エニアグラム

【エニアグラムタイプ別】「幼少期から引きずる潜在意識からのメッセージ」について Part.2

MBTI診断とは

このブログで紹介しているMBTI診断テスト(16TEST, 16分類テスト)は、あなた自身の性格を16種類の性格に分類するようなテストです。この16種類は、それぞれ、あなたが内向的か外交的なのか、感覚的なのか直感的なのか、感覚的なのか思考的なのか、情報を取り入れることで外界と接しているのか判断することで外界と接しているのかといった、それぞれ4つの属性に基づいて、分類します。

適職を考えたり、相性を考えたり、自分の性格を理解することで、自分を見つめる機会にもなるでしょう。



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「The Wisdom of the Enneagram」の著者であるドン・リチャード・リソ氏とラス・ハドソン氏によると、私たちそれぞれが「幼少期から引きずる潜在意識」を持っていて、その無意識は「根源的な欲求と恐怖というメッセージ」を発し続けているそうです。

ある人の潜在意識が発するメッセージとは「信頼できる”誰か”を獲得すること」であり、「自分自身を信じることができないこと」。

またある人の潜在意識が発するメッセージは「自分の意見を自由に言える環境を見つけること」であり、「誰かの手を煩わせてはいけないこと」。

――これら潜在意識のメッセージはあなたの意思や理性を差し置いて、人生に大きな影響をもたらし、他者との関係性のあり方を決定したり、自分の行動を制限したり、内的世界に光や影をもたらしたりします。

この”潜在意識からのメッセージ”は、意識しようとしなければ理解することができず、あなたを「正体不明の暗闇」に置き去りにすることもあるかもしれません。今回はエニアグラムタイプ別に「潜在意識が何を求め、何を恐れているのか」に注目していきましょう。

「幼少期から引きずる潜在意識からのメッセージ」

タイプ4の場合: 「ごく普通の”幸せ”が欲しい」ないし「自分自身を、自分が一番肯定したかった」

タイプ4は、人生の中でかなり早い段階で「家族に対する、なんらかの喪失感と孤独感」を覚えることによって生まれるとされています。しかし一概に「喪失感・孤独感」といえど、そのパターンは人それぞれです。

「弟や妹が生まれたことによって、両親が自分を昔のように愛してはくれなくなったこと」「家族との死別」「両親の離婚」「家族から見捨てられた」等々……ケースは人それぞれですし、程度の差はありますが、どれも深い悲しみが背後に隠れていることは否定できません。

そしてこの「深い悲しみ」は、人生の大部分に影を落とします。何故ならば、この悲しみはタイプ4に「この世に期待をしてはいけない、その期待は容易く打ち砕かれるものだから」「何かに対して怒ってはいけない、怒りを露わにしたところで殴られるだけだ」というシニカルさ、ないし絶望をもたらすことになるからです。これによりタイプ4はメランコリックになり、やがて「誰のことも信用できない自分は、どこに行けばいいのか?」という当惑に支配されるようになります。

そんなタイプ4には「自分を肯定し、認めて愛すること」を奨励したいと思います。どんな小さなことでも構いません、自分の得意なことを認めて、それを誇りに思いましょう。それから現実へと、周囲にいる人々に目を向けてください。

家庭内に今は居場所がないなら、他の場所に目を向けてください。同じ趣味を持つ仲間、そこにいる友人たち等、彼らはあなたの悩み相談ぐらいなら聞いてくれるかもしれません。それにもしかすると、似たような孤独感や悩みを持っている人と出会えるかもしれません。もしそのような相手と出会えたのなら、その相手に手を差し伸べましょう。その行動は、回り巡ってタイプ4自身の為となります。

「そう簡単に、この性格は変えられないよ!」と嘆くなら、まずは生活をちょっと変えてみることから始めてみてください。一日のうちに起きた小さな幸せを5つ書き留めてから寝る、朝早くに起きて散歩をしてみる、寝る前にフィットネス系ビデオゲームを30分やってみる、週に一度は音楽や映画鑑賞にだけ費やす時間を設けてみる等、考え事から目を逸らす時間を意識的に作るようにしてみましょう。

タイプ5の場合: 「快適で生きやすい世界が欲しい」ないし「自分の要望を伝えても問題ない環境が欲しかった」

特に10代のタイプ5は、世界について敵意を抱きがちです。「自分はどのコミュニティに居ても、異端分子とか異物としてしか扱われてこなかった」もしくは「外界は眩しいし煩いしで、刺激が多すぎて疲れる!」のどちらかの恐怖に怯えた結果、人付き合いを極端に避けるようになったり、家の外に出たがらなくなっていたことでしょう。

タイプ5の恐怖が発現する要因は、いくつか存在します。主要なものを上げると、以下の通りとなります。「幼少期に、外国語や音楽などいろんなものに興味を示したものの、その願いが叶えられる機会が少なかった」「誰も、タイプ5の話をまともに取り合ってくれなかった」「物静かで無機質的な性格傾向から、邪険にされ続けたり、いじめを受けたりした」「感覚過敏な傾向を、周囲は信じてくれなかった」等々……基本的にタイプ5は、外界そのものに対して恐怖が先行する傾向を持っているのです。

この性格傾向に加えて、更に「いじめを受けた経験」「親兄弟に性格を理解してもらえず、人格否定をされた経験」をしたり、その経験を繰り返したりすると、外界や他者に対する期待値は底を突き抜け、「不信感」どころか「敵意」の域に達してしまうのです。

そのためタイプ5は内向的になり、自分の世界にこもるようになります。また怒りや悲しみといった感情から目を背けるために、知識を貪欲に収集するようになり、「思索にふける」ことによって自分の感情を無視するという術を身に着けました。また、攻撃的だったり冷笑的な態度を取ることによって、人を遠ざけ自分を守る技術を磨いてきたことでしょう。ひとりになること、これはタイプ5にとって最強の鎧なのです。

けれども、あなたがタイプ5であるならば考え直してみてほしいのです。人を遠ざけようとするタイプ5の姿は結局のところ、他者の目には「扱いにくい卑屈な人物」としか映りません。そんな印象の所為で、せっかく持っている自分の独創性や知性を活かす機会を失うなんてこと、長期的な目で見たら”大損”ではありませんか?

傷付けられることを恐れていては、いつまで経っても前へは進めません。過度に焦る必要はありませんが、自分のペースで外へと漕ぎ出し、友人を増やしてみてはどうでしょうか。ひとまず、自分の能力を活かして「困っている誰かを助けること」から始めてみましょう。

また物音や光の刺激に悩んでいるのなら、その要望は臆さず誰かに相談した方がよいでしょう。アレルギーや感覚過敏への理解が進んでいる昨今の世間では、昔と異なり柔軟な対応をしてもらえるものですよ!

タイプ6の場合: 「自分を、そして他者を信頼しても大丈夫だと思いたい」ないし「絶対的な安心感、信頼性が欲しかった」

幼少期のタイプ6は、常に不安が付きまとっていたことでしょう。そのたびに、親兄弟といった家族や同世代の友達に「助けてもらえるかもしれない」という淡い期待を抱き続けましたが、その期待に応えてもらえる機会はあまりなく、次第に「誰も頼りにならない……」という他者への不信感が芽生えたことでしょう。

タイプ6は特に、親子関係における不安感が大きかったはずです。ただ慰めたり諭してくるだけで、何も対策をしてくれない親。突然わけもなく怒り出し、手を上げてくる親。秩序やルールに厳格で、愛情を示してくれなかった親。……「自分の思いを、親は汲んでくれなかった」経験が多かったのではないでしょうか。

そしてタイプ6は慢性的な不安感に立ち向かうために、次第に「誰も信じず、自分の力で生きていく」ことを望むようになります。裏切られたり、支配されたり、足をすくわれないようにするため、強さを身に着け、自分の身を守るために戦ってきたはずです。

――しかしその反面、タイプ6は「安心できる居場所」を求めてもいます。信頼できる上司や同僚たちがいる職場、絶対に裏切らないと信じられるパートナー、賢くて優しい「安心して見守れる」子供たち……潜在意識が求める安心感には果てがなく、結局のところ満たされることもないでしょう。

なのでタイプ6は「外界に信頼できるものを求める」ことを辞めて、「自分自身を信じる」方針に切り替えてほしいのです。タイプ6は優れた知恵と洞察力を持つパーソナリティですから、本来なら「人を頼らずとも、危機には事前に気付き、対応することができる」はずですし、現にそうして乗り越えてきた経験もあるはずです。

タイプ6はついつい壊滅的な未来の予想図に夢中になって、不安感に苛まれてしまいます。しかし、畢竟「万事塞翁が馬」で、将来になにが起こるかなんて分からないものです。避けようがない予想外のトラブルが降ってくることはありますし、予想外の救いが訪れることもあります。ともかく身に降ってきたことは、受け入れるしかないのです。となれば起こってもいないトラブルに怯えていることは、時間と労力の無駄でしょう。

それでも、どうしても不安な気持ちや疑心暗鬼の声が頭の中を支配するのなら、その感情を紙に書き留めるなどして、吐き出していきましょう。文字にしてアウトプットしてみれば、「いくらなんでも、考えすぎじゃないかな……」と自分自身を俯瞰して見れるようになるはずです。

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ABOUT ME
魔王
「今すぐ使える心理学」を立ち上げた張本人であり、過去に性格心理学の研究・恋愛心理学の研究を行なっている中で、誤った知識が世の中に蔓延していることに課題を感じ、学術レベルで心理学を学び、企業向けにコンサルティング業務を行っています。 - 九州大学出身、「性格心理」や「芸術」について学ぶ。性格心理学を用いた製品開発やチームマネジメントの第一線で活動中、現在メディア事業部マネージャーとして性格心理学を実践しています。