動に移してそれを示すよりも前に、一度立ち止まりましょう。「どうせ説明しても無駄だ」と切り捨てる前に、仲間たちに口頭で、分かりやすい言葉を用いて説明をしましょう。そうすれば実行に移して大失敗をする前に、仲間たちが持つ異なる視点が、あなたの計画にある改善すべき点をあぶり出してくれるかもしれません。

INTPは議論の感情を抑える

一部の人々にとっては、職場での人間関係が穏やかであることこそが、何よりも重要であるということを、あなたは理解しておく必要があります。

あなたが上辺だけの調和を嫌悪するように、彼らはあなたが好む議論や批評を非常に嫌っています。彼らからすればあなたの批評は、単なる人格否定や嫌がらせにしか見えていない可能性さえあるでしょう。

それはあなたからすると、理解に苦しむ解釈であるかもしれません。ですが、そういう風に感じる人もいるということを、頭の片隅に入れておいたほうが良いでしょう。

あなたは時に、同僚があなたに向けてくる敵意のような反応に、驚いたり困惑したりするかもしれません。ですがそれは彼らが、あなたが良かれと思って発言した批評を、ただの人格否定だと受け取っている証です。

誰もがあなたのように、理性的であるわけではありません。通常、批評をされた場合、あまり良い気分はしないのが人間というものです。

なので解決策を探るような議論が開かれている場でない限り、何かしらの意見を述べたり、批判めいたことを口にするのは控えましょう。言いたいことは堪え、大人しく愛想笑いを浮かべて、沈黙を守ってください。

ABOUT ME
青木 常久
「今すぐ使える心理学」を立ち上げた張本人であり、過去に性格心理学の研究・恋愛心理学の研究を行なっている中で、誤った知識が世の中に蔓延していることに課題を感じ、学術レベルで心理学を学び、企業向けにコンサルティング業務を行なったり、カウンセリング業務を行なっています。 - 九州大学出身、「性格心理」や「芸術」について学ぶ。性格心理学を用いた製品開発やチームマネジメントの第一線で活動中、現在メディア事業部マネージャーとして性格心理学を実践しています。