ユングのタイプ論に基づいた性格診断テストでは、あなた自身の性格タイプを知り、自分自身や周りの人々を理解することにつながります。MBTIや16TEST、16Personalitiesなど様々な性格診断がありますので、まずは試してみませんか?

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MBTIとは?
MBTIとは、アメリカの心理学者のマイヤーズ氏とブリックス氏により開発された心理学に基づいた性格診断テストで、大手企業や軍事組織などで用いられているような信頼できるテストになります。MBTIでは人々の性格を、内向/外向・感覚/直観・感情/思考・判断/知覚の分岐により、16種類に分類します。
MBTIの基本的姿勢として、人は片方の心理機能を使う傾向があるが、完全にもう片方の心理機能を使わないというわけではないということです。すなわち、あくまで思考的判断をとる傾向があるわけで、感情的判断を取らないという読み方をするのは間違いです。
また、優劣ではなくどちらに寄っているかというような見方をすることで自己理解・他者理解を深めるような診断テストであることがマイヤーズ氏とブリックス氏により、言われています。
MBTIの性格診断テストをネットで手軽に受験してみたい人は、以下をお試しください!!
MBTIについて、詳しくは以下を参考にしてみてください

MBTIタイプの人口比率・分布
タイプ | 全体比率 |
ENTJ | 2.57% |
ESTP | 2.62% |
ISTP | 2.87% |
ESTJ | 3.39% |
ISTJ | 3.57% |
INTJ | 3.70% |
ENTP | 5.19% |
ENFJ | 5.59% |
ESFP | 6.02% |
ISFP | 6.74% |
ESFJ | 6.75% |
INFJ | 6.79% |
ISFJ | 6.82% |
INTP | 7.19% |
ENFP | 13.78% |
INFP | 16.44% |
上記が最も受講者が多い無料診断テストの公開している、タイプ別の比率の結果です。
2019年現在の日本における各タイプの分布は上記のようです。傾向としては、内向型(I)が外向型(E)よりも多くなっており、直観型(N)よりも感覚型(S)がやや多いこと、感情型(F)が思考型(T)よりも多く、知覚型(P)が判断型(J)よりも多いことがわかります。
ただ、これは16personalitiesを受けた受講者の結果による傾向であることと、ネット上でのインターネットアクセス数にタイプごとにより偏りがあることを加味すると、一概にこのパーセンテージが実社会で適応できる、というわけではないようです。
(実際にインターネットで検索する量が最も多いタイプはINFPタイプで、他のタイプの倍以上のトラフィックを持っていたりします)
また、16persinalitiesの他の情報源として、
タイプ 全体比率
INTJ 1.88%
INFJ 2.07%
ENTJ 3.22%
ISTP 3.60%
ENFJ 3.66%
INTP 4.09%
INFP 4.68%
ISFP 5.14%
ESTP 6.48%
ESFP 6.90%
ENTP 7.86%
ISFJ 8.08%
ISTJ 8.28%
ENFP 10.08%
ESTJ 11.84%
ESFJ 12.15%出典:日本版MBTIマニュアル P.80
2011.10.3 (株)PDS総合研究所
こちらもあります。こちらのテストは、MBTIの協会が独自調査の元に算出されたデータであることから、ネット上によく現れる傾向とは異なるタイプが多いという見方をすることができます。どちらかといえば、現実社会ではこちらを参考にするのが良いと思われます。
次に世界のタイプ分布に関する図を以下に引用します。

MBTIでも権威あるMBTI Manualより公表されているデータですので、こちらも信頼できるようなソースかと思います。
タイプ | 海外(MBTI Manual) | 国内(MBTIマニュアル) | 国内(16personalities) |
INFJ | 1.50% | 2.07% | 6.79% |
ENTJ | 1.80% | 3.22% | 2.57% |
INTJ | 2.10% | 1.88% | 3.70% |
ENFJ | 2.50% | 3.66% | 5.59% |
ENTP | 3.20% | 7.86% | 5.19% |
INTP | 3.30% | 4.09% | 7.19% |
ESTP | 4.30% | 6.48% | 2.62% |
INFP | 4.40% | 4.68% | 16.44% |
ISTP | 5.40% | 3.60% | 2.87% |
ENFP | 8.10% | 10.08% | 13.78% |
ESFP | 8.50% | 6.90% | 6.02% |
ESTJ | 8.70% | 11.84% | 3.39% |
ISFP | 8.80% | 5.14% | 6.74% |
ISTJ | 11.60% | 8.28% | 3.57% |
ESFJ | 12.30% | 12.15% | 6.75% |
ISFJ | 13.80% | 8.08% | 6.82% |
上記の結果をそれぞれまとめたのが、上記の表になります。
世界と国内を比べても大きく差があるタイプはいませんが、やはりNT型(xNTxのタイプです)が最も少なく、次にNF型(xNFx)、大多数はSP型(xSxP)やSJ型(xSxJ)に分類されるみたいですね。
国内でも国外でも最も多いタイプは、ESFJタイプである、ということもわかりました。
ESFJタイプは、規律正しく周りの人の面倒見が良い人間関係がうまい頼れるリーダータイプと言えます。部活動のキャプテンや、サークルの部長、会社では新人を育成するマネージャーなど、人間関係を円滑にする時にピカイチの働きをするタイプです。
一方少数派のNTタイプは、協調性こそSP型やSJ型、NF型と比べれば劣ってしまいますが、論理的思考力が高かったり、問題解決能力が高いことから、頼れる切り札的存在になれることも多いでしょう。
先ほどにも話しましたが、INFPタイプのネット上のトラフィック量は他のタイプの倍以上だったりするため、必ずしもこのデータが現実世界に応用できる訳ではないという風に考えていただけると幸いです。
また、テストの手法によりタイプが異なって算出される可能性もありますので、別のテストと評価基準も混合している可能性があるので、あくまで、傾向がある、という理解が良さそうです。
世界中のMBTI
世界中のMBTIタイプについても少し調べてみました。
今回とったデータでは、16personalitiesより引用します。
アメリカのMBTIタイプ
https://www.16personalities.com/country-profiles/united-states
上記を参照しました
アメリカの16personalitiesは、INFPが最も多く、時点でENFPが多いことがわかりました。日本同様の結果で、MBTIMannualの統計とは異なるデータになっているようです。
韓国のMBTIタイプ

2004年のもののようですが、韓国では、ISTJやESTJといったタイプが多いようです。これは面白いデータだなと思いますが、ISTJやESTJといえば、規律正しく伝統を重んじるタイプで行動力もあるタイプです。韓国らしさと言えば韓国らしさを感じる結果ですね
他にもおすすめなMBTIについての記事


①MBTIへのいざない - ユングの「タイプ論」の日常への応用
16タイプ性格診断 - MBTIを知りたいあなたは絶対に読むべき1冊。入門書としても応用本としてもトップクラスに評価されている本で、お値段こそすこし高いですが基本的な考え方を体系的に説明してくれている1冊になります。1冊目を探しているあなたにも、ざっくり理解しているあなたも必読です。
②ユング心理学でわかる8つの性格
心理機能を知りたいあなたへお届けする1冊になります。16性格診断を勉強しているとFeやNiといったアルファベットが出てきますが、そのようなアルファベット(心理機能)を理解することで16性格診断を理解することができます。この本も入門書としてはとても優秀で、オススメの一冊です。
③新版エニアグラム【基礎編】
9タイプ性格診断 - エニアグラムを知りたいあなたは絶対に読むべき1冊。エニアグラムの本は数多くありますが、筆者はこの本が最も理解しやすく感じました。9タイプの特性をまずは理解したいあなたに、エニアグラムをもっと理解したいあなたにオススメの一冊になります。