MBTI

【MBTI】ISFPとエニアグラムの関係性は?

16タイプ性格診断とは?

ユングのタイプ論に基づいた性格診断テストでは、あなた自身の性格タイプを知り、自分自身や周りの人々を理解することにつながります。MBTIや16TEST、16Personalitiesなど様々な性格診断がありますので、まずは試してみませんか?


診断テストはこちらから無料で診断できます(約5~10分)

性格診断テストには、MBTIやエニアグラムを始めとする様々な種類があります。様々なテストを受講した中で、これらのテストについての相関性を考えることもあるでしょう。これらの性格診断テストには相関性があるのかどうか?ということです。今回はエニアグラムとMBTIの各タイプ、中でもISFPとエニアグラムの相関性についてお話しします。

エニアグラム診断とは

今回紹介するエニアグラム性格診断は、あなたの性格を主に9種類に分類するテストで、トライタイプといった考え方を導入すると全部で27タイプまで分類することができるようになります。
この9タイプとはそれぞれの特性や個性を持ったタイプになります。それぞれのタイプを知ることでお互いの理解を深めることができ、また恋愛や仕事などの自己理解を深めることができるでしょう。

このようなエニアグラムはエニアグラム性格診断の診断サイトなどで、無料で診断することができます。

エニアグラムのISFPの分布について

(引用元: Pinterest, https://www.pinterest.jp/pin/324188873177046414/)

エニアグラム タイプ4のISFP

ISFPの中でも、タイプ4を選択した人はタイプ6と同率で2番目に多く、全体の20%程度であることがわかりました。タイプ4とは、表現・芸術家と考えられているように、ユングの心理機能に置き換えれば内向的感情(Fi)の心理機能と相関性の高いタイプになります。ISFPは第一機能に内向的感情(Fi)の心理機能を持っていることから、納得することも容易でしょう。

タイプ4のISFPは、独創的なタイプであり、創造力が高く個性的で芸術的な人が多いことでしょう。人生を深く感情的なレベルで体験しており、その経験が芸術的な彼ら彼女らの表現を支えていることでしょう。多くのタイプ4のISFPはクリエイティビティを活かしたアーティストとして、作家として、ミュージシャンとして活動していることで知られています。

タイプ4のISFPは自己表現することで、人々に影響を与えることを使命と感じていることも多いでしょう。これらのISFPは補助機能の外向的感覚(Se)を活かすことで、芸術的な形として表現することも多いと言われています。

タイプ4のISFPは非常に創造的で、個性的な点から直観的な雰囲気も得られるかもしれません。そのような点はINFPにも近いと考えることができるでしょう。

タイプ4のISFPの構成(ウイング)

4W3の比率…約15%

4W5の比率…約85%

エニアグラム タイプ6のISFP

ISFPの中でも、2番目に多かったのはタイプ4と同率で全体の20%を占めたエニアグラムのタイプ6です。タイプ6は貢献・忠実者と言われるタイプであり、ユングの心理機能に置き換えると、内向的感覚に相関性の高いタイプです。ISFPにとって、内向的感覚は潜在的な心理機能ですが、社会の中で強く現れる心理機能であるとも言えるでしょう。

タイプ6のISFPはタイプ9やタイプ4よりも、非常に保守的です。例えば、独立することはあまり好まない傾向にありますし、プロジェクトを率いることも苦手としていることでしょう。しかし、組織に対してかなり忠実であり、選択したキャリアの中では非常に精力的・情熱的という特徴があります。

恋人としては、安定感をもたらしてくれるタイプであり、このタイプのISFPは相手の感情も尊重することに長けていることから、人間関係に調和が取れることが多いでしょう。そのような忠誠心と愛情に溢れる点はISFJに最も近いことでしょう。

タイプ6のISFPの構成(ウイング)

6W5の比率…約70%

6W7の比率…約30%

エニアグラム タイプ9のISFP

ISFPの中で最も多くの人が選択したのはエニアグラムのタイプ9になりました。エニアグラムタイプ9のISFPは調停者・調和と言われるように、世界平和をコアの価値観と持っているタイプです。タイプ9のISFPは、ユングの心理機能では内向的感情(Fi)に最も相関性が高いと考えられていますが、ISFPにとって、内向的感情は第一機能であることから納得できるでしょう。

タイプ9のISFPは何よりも自分自身が平和であることを切望しているでしょう。自分自身を取り巻くエネルギーには非常に敏感であり、他人の意見に敏感です。

タイプ9のISFPは霊的な傾向があると考えられており、強い自己確信と第三機能の内向的直観を特に使うことが考えられています。そのため、自分の周りの世界に対する洞察力に優れていることでしょう。

タイプ9のISFPは、自分自身の中の調和と外の調和両方のバランスが取れていることに価値を見出します。大きな団結力・調和を目指しているのです。このタイプのISFPはINFPにも近いと考えられるでしょう。スピリチュアルな雰囲気からINFJと間違われることも少なくないでしょう。

タイプ9のISFPの構成(ウイング)

9W8の比率…約25%

9W1の比率…約75%

性格診断をもっと知りたいあなたが読むべき3つの書籍

①MBTIへのいざない - ユングの「タイプ論」の日常への応用


16タイプ性格診断 - MBTIを知りたいあなたは絶対に読むべき1冊。入門書としても応用本としてもトップクラスに評価されている本で、お値段こそすこし高いですが基本的な考え方を体系的に説明してくれている1冊になります。1冊目を探しているあなたにも、ざっくり理解しているあなたも必読です。

②ユング心理学でわかる8つの性格



心理機能を知りたいあなたへお届けする1冊になります。16性格診断を勉強しているとFeやNiといったアルファベットが出てきますが、そのようなアルファベット(心理機能)を理解することで16性格診断を理解することができます。この本も入門書としてはとても優秀で、オススメの一冊です。

③新版エニアグラム【基礎編】


9タイプ性格診断 - エニアグラムを知りたいあなたは絶対に読むべき1冊。エニアグラムの本は数多くありますが、筆者はこの本が最も理解しやすく感じました。9タイプの特性をまずは理解したいあなたに、エニアグラムをもっと理解したいあなたにオススメの一冊になります。


ABOUT ME
魔王
「今すぐ使える心理学」を立ち上げた張本人であり、過去に性格心理学の研究・恋愛心理学の研究を行なっている中で、誤った知識が世の中に蔓延していることに課題を感じ、学術レベルで心理学を学び、企業向けにコンサルティング業務を行っています。 - 九州大学出身、「性格心理」や「芸術」について学ぶ。性格心理学を用いた製品開発やチームマネジメントの第一線で活動中、現在メディア事業部マネージャーとして性格心理学を実践しています。