MBTI

MBTIの16タイプごとの平均収入は?

MBTIとは?

MBTIとは、20世紀の偉大な心理学の父とも言われている、カールユング氏のタイプ論をベースにアメリカの心理学者のマイヤーズ氏とブリックス氏が人間のタイプを16種類に分類した性格診断テストです。自己理解や他者理解を目的として作成され、MBTIではどの性格においても優勢・劣勢は存在していないことが特徴です。

MBTIの分類ではカール・ユング氏により提唱された指標である、エネルギーの方向であるE/I(外向性:E … エネルギーが他者や世界に向いている)・(内向性:I…エネルギーが自分の方向に向いている)、情報の受け取り方であるS/N(感覚:S … 現実的、五感を使って感じる)・(直観:N … 将来的、抽象的)、情報の処理の方法であるT/F(思考:T … 論理を使う)・(感情・F … 感情を使う)、物事の進め方であるP/J(P:知覚的態度 … 柔軟がある)・(J:判断的態度 … 計画性がある)の分類を行い、計16タイプの組み合わせが生まれます。

MBTIについて、詳しくは以下を参考にしてみてください

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MBTIの収入について

mbti 収入

引用元: MBTI Socioeconomics

上記の図はアメリカのとある調査機関によるMBTIの16タイプごとに平均収入です。これは、実際にテストを受けた人の結果を主に反映しているようですので、例えばこのチャートの中で最も収入の低いINFPは、絶対に出世できない、というわけではないです。

いわば、社会適合力を示している部分はあるでしょう。今回はこのチャートを元に解説でもしていこうと思います。

それぞれのタイプについて

上記の図は、実際にマイヤーズ氏ブリックス氏がタイプ分類する際に作成された心理機能の図です。SeやSiといった文字は、感覚Sの中でも内向性・外向性に分類したものです。

ざっくりタイプを理解するためには、EかIか、NかSかといった判断を取ることでも良いですが、厳密に性格を分析しようとする(MBTIの定義に乗っ取ろうとする)場合には、こういった添え字付きの心理機能を用いてタイプを分類します。

16タイプにはそれぞれ、第一機能(主機能)・第二機能(補助機能)・第三機能・第四機能(劣勢機能)の特性がありますので、上記の図より、あなたのタイプのそれぞれの機能をチェックしてみてください。

第一機能・第二機能などの意味が知りたい人位は以下のページを参考にしてみてください。

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添え字の意味が知りたい人は以下のページを参考にしてみてください。

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収入ランキングワースト3の分析

ワースト1位 INFP

ワースト1位にランクインしてしまったINFP型は、実はネット住民に最も多いタイプと言われており、社会不適合なタイプと言われることも多いタイプなのです。INFPの心理機能は

  • 第一機能: Fi(内向的感情)
  • 第二機能: Ne(外向的直観)
  • 第三機能: Si(内向的感覚)
  • 第四機能: Te(外向的思考)

になります。第一機能・第二機能を使うことで物事を認知し処理するのですが、INFPの場合には何より自分の価値観のこだわりや、自分の感情へのこだわりが強く出ます。好奇心も旺盛ですが、幼い頃より伝統的なやり方やこだわりに執着する傾向があり、一踏ん張り出来ないタイプだったりします。

そして、最も特徴的なのは第四機能(劣勢機能)にある外向的思考(Te)です。外向的思考は物事を全体から効率的に見るような力です。

こんな言葉を大企業の社長さんもおっしゃっていますが、正にこの能力が外向的思考(Te)により実現されます。

この思考が得意なタイプ(主機能にある)はENTJとESTJタイプですが、いずれも収入ランキングのTOP2位になっています。

ゴールを設計することや、そのために逆算したレールを作り上げるという意味でも、外向的思考はビジネスをやる上では必要な能力とも言えるでしょう。ENTJはレアタイプですが、世の社長に多くいるタイプと言われています。

タイプの似ているENFPは、第三機能に外向的思考(Te)があるので、INFPほど極端に苦手ではない、むしろよく使っている人も多いくらいと言えるでしょう。

ENFPとINFPの違いについては以下の記事をどうぞ

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ワースト2位 ENTP

実は意外な人も多かったのではないでしょうか。ワースト2位にランクインしたのがENTPです。ENTPの有名人には哲学の祖でもあるソクラテスや、電球を発明したトーマスエジソンが居ますが、収入ランキングでは残念ながら2位になってしまいました。

ENTPの心理機能はそれぞれ以下になります。

  • 第一機能: Ne(外向的直観)
  • 第二機能: Ti(内向的思考)
  • 第三機能: Fe(外向的感情)
  • 第四機能: Si(内向的感覚)

ENTPの考え方の特徴は「問題そのものを疑っている、完璧などない」といったスタイルで物事を探索していくような感じです。この考え方の元になっているのは外向的直観・内向的思考の組み合わせです。近いタイプにはINTPがいます。INTPも収入ランキングでは下の方に属していますが、INTPには数学者のデカルトや、近代哲学の偉人であるカントもこのタイプであったり、IT業界の有名人に多くいるタイプとなります。

この外向的直観・内向的思考の組み合わせは、「当たり前を疑う」という思考であるので、発明や一発ホームランを狙うような考え方であるといえるでしょう。

一方で現実でそういった発明や革命的なアイデアを実現できる人はほんの一握りであり、自身にそういった素質があることに気づかずに、社会に適合しようとすることもあるでしょう。

ENTPに関しては、第四機能に内向的感覚があり、この内向的感覚は規律正しさや、習慣化能力を示す心理機能ですので、それらが劣勢であるために、ENTPは社会に不適合であったり、見方によってはADHDといった判断をされることも多いでしょう。学生時代に頭はいいけど成績が悪いといった人と言われやすいタイプでしょう。

通常のやり方や社会に染まったやり方をしようとすると、上手く自身の能力を発揮できないため、結果として収入が低くなる形になります。

また、内向的感覚を身につけることや、自身と対極的な思考である内向的直観・外向的思考を受け入れられるようになることが自己成長のヒントになるでしょう。

ワースト3位 ESFP

MBTIの研究家たちの間では、ESFPはウェーイ系男子と言われていますが、ESFPはいい意味で明るく積極的なタイプです。とりあえず行動が魅力的なタイプですが、収入が平均より少し多くなるESTPと違って、物事の判断には自身の価値観を優先することが特徴です。

ESTPは、物事の判断を深く考え筋が通っているか、論理的かどうかで判断していますが、ESFPの場合には、自分がどう思うかや周りはどう考えているかで判断しがちです。偏った価値観を持っている場合には、上手く社会に適合できない可能性もあるのがこのタイプです。

ESFPはいわゆる「いいやつ」で外に出て、よく遊んでいるタイプであることが多いですが、「今」を必死で生きることを重要視した価値観を持っていることが多いでしょう。そのため、仕事だけではなく、遊びにも本気であり、相対的に収入に関心が薄れていることも多いのだと分析できます。

近い心理機能を持っているISFPタイプも同様に収入ランキングでは下位にランクインしていることから、同様の理由であると分析できます。

(筆者の感想ですが、ESFPは人生の満足度が高そうです)

収入ランキングトップにある共通点

収入ランキングトップにランクインしているタイプは以下になります。

  • ENTJタイプ
  • ESTJタイプ
  • INTJタイプ

外向的思考が高い

ENTJとESTJの収入ランキングで1位と2位となったタイプは共通して外向的思考が高い特徴があります。この外向的思考は、周りを客観視しながらゴールを設定し効率化を考えたり導線を引いたりするような思考になります。外向的思考は哲学や学問の知識をどのように現実世界に応用するかに注目した心理機能です。

ENTJは漠然とした中でもゴールを設定することのできる司令官のような資質を持っており、一方でESTJは伝統や規則を重んじる組織で活躍する重鎮タイプと言えるでしょう。

外向的思考を第二機能として使っているのは、ISTJ型とINTJ型ですが、いずれも平均よりは高い収入を得ていることがわかります。

 

 

ABOUT ME
青木 常久
「今すぐ使える心理学」を立ち上げた張本人であり、過去に性格心理学の研究・恋愛心理学の研究を行なっている中で、誤った知識が世の中に蔓延していることに課題を感じ、学術レベルで心理学を学び、企業向けにコンサルティング業務を行なったり、カウンセリング業務を行なっています。 - 九州大学出身、「性格心理」や「芸術」について学ぶ。性格心理学を用いた製品開発やチームマネジメントの第一線で活動中、現在メディア事業部マネージャーとして性格心理学を実践しています。