MBTI

性格タイプと精神疾患【SJ編】

MBTI診断とは

このブログで紹介しているMBTI診断テスト(16TEST, 16分類テスト)は、あなた自身の性格を16種類の性格に分類するようなテストです。この16種類は、それぞれ、あなたが内向的か外交的なのか、感覚的なのか直感的なのか、感覚的なのか思考的なのか、情報を取り入れることで外界と接しているのか判断することで外界と接しているのかといった、それぞれ4つの属性に基づいて、分類します。

適職を考えたり、相性を考えたり、自分の性格を理解することで、自分を見つめる機会にもなるでしょう。



このようなMBTI診断は16TESTというMBTIを考える上で最も参考になる診断サイトで、無料で診断することができます。まずは受験してみましょう!

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今回は、16つの性格グループの中でISTJとISFJ、ESTJとESFJ、いわゆる「保護者」についてお話します。この性格グループは、アメリカの人口の40~45%を占め、伝統を重んじ、責任感が強く勤勉な気質で有名です。彼らは現実的で実践に強く、とても役に立つ人たちです。

ここで注意しておきたいことがあります。この性格タイプと精神疾患はあくまで1人の研究者の経験的なデータと相関関係があるだけで、臨床研究は実施されていません。

そして、これからお話する内容は、「この性格グループの人は、必ずこの疾患にかかる」というものでは決してありません。

もし、あなたがこのような精神的な問題に直面して悩みを抱えているのなら、カウンセラーなど専門の助けや、友人に相談して、解決に役立ててください。
それでは、それぞれの性格と関係の深い精神疾患、及びその克服方法についてお話しましょう。

ISTJの場合

ISTJはMBTIの性格診断テストにおいて、「検査官」の役割を果たしています。
論理的な思考と家族や伝統、現実世界への愛にあふれ、とても責任感が強い人たちです。
そのため精神疾患にかかる可能性が高いのが、PTSD(心的外傷後ストレス障害)です。この他にも、反社会的パーソナリティ障害やうつ病、妄想性パーソナリティ障害を発症する可能性があります。

ISTJとPTSD

ISTJは過去の記憶を驚くほど鮮明に覚えています。そのため、過去の正確な記憶によって、PTSDを引き起こしやすくなるのです。

ISTJと反社会的パーソナリティ障害

心理学において、反社会的パーソナリティ障害は「他人をだまし、権利を侵害することに罪悪感を抱かない症状」としています。
全てのISTJにこの傾向があるのではなく、冷淡で協調性に欠けるISTJが引き起こす可能性を持っています。
以下のような特徴を持ったISTJは、反社会的パーソナリティ障害を引き起こしやすいと思われます。

  • 自分のためには他人を犠牲にする
  • 他の人の感情を軽視し、理解しようとしない
  • 自分の考えや感情を周囲の人に伝えることが苦手
  • ISTJと妄想性パーソナリティ障害

妄想性パーソナリティ障害の人たちは、「明確な理由もなく、他の人から何らかの被害を受けていると思い込んでいる」状態です。

自分に対する批判には過剰な反応を示しますが、他人に対してはとても批判的です。自分に対する批判に対して、大きな敵意を長い間抱きます。攻撃的で疑り深い性格で、周囲から嫌われることもあります。
繰り返しますが、全てのISTJが妄想性パーソナリティ障害になるのではなく、精神的に未発達な人が、発症する可能性があるのです。鮮明な記憶を持ち続ける性格に起因している症状です。

ISTJとうつ病

ISTJは、トラウマ的な経験があると、未来志向より過去からの脱却が難しくなる傾向があります。
そのためうつ病になりやすく、必要なサポートや心の安らぎを見つけにくくなってしまいます。

ISTJが精神疾患を克服する方法

今まで紹介したような症状を自覚した時は、専門家に相談しましょう。
ISTJのあなたは、カウンセラーやセラピストを信用できないかもしれません。でも、胸の内を相談してみましょう。
そして、紹介した精神疾患を予防したい時は、感覚や思考のバランスをとるように心がけてください。

ESTJの場合

ESTJはMBTIの性格診断テストにおいて、「監督者」と呼ばれます。
論理的で勤勉です。そして友好的で献身的な面も持っています。
ESTJと精神疾患について、受動的攻撃性パーソナリティ障害を結びつける研究者もいますが、かなり無理があります。
どちらかといえば、精神疾患と結びつけるのが困難なグループです。

ISFJの場合

ISFJはMBTIの性格診断テストにおいて、「保護者」と位置付けられます。
ISFJは、とても調和と安定を好み、伝統を重んじます。そのため、うつ病や依存性パーソナリティ障害、心身症を発症する可能性があります。

ISFJとうつ病、心身症

ISFJはハードワークともいえるほど働きます。寛大で勤勉な性格で対立を嫌うので、周囲の人から利用されることもあります。そのため精神的に疲れ切ってしまい、うつ病や心身症を発症することがあります。その症状は、頭痛や免疫系が弱くなったり、アレルギー反応やストレス障害を示すこともあります。
そこでISFJは、感情的に自分自身を使い果たしてしまわないように、気をつけることが必要です。

ISFJと依存性パーソナリティ障害

依存性パーソナリティ障害は、自分以外の誰かにいつも依存したい欲求が強く出る症状です。自分自身の大切なことであっても、他の人からのアドバイスなしには決めることができません。
特に精神的に弱い面を持っているISFJの場合、他の人と意見が異なった時に自分の考えを絶対に表に出しません。自分の住む地域や世界の平和を守るために、献身的に働きます。
そのため自分の意思より他人の意見を尊重するので、依存性パーソナリティ障害を発症しやすくなります。

ISFJが精神障害を克服するためには、セラピストやカウンセラーと話すことがとても効果を発揮します。
他人の意見に依存する性格ですので、自分の気持ちを理解するより、専門家のアドバイスが効果的に働きます。特に精神障害の症状を自覚した時、原因はストレスか精神的なバランス機能を失っていることもあります。自分の持っている感覚的なものや思考力、直観力を活かすチャンスを見つけましょう。

ESFJの場合

ESFJはMBTIの性格診断テストにおいて、「プロバイダー(提供者、供給者)」です。
自分の周囲に、平和な雰囲気を作りだしたいと願う、思いやりにあふれた人々です。そのため、真の友人関係を作り上げます。
ESFJと精神疾患の関係では、自分を抑えてしまうので、自虐的なパーソナリティ障害を発症する可能性を思わせる研究結果もあります。どちらかといえば、うつ病との関係も考えられます。

ESFJとうつ病

ESFJは自分の周囲の調和を作るためなら、どんなことでもします。徹底的に周囲に尽くします。
そのため、調和が乱れた状態が長期間続いたり、自分の努力が認められない時には、激しく落ち込み、精神的なダメージを受けます。
このような状態からストレスやうつ病になり、自殺さえ考えるようになってしまいます。

ESFJと自己愛性パーソナリティ障害

ありのままの自分を愛することができない、いい人に思われたい。そんな思いに強くとらわれる自己愛性パーソナリティ障害になりやすいと、ESTJは思われていました。
ESTJは、他人のために自分を犠牲にすることに慣れてしまって、精神的に不健康な状態になりやすいのです。特に、自分を利用する人といることに喜びを感じ、感謝されることに罪悪感を覚えるほどに無欲でありたいと願うようになるのです。

ESFJが精神疾患を克服する方法

ESFJは他の人の気持ちは理解できますが、自分の気持ちを理解することができません。
そこで、専門家の助けを借りて、自分の気持ちを表現することを覚えます。自分自身を使い果たしてしまう前に、自分をセーブすることを意識します。
ESFJのストレスの蓄積を減らし、精神的な緊張を和らげるために必要なことだからです。

性格診断をもっと知りたいあなたが読むべき3つの書籍

①MBTIへのいざない - ユングの「タイプ論」の日常への応用


16タイプ性格診断 - MBTIを知りたいあなたは絶対に読むべき1冊。入門書としても応用本としてもトップクラスに評価されている本で、お値段こそすこし高いですが基本的な考え方を体系的に説明してくれている1冊になります。1冊目を探しているあなたにも、ざっくり理解しているあなたも必読です。

②ユング心理学でわかる8つの性格



心理機能を知りたいあなたへお届けする1冊になります。16性格診断を勉強しているとFeやNiといったアルファベットが出てきますが、そのようなアルファベット(心理機能)を理解することで16性格診断を理解することができます。この本も入門書としてはとても優秀で、オススメの一冊です。

③新版エニアグラム【基礎編】


9タイプ性格診断 - エニアグラムを知りたいあなたは絶対に読むべき1冊。エニアグラムの本は数多くありますが、筆者はこの本が最も理解しやすく感じました。9タイプの特性をまずは理解したいあなたに、エニアグラムをもっと理解したいあなたにオススメの一冊になります。


ABOUT ME
魔王
「今すぐ使える心理学」を立ち上げた張本人であり、過去に性格心理学の研究・恋愛心理学の研究を行なっている中で、誤った知識が世の中に蔓延していることに課題を感じ、学術レベルで心理学を学び、企業向けにコンサルティング業務を行っています。 - 九州大学出身、「性格心理」や「芸術」について学ぶ。性格心理学を用いた製品開発やチームマネジメントの第一線で活動中、現在メディア事業部マネージャーとして性格心理学を実践しています。