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双対関係は、ソシオニクスを開発した社会学者・心理学者により作られたモデルAに基づく、『理想的な関係と言われている』関係の1つです。双対関係は、ソシオニクスの基礎概念とされており、Aushra Augustaによって定義されています。
双対関係は、人生において様々なところで遭遇することでしょうが、人生をより豊かにすると考えられている関係値になります。双対関係にある2人はほぼいつでも相手に対して、予想できない結果をもたらし、予期できないやり方で影響を与えることになります。
これは、双対関係においては、相手が自覚することができない才能や問題、そして特徴が、自分にははっきり見えているからになります。しかし、双対関係にある二人が完全に理解し合うためには、心理的な障壁があるので、その障壁を取り払う必要があります。そのため、一見すると近づきにくい関係値とも言われています。
双対関係では、一方の自我(第一機能と第二機能)が、他方の超イド(第五機能と第六機能)の期待を満たします。同じように、双対関係にある二人のの超自我とイドも、どちらの人生にも大して重要ではないのですが、お互いの心理機能を相補するように関わります。一方が超自我の問題に直面するとき、他方は心地よい方法により、相手を助けることができるでしょう。
双対関係は、異性間において、ロマンティックな関係であるとも記述されていますが、様々な環境によって解釈が変わることも覚えておく必要があります。
双対関係のペア
- ILE(ENTP)&SEI(ISFJ)
- ESE(ESFJ)&LII(INTP)
- SLE(ESTP)&IEI(INFJ)
- EIE(ENFJ)&LSI(ISTP)
- SEE(ESFP)&ILI(INTJ)
- LIE(ENTJ)&ESI(ISFP)
- IEE(ENFP)&SLI(ISTJ)
- LSE(ESTJ)&EII(INFP)
※()内はMBTI表記
もくじ
友達としての『双対関係』
双対関係にある場合、相手が悪意のあるような行動をとったとしてももう一方の人は無意味なことと感じて無視することができます。そして、友達として活動するときには良い空気感になり、お互いの行動を非常に有意義な活動と位置付けることができます。
同僚としての『双対関係』
出会ってまもない頃には、仕事場で双対関係の相手に気づくのは難しいかもしれませんが、相手の性格を理解するうちに、他の人たちとやるよりもはるかに楽しんで仕事ができるようになると考えています。
2人が交流を深めるに連れて、なぜ早くこの相性の良さに気づけなかったのかと感じる程度に心地よさを感じることでしょう。双対関係にある相手は、別の同僚たちの小さな対立や喧嘩から自分を守ってくれる可能性が高く、また、自分の日常業務を助けてくれる傾向があり、人生をより豊かにしてくれることでしょう。
双対関係にある2人が交流しなくなる時は、双対関係にある二人を「現実」に引き戻すような監督関係にある第三者の介入があるとも言われており、監督関係にある人の介入によって双対関係は崩壊しがちです。
恋人としての『双対関係』
双対関係間にある恋愛の初期段階では、関係を近づける過程では、あまり大差がないでしょう。しかし、他の関係と異なるのは、2人の心理的距離です。双対関係にある場合には、距離感は自然と縮まるので2人の心は安心する傾向にあり、他のほとんどの関係以上に2人は心地よさを感じることでしょう。
双対関係ではすぐに、相手が自分の弱点があまり気にならないという傾向があり、相手が自分の弱点をネガティブに捉えない傾向があると考えられています。双対関係にある場合には、恋愛に発展すると、自然な姿としての恋愛をすることができるでしょう。2人はこの関係を通じて「自分を発見する」ことができるでしょう。
自分の本当の願いや自然を探し出し、周りの意見などは一旦無視して築く関係は本当に人生が豊かなものになり、喜ばしいものでしょう。もしこれまでに双対関係を楽しんだことがないなら、まず双対関係を体験することが良い選択になるでしょう。
双対関係にある場合には恋愛が終わった後にも、友達関係に移行することが多いと考えられています。また、恋愛中における双対関係はお互いの個性を発達させると言われています。
恋愛中の双対関係は、他のタイプと同様にイライラやストレスが生じる、または外部からプレッシャーをかけられるときには、衝突する要素も持ちえます。
長くの時間を一緒に過ごした双対カップルの中には、「自他の境界がぼやける」ような感覚に陥るカップルもいるでしょう。この状況では、まるで安心できる家族のように、カップルは2人の間の違いをほとんど感じられなくなっており、全体の中の2つの部分としてではなく単なる全体性そのものとして機能しているかもしれません。
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