ユングのタイプ論に基づいた性格診断テストでは、あなた自身の性格タイプを知り、自分自身や周りの人々を理解することにつながります。MBTIや16TEST、16Personalitiesなど様々な性格診断がありますので、まずは試してみませんか?

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MBTIの相性論について
このブログでは、MBTI(よく認知されている名称:16personalities、16TEST、16タイプ性格診断)は、自己理解や他者理解のツールとして使うことができるという話をしたり、適職や人間関係の話題は当ブログでも取り上げてきました。
しかし、実はMBTIの書籍や文章でも語られているように「MBTIは相性論を語るものではない」ということ。つまり、多くのMBTIのサイトで語られている相性論は根拠のないものや、そのサイトの管理人の主観による独断と偏見で決定する危険性がるということです。
当ブログでは、MBTIの他に、MBTIを発展している研究であるネオ・ユングやソシオニクスの考え方を取り入れています。ソシオニクスではそれぞれのタイプによる関係性を語ることも多いです。これは立派な理論・研究に基づいているもので、比較的信頼できるものと考えることができるでしょう。(ソシオニクスとMBTIの違いについては以下の記事を参考にしてみてください)

つまり、当ブログでMBTIの相性論を紹介している場合には、ソシオニクスやネオユングの理論より、解説しているということです。
タイプ別の相性論

上記が、16タイプごとの関係を示す表です。この表は、それぞれのタイプ間での関係を一つの表にしています。厳密にはクアドラという考え方もあり、このクアドラも同じ価値観・情報認知・処理をしているという意味で距離が近づきやすいと考えられる相性論の一部ではあります。

今回は、純粋に1:1を考えた時の関係について説明します。
双対関係(Dual)
双対関係となるタイプは、アルファベットがすべて異なるタイプになります。例えば、ENTPであれば、その対象のタイプはISFJとなります。双対関係にあるタイプでは、一見全く異なるタイプに見えますが、潜在意識の中でお互いを理解することができ、また片方の自覚している弱い価値観をもう片方が補うことができる理想の関係値になります。
双対関係はソシオニクス上では最も相性の良い関係と言われており、同じクアドラの上に居ます。クアドラはその人の見えている世界を概略したような考え方に基づいているので、見えている世界に近い部分を感じる部分もあるでしょう。
- ENTPとISFJ
- ESFJとINTP
- ESTPとINFJ
- ENFJとISTP
- ESFPとINTJ
- ENTJとISFP
- ENFPとISTJ
- ESTJとINFP
同一関係(Identity)
同一関係になるのは、自身と同じタイプになります。同一関係は、クアドラも同じであり、価値観や思考パターンも似ていることから、最も容易に仲良くなりやすいタイプといえるでしょう。自分自身もしっくりくる友達やパートナーはこのタイプになる可能性が高いでしょう。
同じ価値観を持っており、同じ思考をするために、同じシーンでミスを犯したり、同じ領域で自分を発揮しようとするため場合によっては相性が悪くなることもあるでしょう。
しかし、自分と近い価値観を持っていること、思考をしていることから、お互いの強みや弱みを理解し合えるところは良い関係だといえるでしょう。
鏡像関係(Mirror)
鏡像関係になるのは、ENTPであればINTP、ESFPであればISFPと、頭のイニシャルが1文字他のタイプになったタイプになります。これらのタイプは使っている心理機能は似ているものの、優先度合い(第一機能・第二機能が逆転している)が異なるタイプで、双子のような関係性となるタイプになります。
- ENTPとINTP
- ENFJとINFJ
- ESFPとISFP
- ENTJとINTJ
- ENFPとINFP
- ESFJとISFJ
- ESTPとISTP
- ESTJとISTJ
活性化関係(Activity)
活性化関係になるタイプは、お互いに違った認知・処理パターンを使うアルファベットの2文字目・3文字目・4文字目が逆転したタイプになります。(ENTPであればESFJ、INTPであればISFJ)これらのタイプはお互いの精神的ストレスを和らげたり、支えあうことができ、気持ちがプラスな方向に向かう関係性です。
- ENTPとESFJ
- INTPとISFJ
- INFPとISTJ
- ESTPとENFJ
- ISTPとINFJ
- ESFPとENTJ
- ISFPとINTJ
- ENFPとESTJ
超自我関係(Super-Ego)
超自我関係になるタイプは、真ん中の2文字目、3文字目のみが異なるタイプで、これらのタイプはお互いに自分の中に無いものを持っていると感じるタイプです。時には、自分の理想形として見えることもあるでしょう。
- ENTPとESFP
- INTPとISFP
- ESTPとENFP
- INFJとISTJ
- ENFJとESTJ
- ISFJとINTJ
- ISTPとINFP
- ESFJとENTJ
準同一関係(Quasi-identity)
準同一関係になるタイプは、最後のアルファベットの4文字目であるP/Jのみが異なるタイプになります。このP/Jが異なると、潜在的に使用している心理機能が全く逆転するために、一見似ているように見えて思考の立場が真反対になります。そのため、準同一関係では、似て非なるタイプといえるでしょう。
- ENTPとENTJ
- ENFJとENFP
- ISTPとISTJ
- ISFJとISFP
- ESFJとESFP
- ESTPとESTJ
- INFJとINFP
- INTPとINTJ
消化関係(Extinguishment)
消化関係になるタイプは、アルファベットの1文字目と4文字目が逆転するタイプになります。(ENTPならばINTJ,ISFPならばESFJ)これらの関係では、二人で語り合う分には相手の魅力を感じることができるかもしれませんが、社会の中では対極的な意見から水の刺し合いになるような関係になることが多いでしょう。
- ENTPとINTJ
- INFJとENFP
- ISFJとESFP
- ESFJとISFP
- INTPとENTJ
- ENFJとINFP
- ISTPとESTJ
- ESTPとISTJ
衝突関係(Conflict)
衝突関係になるタイプは、アルファベットの4文字目以外が全て逆転しているタイプ(ENTPであればISFP、INTPであればESFP)が該当します。これらのタイプでは、距離を近づけることさえ乗り越えれば学ぶことの多い双対関係に似ているタイプと言えるでしょう。
- ENTPとISFP
- INTPとESFP
- ENTJとISFJ
- ISTPとENFP
- ESTJとINFJ
- ISTJとENFJ
- INTJとESFJ
- ESTPとINFP
準双対関係(Semi-duality)
準双対関係になるタイプはアルファベットの3文字目以外が全て逆転してしまうタイプで、ENTPであればISTJ、ESTJであればINTPとなります。これらの関係では、関係性を築くことが難しいタイプであり、親密になることに抵抗があるタイプである可能性が高いでしょう。お互いの妥協と譲歩により関係性が成り立つ関係と言えるでしょう。
- ENTPとISTJ
- INTPとENFJ
- ESTPとINTJ
- INFJとESFP
- ISFJとENFP
- ESFJとISTP
- ENTJとINFP
- ISFPとESTJ
同属関係(Comparative)
同属関係にあるタイプは、似ているタイプであり、相手の弱みを理解できたり、特徴を理解しやすいので、仲良くなりやすいですが、意思の決断部分が異なるために長い間時間を共にすること喧嘩も起こりやすいと言えるでしょう。
- ENTPとENFP
- ISFJとISTJ
- INFJとINTJ
- ENTJとESTJ
- ESFJとENFJ
- INTPとISTP
- ESTPとESFP
- ISFPとINFP
幻想関係(Illusionary)
幻想関係にあるタイプは、根本的な価値観が全く異なることで相手が何を考えているのかよくわからない幻想的に感じるタイプですが、何故か仲良くなるようなタイプです。相手の価値観を理解しにくいために、一緒に何かを行うことは難しいかもしれませんが、学ぶことは多く、友達にはなりやすいタイプでしょう。
- ENTPとINFJ
- ESFPとISTJ
- INTJとENFP
- INTPとENFJ
- ISFJとESTP
- ENTJとINFP
- ESFJとISTP
- ISFPとESTJ
ビジネス関係(Business)
ビジネス関係は、アルファベットの2文字目以外が同じタイプとなります。ビジネス関係にあるタイプはお互いのことを理解することができるので、表面上は楽しく仲良くやりとりすることができるタイプですが、物事の受け取り方・見え方が全く異なるために、親密に接することは難しいタイプになるでしょう。
- ENTPとESTP
- ESFJとESTJ
- ISFJとINFJ
- ESFPとENFP
- INTPとINFP
- ENFJとENTJ
- ISTPとISFP
- INTJとISTJ
監督関係(Supervision)
監督関係は片方の立場が、ポジションを取っていると理想的な立場関係です。例えばENTPの監督関係にあるのはISTPですが、ENTPはISTPに対して監督的立場を取っている、という意味になります。つまり、監督関係である場合には、部下や後輩という場合には良い関係を築くことができるでしょう。一方で立場が逆転する場合には対立しやすい関係にあります。
- ENTP→ISTP
- ISTP→ESFP
- ESFP→INFP
- INFP→ENTP
- ISFJ→ENFJ
- ENFJ→INTJ
- INTJ→ESTJ
- ESTJ→ISFJ
- ESFJ→ISTJ
- ISTJ→ENTJ
- ENTJ→INFJ
- INFJ→ESFJ
- INTP→ENFP
- ENFP→ISFP
- ISFP→ESTP
- ESTP→INTP
支配関係(Controlled)
支配関係とは、相手が自分の上に立つことができれば、良好な関係を築くことができる関係です。すなわち、ENTPであればINFPを上に立たせることができれば、良好な関係を築くことができるでしょう。支配関係の相手に対して、自分が優位に立とうとした場合には対立することもあるので注意が必要でしょう。喧嘩がやりにくいタイプとも言えるでしょう。
- ENTPにとってINFP
- ISTPにとってENTP
- ESFPにとってISTP
- INFPにとってESFP
- ISFJにとってESTJ
- ENFJにとってISFJ
- INTJにとってENFJ
- ESTJにとってINTJ
- ESFJにとってINFJ
- ISTJにとってESFJ
- ENTJにとってISTJ
- INFJにとってENTJ
- INTPにとってESTP
- ENFPにとってINTP
- ISFPにとってENFP
- ESTPにとってISFP
恩恵関係(Beneficiary)
恩恵関係とは、相手が自身の先生である場合に最も良い関係になるようなタイプと言えるでしょう。恩恵関係では、自分に足りないものを相手から受け取ることができ、魅力的に感じることでしょう。自身の価値観や哲学であるクアドラが異なりますが、クアドラの壁を超えて他の価値観と繋がるきっかけになるタイプとも言えるでしょう。
- ENTPにとってESTJ
- ENFJにとってENTP
- ESFPにとってENFJ
- ESTJにとってESFP
- ISFJにとってINFP
- ISTPにとってISFJ
- INTJにとってISTP
- INFPにとってINTJ
- ENFPにとってESFJ
- ENTJにとってENFP
- ESTPにとってENTJ
- ESFJにとってESTP
- ISTJにとってINTP
- ISFPにとってISTJ
- INFJにとってISFP
- INTPにとってINFJ
先生関係(Benefactor)
先生関係とは、自身が先生として相手に対して足りないものを補ってあげるような関係であるときに最適な関係になります。相手は自身が与えた相手に足りないものの情報に対して魅力的に感じることで、自然と相手の成長につながる関係を期待することができるでしょう。
- ENTPにとってENFJ
- ENFJにとってESFP
- ESFPにとってESTJ
- ESTJにとってENTP
- ISFJにとってISTP
- ISTPにとってINTJ
- INTJにとってINFP
- INFPにとってISFJ
- ENFPにとってENTJ
- ENTJにとってESTP
- ESTPにとってESFJ
- ESFJにとってENFP
- ISTJにとってISFP
- ISFPにとってINFJ
- INFJにとってINTP
- INTPにとってISTJ
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