MBTI

【MBTI】MBTIとは?

MBTIについて

MBTIとは、分析心理学の父と言われているカール・ユング氏のタイプ論に基づいた性格分析で、アメリカの心理学者であるブリックス氏とその娘マイヤーズ氏によって開発された、性格分析理論です。このMBTIテストにより、自己分析することで、自己理解を深めることに加え、他者との違いを認識することで、多様性を認められることを目的に作られました。

MBTIの基本的姿勢としては、優劣という考え方はありません。したがって、xxxxは優秀とかxxxxは劣勢という考え方は無い、ということになります。

4つのアルファベットについて

MBTIは対になっている8つのアルファベットから、4つのアルファベットを使うことで性格を表します。

  • 1.内向的(I)か外向的(E)か
  • 2.感覚的(S)か直観的(N)か
  • 3.思考的(T)か感情的(F)か
  • 4.知覚的(P)か判断的(J)か

上記のように、対になったアルファベットからそれぞれ1つを取ることで、性格を確定していきます。
この性格の決定は、ざっくりとどちらの方が得意に感じるか・その人にとって自然か、という風に決定していきます。実際に他人から見た際にその人がどうか、というわけでは無い点に注意する必要があります。すなわち、その人の根本がどうあるか、というところから分類します。
そして、100%感覚型・100%思考型というようなことではなく、あくまでも強い傾向の気質を示していることに注意が必要です。
(*厳密にはタイプ論を学ぶと、理解が深まります)

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外向的(E)・内向的(I)の違いとは

アルファベットの頭文字にある「I」と「E」ですが、このIとEは主に本人の興味関心がどこにあるか、を示しています。Iであれば自分の方向に向いており、Eであれば世界の方向に向いている傾向があります。Iの人は物事を考えるときにミクロに、主観的に考えることに長けますが、Eの人は物事を考える際にはマクロに・客観的に考えることに長けています。

外向型(E)の特徴

外向型(Extraversion)は、その人の興味関心が世界の方向に向いています。すなわち、自分の周囲に起きている出来事に興味を持ったり、人とのコミュニケーションを好んだりという傾向です。
実際に、積極的に物事に関わり、自己表現することが好きなタイプです。
友達付き合いでいうと、どちらかというと人を誘うのが外向型と言えるでしょう。

  • 客観的
  • 人を誘う側
  • 自己表現が得意
  • コミュニケーション能力がある
  • 世界の在り方を考える
  • 興味関心が世界側に向いている

 

内向型(I)の特徴

内向型(Introversion)は、その人の興味関心は自分の方向に向いています。したがって、自分の趣味やこだわりなど、深く掘り下げて考えたり感じることをします。人とコミュニケーションを取るのは少し苦手なところがあり、議論では冷静で考えた後で発言するタイプと言えるでしょう。
自分の中に世界を持っているのは内向型の特徴といえます。

  • 主観的
  • 一人でいたい
  • 自己表現は苦手で控えめ
  • 考えて発言する
  • 自分がどうありたいか考える
  • 興味関心が自分側に向いている

 

感覚型(S)・直観型(T)の違いとは

次のテーマになりますが、感覚型(S)と直観型(N)は、知覚情報をどうやって取り入れるかという点での違いとなります。すなわち、実際にあるものに対して五感を使い体感することで情報を取り入れるのは感覚型で、一方物事を抽象的に考え結びつけることで取り入れるのは直観型ということになります。

感覚型(S)の特徴とは

S型(Sensing)の特徴としては、実際に今起きていることや実践的なことに価値を置くということが言えるでしょう。T型は少し夢想的で地に足がついていないところが目立ちますが、S型は具体性を好む傾向があり、経験の積み重ねを信頼したり、先のことよりも今のことに注目します。
「今を生きる」現実主義者な感覚型ですが、手先が器用なのはS型の人に多いと言われています。

  • 現実主義
  • 五感を使う活動が好き
  • 実務的
  • 具体的なことを好む
  • 「今」を生きている

 

直観型(T)の特徴とは

T型(iNtution)の特徴は、物事の全体像をイメージすることで物体を認識したり可能性を見出したりする点です。最近流行りのデザイン思考は、この直観型の考え方に近いトップダウンな考え方です。もの・こと・概念にはあるべき姿がある、といった発想もこの直観に近いです。このタイプは理論や事実の背景を重要視し、今よりも未来に重きを置いています。閃き力もあるでしょう。

  • 理想主義
  • 抽象的な話を好む
  • 独創的
  • 全体像から考える
  • 「未来」をよく考えている

 

感情型(F)と思考型(T)の違いとは

感情型と思考型の組み合わせは、物事を判断するその判断の方法の違いとして対になっております。物事を判断するときに「周りの人がどう思うか」ということをよく考えるのは感情を使った判断とするF型の特徴で、「本質がどうか、筋が通っているか」ということを考えるのは思考型(T)の特徴といえます。

感情型(F)の特徴とは

感情型の特徴は、物事を判断するときに人の気持ちを考えた上で判断するように、とにかく「人の気持ち」を考える点です。今日の日本では感情型の人がかなり多い傾向があるといわれていますが、世界的にもオモテナシの国、悪くいえば道徳心が強すぎるという裏付けにもなるでしょう。
感情型である人は、温厚で優しそうな印象を受けることでしょう。しっかりと人に共感できるのも感情型の特徴です。
「誰が言った」と「何を言った」であれば、「誰が言った」を重要視する傾向にあります。

  • 理屈より人との絆
  • 優しくて思いやりがある
  • 協調性がある
  • 自他共に気持ちを大切にする

 

思考型(T)の特徴とは

思考型の特徴は、物事を判断するときに「公平さ」であったり論理的に正しいか、筋が通っているかに重きを置きます。人の気持ちを無視した判断をする傾向から、冷酷な人という判断を受けることもあるでしょう。分析的な視点から物事を考え、論理的かつ理屈で考えます。思考型の人が言っていることは、痛いところをつくことも多いです。

  • 理屈や論理性を重視する
  • 冷酷な印象を受ける
  • 原因や結果を踏まえて考える
  • 気持ちに左右されない

 

知覚(P)・判断(J)の違いとは

「P」や「J」は、これは世界に対して自分がどういう接し方をするかという意味合いを持ちます。
P型(知覚を使う)の場合には、世界に対して情報を取り入れるために使います。
すなわち、周りの人に対しては知覚的な態度を取り、一方でJ型(判断をする)の場合には、世界に対して判断することを使います。J型の場合には、世界に対しては「判断的態度」を強く見せるでしょう。

知覚型(P)の特徴

知覚型(Perceiving)の特徴としては、物事を何か始めようとするときに柔軟性を大事にします。
選択肢は多ければ多い方がいいと考え、選択肢を多く持ちます。その為に、物事を規律正しく進めることは苦手であり、優柔不断になったり、途中で物事を放棄したりという側面もあるでしょう。

状況に応じた行動を取ることができるので、予想外の展開やピンチに強いのはこの知覚型と言えるでしょう。状況に応じた判断を取ることができるのもこのタイプです。
夏休みの宿題を、一気に終わらせるのは知覚型の特徴の一種と言えるでしょう。

  • 状況に応じる柔軟さがある
  • 選択肢は多いほうがいい
  • 途中で投げやすい
  • 型破り

 

判断型(J)の特徴

判断型(Judging)の特徴としては、物事を戦略的・建設的にコツコツと進めていくような、スケジュール管理が得意な点が主な特徴と言えるでしょう。知覚型が選択肢を増やしていくのに対して、判断型は選択肢を減らしていきます。したがって、規律正しく計画的に、決断も早いタイプと言えるでしょう。一方で、知覚型の特徴である柔軟性には欠けるので、予想外の出来事に弱いです。予想外の出来事には弱い一方で、着々と物事を進めることができることから、物事がうまくいく王道は判断型であることも多いでしょう。

夏休みの宿題をコツコツと計画的に終わらせることができるのは、判断型の特徴の一種であります。

  • スケジュール管理がうまい
  • 選択肢は少ないほうがいい
  • 計画的で実現力がある
  • 真面目

 

ABOUT ME
青木 常久
「今すぐ使える心理学」を立ち上げた張本人であり、過去に性格心理学の研究・恋愛心理学の研究を行なっている中で、誤った知識が世の中に蔓延していることに課題を感じ、学術レベルで心理学を学び、企業向けにコンサルティング業務を行なったり、カウンセリング業務を行なっています。 - 九州大学出身、「性格心理」や「芸術」について学ぶ。性格心理学を用いた製品開発やチームマネジメントの第一線で活動中、現在メディア事業部マネージャーとして性格心理学を実践しています。