MBTI

MBTIとADHDの関係とは?

ADHDとは?

ADHDとは、注意欠陥多動性障害とも呼ばれる、集中力が続かない人や整理整頓ができない人、落ち着きがなく、すぐに行動するような症状を見ることができる発達障害の一つと言われています。ADHDである場合には、集団行動を乱したり、学業に支障をきたすこともあると言われています。しかし、発達障害とまるで病気のように扱われているADHDですが、個性であるという見解もできれば、遺伝子的な気質という見方もできるでしょう。

ADHDの人口

ADHDの疑いがある人は、全人口の中で5~10%程度と、10人〜20人に1人、クラスに2~3人いる計算になると言われています。

ADHDの特徴

ADHDの主な特徴としては、以下の症状があると言われています。

  • 気が散りやすく、集中力が続かない
  • 忘れ物が多い
  • 授業中に歩き回る
  • 喋りだしたら止まらない
  • 衝動が抑えられない

ADHDとMBTI

ADHDの特徴を上記に書きましたが、これらはMBTIの性格タイプにも通じる特徴になっています。精神医学や一部の心理学の中ではADHDは精神疾患だという見解もありますが、その一方でMBTIから見れば「ただの傾向である」といった見方をすることもできるでしょう。(MBTIは以下の記事から読んでみてください)

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ADHDの特徴はMBTIの「創造的なタイプ」に属している人の特徴と近いことが言えるでしょう。創造的なタイプとは以下のような特徴を持っているタイプのことです。

  • 新しい物事や新しいやり方を検討することを好む
  • 普通の人よりも冒険心が強い
  • 現状を超えていこうとする
  • 問題解決することを楽しんでいる
  • ルーチンワークは苦手で、新しいことにチャレンジする
  • 繰り返しが多いと飽きる
  • 成長や変化に強い

では16タイプにおいては、どのような見方をするのか、次に書いていきます。

MBTIの直観(N)型とADHD

「N型」、すなわち直観型の特徴として、未来的を生きる・物事を抽象的に考える・物事の中にパターンや可能性を見つけるといった特徴があります。これらは、決まりきっているルールを疑うような性質であり、特に小学校の教育などで、型にはまらない子供たちの性格になってくるでしょう。N型と対極的なS型(感覚型)は、物事をその場で詳細に捉えるタイプですので、刺激を受けた通りに行動するように、比較的N型の方がADHDの可能性が高いことが疑われます。

MBTIの知覚(P)型とADHD

「P型」、すなわち知覚型の特徴として、柔軟性を重要視するといった特徴があります。対極的なJ型は、計画を立ててコツコツと積み重ねていくことに対して、P型はスケジュールを立てることは苦手でしょう。その分、ピンチに強かったりアドリブを効かせる能力が高いので、不確実な事業など新しい可能性に挑戦する中ではP型の特徴がよく出ることがいえるでしょう。

各タイプにおけるADHD

上記の内容から、ADHDに多いと考えることができるのは、直観型のクリエイティブタイプであり、知覚型の柔軟性を重要視するタイプであることがわかりました。すなわちxNxPタイプにはADHDが多いと言えるでしょう。(ENFP,INFP,ENTP,INTP)

MBTIのENTP/ENFPタイプのADHD

ENTP,ENFPに共通している特徴としては、主に使う機能が外向的直観(Ne)という心理機能であり、「世界は未知に包まれている」と言う前提から、可能性を探している点です。例えば、学生時代に、”学校で教えられていることが全てではないだろう”という疑いを立てるのは外向的直観の心理機能を使っていると言えるでしょう。

16種類のタイプの中でも、ENTPとENFPは最もこの外向的直観を使います。そのため、人一倍好奇心が強かったり、周りの人から見ると頭の中にブラックボックスが入っているかのように見えることでしょう。

そして、劣勢機能も共通しており、内向的感覚(Si)を使うことがあまり得意ではないという自覚があるでしょう。内向的感覚とは、ルーティン作業を行うことや、伝統的価値観に基づいた意思決定を行うという心理機能であり、学校や社会ではまさに内向的感覚を求められることが多いでしょう。決められた時間を守らない・お金にルーズな傾向がある、という特徴と捉えられます。

また、ENTPの場合には第二機能に内向的思考がありますが、この内向的思考が特に社会の中でENTPを危険視する可能性の高い心理機能となってくるでしょう。内向的思考とは、オリジナルの方法を編み出したり、情報を深く探索する力で、外向的直観(Ne)で捉えた情報を内向的思考(Ti)で処理するために、周りの人から見ると何をしでかすかわからない人と思われることでしょう。

その一方で、ENFPの場合には第二機能が内向的感情(Fi)ですので、自身の感情・価値観を重きにおいている人とみられることから、自分の世界を持っている人だと言う位置付けになることでしょう。またENFPはENTPと比べて、外向的であり周りの人と上手くやっていける可能性が高いでしょう。

MBTIのINTP/INFPタイプのADHD

INTP,INFPに共通している特徴としては、ENFPやENTPに共通して、外向的直観(Ne)を使う傾向が強いところにあります。これらはENTPやENFPとは異なり、第二機能として使う位置付けなので、その人がその機能を使うことで人生がうまくいくような(得意であると感じる)心理機能です。第一機能に外向的直観を持っているENTP・ENFPほどでは頻繁ではないかもしれませんが、INTPやINFPも未知なる可能性を模索していることでしょう。

そして、あまり得意ではないが身についている心理機能、すなわち第三機能に内向的感覚があることにも注目します。この内向的感覚は、習慣化させることや伝統的価値観を守ることなど、外向的直観とは対極的なものになります。比較的INTPやINFPはしっかりと、習慣化させることは得意であり、伝統的なやり方を強く否定することはないでしょうが、他のタイプと比較すると、ややADHDに近い傾向にあると言えるでしょう。

 

ABOUT ME
青木 常久
「今すぐ使える心理学」を立ち上げた張本人であり、過去に性格心理学の研究・恋愛心理学の研究を行なっている中で、誤った知識が世の中に蔓延していることに課題を感じ、学術レベルで心理学を学び、企業向けにコンサルティング業務を行なったり、カウンセリング業務を行なっています。 - 九州大学出身、「性格心理」や「芸術」について学ぶ。性格心理学を用いた製品開発やチームマネジメントの第一線で活動中、現在メディア事業部マネージャーとして性格心理学を実践しています。