ユングのタイプ論に基づいた性格診断テストでは、あなた自身の性格タイプを知り、自分自身や周りの人々を理解することにつながります。MBTIや16TEST、16Personalitiesなど様々な性格診断がありますので、まずは試してみませんか?

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エニアグラムの性格診断をする中で、過去にMBTIの診断結果を得た人であれば、自分のタイプとの相関性が気になるかもしれません。実際にエニアグラムとMBTIの診断結果を組み合わせることで、より性格を理解することができます。今回はENFPについて、エニアグラムの各タイプとの相関性を紹介したいと思います。
エニアグラム診断とは
今回紹介するエニアグラム性格診断は、あなたの性格を主に9種類に分類するテストで、トライタイプといった考え方を導入すると全部で27タイプまで分類することができるようになります。
この9タイプとはそれぞれの特性や個性を持ったタイプになります。それぞれのタイプを知ることでお互いの理解を深めることができ、また恋愛や仕事などの自己理解を深めることができるでしょう。このようなエニアグラムはエニアグラム性格診断の診断サイトなどで、無料で診断することができます。
もくじ
エニアグラムのENFPの分布について

(引用元: Pinterest, https://pin.it/4pzl6fmwhrjnum)
エニアグラム タイプ2のENFP
ENFPの中で、2番目に多くのENFPが、全体の25%程度がタイプ2であることがわかりました。エニアグラムタイプ2は献身や援助家とも言われるように人の気持ちを読み取り、助けるようなタイプであり、ユングの心理機能では外向的感情(Fe)と相関性のあるタイプです。
ENFPにとって、外向的感情は潜在的な心理機能ですが、ENFPの第二機能にある内向的感情は高度な倫理観に相関する心理機能であり、社会と接する中で無意識にも、献身家になっている傾向を意味しています。
タイプ2のENFPは内向的感情の心理機能を強く持っている傾向にあり、多くの人々に対して非常に繊細に、そして共感的になることでしょう。タイプ2のENFPの人々は、周りの人と同調し、他の人の痛みを肩代わりすることも多いでしょう。そのような姿から周りの人々からはENFJに間違えられることも少なくないでしょう。一方で、自分自身としては、内向的感情を強く意識したINFPと誤認識する傾向にあるでしょう。
タイプ2のENFPの構成(ウイング)
2W1の比率…約15%
2W3の比率…約85%
エニアグラム タイプ4のENFP
ENFPの中で、全体の16%、3番目に多く選ばれたのがエニアグラムのタイプ4になります。タイプ4とは、芸術家の気質であり、内向的感情の心理機能(Fi)と最も相関性の高いタイプになります。ENFPは第二機能に内向的感情(Fi)を持っているために、納得することのできる内容でしょう。
ENFPは主機能に外向的直観(Ne)を持っているために、世界を冒険する旅人のように新たな発見を求める傾向にあるでしょう。例えばクリエイターとして、新しい表現を模索しているかもしれませんし、作家としてチャレンジしているかもしれません。タイプ4のENFPは外向的直観を内向的感情を原動力として使うことで、粘り強さやカリスマ性を感じさせる側面があります。
多くの場合、タイプ4のENFPは魅力的であり、独創的で、芸術的で、個性的です。しかし、一方で、内向的感情を強く使うということは外向的思考(Te)に対しては抑圧的であり、課題を抱えている可能性があります。
タイプ4のENFPは、実際に世界中で芸術家・音楽家や作家として活動している傾向にあり、タイプの中ではINFPに最も近いことでしょう。
タイプ4のENFPの構成(ウイング)
4W3の比率…約65%
4W5の比率…約35%
エニアグラム タイプ7のENFP
ENFPの中で、最も多いエニアグラムのタイプはタイプ7であり、全体の40%程度となりました。タイプ7とは楽天家、熱中と言われているようなタイプであり、ユングの心理機能の中では外向的直観(Ne)と最も相関性が高いです。ENFPにとって外向的直観(Ne)とは、第一機能であることを考えれば、納得できるでしょう。
また、タイプ7のENFPは、外向的直観を使い、外向的思考(Te)を強く使っている傾向にあるでしょう。未来志向であり、ベンチャー企業経営者にも多いことでしょう。一方でタイプ7のENFPは外向的思考(Te)をよく使うために、対照的な心理機能の内向的感覚(Si)に課題を抱えている傾向にあるでしょう。具体的には時間にルーズであったり、身の回りが整えられていないなど、私生活においての不器用さです。
その分タイプ7のENFPは、大胆に挑戦的であったり、熱心な冒険者のような魅力もあります。その行動力からENFPは周りの人から見るとESTP、自分自身をENTPと誤認する傾向にあります。
タイプ7のENFPの構成(ウイング)
7W6の比率…約45%
7W8の比率…約55%
①MBTIへのいざない - ユングの「タイプ論」の日常への応用
16タイプ性格診断 - MBTIを知りたいあなたは絶対に読むべき1冊。入門書としても応用本としてもトップクラスに評価されている本で、お値段こそすこし高いですが基本的な考え方を体系的に説明してくれている1冊になります。1冊目を探しているあなたにも、ざっくり理解しているあなたも必読です。
②ユング心理学でわかる8つの性格
心理機能を知りたいあなたへお届けする1冊になります。16性格診断を勉強しているとFeやNiといったアルファベットが出てきますが、そのようなアルファベット(心理機能)を理解することで16性格診断を理解することができます。この本も入門書としてはとても優秀で、オススメの一冊です。
③新版エニアグラム【基礎編】
9タイプ性格診断 - エニアグラムを知りたいあなたは絶対に読むべき1冊。エニアグラムの本は数多くありますが、筆者はこの本が最も理解しやすく感じました。9タイプの特性をまずは理解したいあなたに、エニアグラムをもっと理解したいあなたにオススメの一冊になります。