MBTI

ENFPとESTJの関係性を深掘りしてみる Part.2

MBTI診断とは

このブログで紹介しているMBTI診断テスト(16TEST, 16分類テスト)は、あなた自身の性格を16種類の性格に分類するようなテストです。この16種類は、それぞれ、あなたが内向的か外交的なのか、感覚的なのか直感的なのか、感覚的なのか思考的なのか、情報を取り入れることで外界と接しているのか判断することで外界と接しているのかといった、それぞれ4つの属性に基づいて、分類します。

適職を考えたり、相性を考えたり、自分の性格を理解することで、自分を見つめる機会にもなるでしょう。



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前回は、心理機能から考察するENFPとESTJの違いについて解説しました。次は、この違いがどのように噛み合い、どのような関係を構築していくのかについて、考察していきましょう!

ENFPとESTJが「噛み合う」、5つの理由

1: どちらも「自分の役割」をよく理解している

ENFPもESTJも、どちらも外向的なパーソナリティです。どちらも人付き合いに積極的であり、その価値を高く評価している傾向にあります。そして人とかかわりあう機会が多いからこそ、自分に求められている「役割」を、どちらも熟知している傾向にあるのです。

ESTJは、プロジェクトやコミュニティを指揮する「指揮官」としての役割が自分に求められていることを、おのずと理解しています。そのためESTJは積極的に行動を起こすでしょう。

そしてENFPは、誰とでも分け隔てなく接する「ワンダフルでフレンドリーな話好き」です。哲学的な深い会話や、ややオタクな趣味の話、それからハチャメチャに騒ぐ遊びなど。人と人とを繋ぎ、場を明るく楽しくすることが使命だと、ENFPはなんとなく理解しているはずです。

2: お互いの存在が、お互いにとって「楽しみ」となる

類型学の専門家の中には、第三機能のことを「救援機能」と呼ぶ人がいます。これは第三機能が、優勢機能に集中している不可を軽減する働きを持っていることに由来しています。優勢機能が「仕事中に活発になる」とするのであれば、第三機能は「余暇を楽しむ時間に活発になる」機能であるといえるでしょう。

ここで、ENFPとESTJが保有する第三機能に目を向けてみて下さい。この組み合わせは「相手の優勢機能」を「自分の第三機能」として保有している関係です。相手が得意とする分野(=優勢機能)に興味を惹かれる(=第三機能)関係性であることから、お互いがお互いを面白おかしく感じられると推測することができます。

第三機能に「外向的直観」を有するESTJは、優勢機能に「外向的直観」を持つENFPのヒラメキ力を面白いと感じます。何気ない景色の中から、奇想天外な物事を思いつくENFPと過ごす休日は、ESTJに癒しと笑顔を与えるはずです。

そして第三機能に「外向的思考」を持つENFPは、優勢機能に「外向的思考」を持つESTJの分析力と思考力に興味津々です。疑問に思ったことをESTJにぶつけて、ESTJと議論を重ねることにより、ENFPは充足感を得るでしょう。

3: 長所が噛み合うことにより、お互いを活性化し合える

ENFPはアイディアマンです。次から次に多くのことを思いつき、その実現を夢見ます。……が、計画を立てる能力が今一つであるため、多くは夢のままに終わります。

ここで登場するのが、ESTJなのです! 容赦なく取捨選択を行い、現実性のあるものだけを残し、その実現に向けたロードマップを敷くことが得意なESTJは、ENFPの夢を現実のものにするでしょう(ただし容赦なく無駄を削ぎ落すESTJの姿勢に、少しばかりENFPは圧倒されるかもしれません)。そして見事、ENFPの夢が実現へとこぎつけたときには、ENFPは「自分は夢想家なんかじゃない、やればできるんだ!」と自信を持てるようになれます。

反対にESTJは、現実的であるかどうかを重んじるあまり、冒険はせず、過去に例がある方法を用いることに依存してしまいがちです。また、どちらかといえば「アイディアマン」とは言い難い性格であること、および失敗を恐れて冒険を避けようとする傾向から、どうして「無難なこと」しか思いつきません。

そんなESTJにとって、自由なENFPは「新たな道を照らし出してくれる松明」となるでしょう。面白いアイディアを思いついたり、常識の外にあるものを見せてくれるENFPは、面白みのない無味無臭な世界に彩を与えてくれる存在となるはずです。

4: 個性が異なるからこそ、補い合える

ESTJは、いつもと変わらない日常を好み、お気に入りの何かに慰めてもらうことを好みます。そのため、生活がマンネリ化しがちです。いつもと同じことは好きではあるものの、あまりにも長引けばいずれどこかで飽きが来てしまいます。

そんなときにESTJを助けるのが、ENFPなのです。目新しいことが好きなENFPは、新しい情報をESTJに届けますし、新しい世界へとESTJを連れ出します。新たな趣味やライフスタイルを見つける機会を、ENFPはESTJへ与えるでしょう。

そしてENFPは、目新しいものは何でも試してみたいというそのヴァガボンド的な性質から、生活が不安定な状態に陥りがちです。次から次に健康器具を買って、試して、飽きて、その結果として家の中に無駄な置物が増えてしまったり。次から次へと新しいゲームに手を出してみては、それに熱中して夜を明かしてしまったり等。健康的なライフスタイルを簡単に忘れ去ることができます。

そんなときにENFPを諫めるのが、ESTJの役割なのです。ESTJは「夜12時を過ぎたら寝なさい!」「ちゃんと朝昼晩のご飯を食べなさい!」とENFPの世話を焼いたり、ENFPの部屋にある不要な家具を適宜処分して環境を整備してくれるでしょう。

5: 違うけれど、同じでもある

ENFPとESTJは、優先順位こそ異なっていますが、全く同じ心理機能を有しています。そのため、もともと馬が合いやすい傾向にあるのです。

ENFPもESTJも、感情のベクトルは「内向き」です。他者に合わせたり、場の空気を読んで道を誤るよりも、場の空気を乱すことになったとしても自分の信念を貫きたいと思っています。

ENFPもESTJも、思考のベクトルは「外向き」です。椅子に座って、真理を純粋に追い求める作業に没頭することよりも、果敢に動き回って行動を起こすことを尊びます。

ENFPもESTJも、直感が向く方向は「外向き」です。既に得ている知識や経験から未来を予測するよりも、外界から新たな情報を積極的に収集しようとします。

ENFPもESTJも、感覚が向く方向は「内向き」です。なので案外、思い出を大事にする傾向を持っています。

――つまり、彼らは一見「真逆」のように見えますが、ただ考え方の優先順位が違っているだけで、根っこに有しているものは同じなのです。仮に、ファーストインプレッションで嫌な印象を相手に抱いたとしても、最終的には仲を深めやすい関係だといえます。

反対に、合いそうで合わない関係性の例を挙げてみましょう。ENFPとENFJは「多種多様な人々から様々な話を聞くことが好き」であり、一見同じような性格特徴を擁しているように見えますが、実際には共通する心理機能を一つも持っていません。そのため、最初は話が合うかもしれませんが、時間が経つにつれ、違いが浮き彫りになり、不和が起こる可能性が出てきます。

そしてESTJとESTPは「外向的でアクティブな仕事人」という点では共通しているもの、共通する心理機能は何も無く、そして根本的な考え方が異なります。組織に従順であるか、はたまたソロプレイヤー気質であるかの差は大きく、意見の食い違いや衝突の絶えない関係となりがちです。

同じ心理機能を持つこと、これが相性の良さのカギを握っているといえます。

はENFPとESTJの関係における注意事項

ENFPとESTJの関係は「相手の個性を受け入れ、相手から学び、相手に感謝する」という態度をお互いが取るように心がけると、うまくいきます。ここが破綻してしまい、無理に我を通そうとするような態度が目立ってくると、喧嘩が絶えなくなってしまうでしょう。

あなたがESTJである場合は、ENFPのパートナーが「退屈が嫌い」であることをまず理解しなくてはいけません。毎日毎日同じことを繰り返し続ける生活は、あなたにとっては「安定していて、穏やかなもの」かもしれませんが、ENFPにとっては「代わり映えがせず、退屈なもの」である可能性があるのです。この平穏および退屈な日常は、ENFPの神経をすり減らし、彼らに虚無感を植え付けることがあります。ENFPを退屈させないためには、適度な遊びの要素を設けることが必要かもしれないでしょう。

逆にあなたがENFPである場合は、ESTJのパートナーが「安定感を強く求める」ことを理解しなくてはいけません。待ち合わせ時間に5分遅刻することは、あなたにとっては大したことではないかもしれませんが、ESTJにとっては重大な裏切り行為であり、信頼を失うキッカケとなりかねません。約束は必ず履行すること、日常の取り決めは忘れることなく守ることなど、「ルール」や「信頼」に関わるものには、キチッと気を引き締めて臨むことを心がけるべきでしょう。

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ABOUT ME
魔王
「今すぐ使える心理学」を立ち上げた張本人であり、過去に性格心理学の研究・恋愛心理学の研究を行なっている中で、誤った知識が世の中に蔓延していることに課題を感じ、学術レベルで心理学を学び、企業向けにコンサルティング業務を行っています。 - 九州大学出身、「性格心理」や「芸術」について学ぶ。性格心理学を用いた製品開発やチームマネジメントの第一線で活動中、現在メディア事業部マネージャーとして性格心理学を実践しています。