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ESTJは目の前の業務を無事に遂行することに焦点を当てているパーソナリティです。彼らは、目的を達成するためにリソースを調整し、編成する責任を負うことに躊躇いがありません。
ESTJは、幹部型の性格で、責任感が強い
ESTJは自分が関わるすべてのものに、規則やスタンダードな手順などのマニュアルを作成することを好み、そしてマニュアルや計画に従って、可能な限り最も効率的な方法で物事を進めることを好みます。
そういうわけでESTJは、プロジェクトのスケジュール管理といった管理を主体とする業務を得意としています。
また彼らは正確な事実と正確な情報にのみ従い、それらを基にした現実的で具体的な目標を設定します。そして設定する目標に、ESTJが曖昧さや空白、”遊び”を与えることはありません。
もくじ
ESTJとコミュニケーションを交わすとき
あなたがESTJと言葉を交わす機会があったとき。以下のことを心がけてみましょう。
ESTJには自分の実力を正直に伝える
ESTJはあなたの知識量やあなたの自信、そしてあなたの経験を尊重します。あなたがESTJとコミュニケーションを取っているとき、ESTJにはあなたの事実、つまり資格の有無や経歴、成功した経験などを正直に、謙遜を抜きに伝えるようにしましょう。
もしESTJがあなたに対し「何について話しているのかわからない」や「必要とされる人材のレベルを満たしていない」と感じた場合。ESTJはあなたを尊重したりはせず、あなたを彼ら自身と平等である、とは見なしたりしません。
ESTJには実用的な情報を渡すように
ESTJは、他者が提供した具体的かつ実用的な情報を使って作業します。目的、ノルマ、期待値、スケジュール、期限、責任の所在。ESTJのいる職場においては、可能であればこれらすべてのことは明確に定義されているべきです。
そしてESTJに対し、まだ曖昧な状態にあるアイディアを与えたり、抽象的な情報を与えたりすることは避けてください。ESTJにそのような情報を与えたところで、余計な混乱を招くだけです。
そのため、まだ漠然としていて定まっていない状態の情報を共有する必要がある場合でも、ESTJにその情報を共有する際には、段階的で実用的な部分とそうでない部分に分けて、伝えるようにしましょう。
ESTJと話す際には、要点を掴んだ話を心掛ける
ESTJは目的を達成するために必要なものでない限り、会話をする必要は特段ないと考えるパーソナリティです。なのであなたが仕事のためにESTJと対話するときには、目的や焦点のないような会話、遠回しな表現などで彼らの時間を無駄にしないようにしましょう。
そしてあなたがESTJと初めてコミュニケーションを取るとき、ESTJに簡単な自己紹介をした後にはすぐに、仕事に取り掛かるようにしましょう。あなたがすべき仕事に、まっすぐに取り組んでください。 ESTJは、仕事に対する直接的なアプローチを高く評価します。
ESTJ、衝突が起こってしまったとき
人間関係には衝突がつきまとうものです。
それでは、ESTJとの衝突を引き起こす可能性があるポイントと、それを回避するための方法を見ていきましょう。
ESTJとの会話や議論に感情を持ちださない
ESTJは仕事に個人的な感情を巻き込むことを好まないパーソナリティです。彼らは感情が仕事に支障をきたし得ると感じていて、業務に感情を持ちこむ人々のことを理解し難いと感じています。
もしESTJが居る状況下で、誰かが感情を暴走させようとしていると思われるとき。それが起こるよりも前に、感情を溜め込んでいる者から話を聞くなど感情を発散させる努力をして、誰かが最悪の展開を防がなければなりません。
そして仮に、ESTJの前で何者かが感情を爆発させた場合。ESTJはその爆発した感情に強い不快感とストレスを感じ、ヒステリーを引き起こすことがあるかもしれません。
ですのでESTJとコミュニケーションをとるときには、感情を会話から締め出し、論理的で合理的、そして客観的な視点を保つようにしてください。
ESTJとは事実が考慮されない議論を避ける
ESTJは合理的かつ客観的な思考の持ち主で、現在揃っているすべての事実とデータを考慮して結論を出します。ゆえに事実を考慮しない人々と共に仕事をする際にESTJは、話の通じない相手に苛立ちを募らせるようになりますし、その結果として衝突をもたらす可能性があります。
ESTJと議論したり論争したりするときは、関連するデータと現在把握している事実を提示してください。またESTJと議論するにあたり主観的な言葉や漠然とし過ぎているアイディアなどは、ほとんど役に立つことはないので、議論のテーブルからは除外しましょう。
権威や秩序に歯向かう時には正当な理由を
ESTJは組織の構造および組織に課されてきた規則、権限を信じ、尊重するパーソナリティであり、他者にも同じように振舞ってもらいたいと考えています。
特に正当な理由がないにも関わらず(※少なくとESTJにとってはそう見えている)、人々が権威に異議を唱えはじめると、ESTJはその行動にフラストレーションを募らせます。
あなたがそんなESTJの姿勢やものの見方に対して、不満があると感じるのであれば、事実とデータを用いてあなたの主張を裏付け、ESTJを説得しましょう。
ESTJのコミュニケーションの成長
もしあなたがESTJである場合、下記のものを成長のために必要な道として考え、改善していくよう心掛けていきましょう。
ESTJは曖昧さと変化への恐れを捨てるべき
変化とは、私たちの生活の一部です。急速に進化するテクノロジーにより、時代は急速に変化していますし、時にこの変化はあなたに順応する間も与えない速度で、めくるめく生活を変えていくでしょう。
それが現代の”新たな常識”であることを理解し、受け入れましょう。時に技術刷新はあなたの仕事のやり方を大きく変えるかもしれませんが、その変化を必要以上に恐れず、そして食わず嫌いをせずに、慣れていく努力を怠ってはいけません。
そしてあなたには、白か黒かで物事を見てしまう傾向があるかもしれません。ですが人生において白か黒かで分けられるものは少なく、濃淡様々なグレーの領域が多く存在していることを理解しましょう。
それから、正解がいつもひとつであるわけではありません。時には特定の状況に対して、複数の可能性といくつもの異なる正解がある場合もあります。
ESTJは、職場でも「個人同士の人間関係」を構築する必要性
あなたは私情を挟むことを嫌い、真っ直ぐに目の前の業務に打ち込むことを好みます。しかしそんなあなたとは対照的に、同僚との間に個人的な親しい関係を築きたがる人もいれば、相性の良い人物と仕事をすることで能率が上がる人もいることを理解しましょう。
時には同僚たちと、焦点を当てるべき目的などを抜きにした、くだらない会話を交わしてみましょう。あなたの私生活を少し共有することができれば、他者もあなたを理解することができ、そして相手もあなたに自分を理解してもらうために情報を返してくれるようになるでしょう。
そういったことの積み重ねで生まれる絆は、仕事の場面で大いにあなたの役に立ちます。
決断が招く長期的な影響も考慮する
あなたはとても現実的な視点を持っています。そのため、あなたは決断を下す際に、その決断が即時に与え得る影響を注視します。しかしその一方で、長期的なビジョンの構築を欠くきらいがあります。
あなたにとって、不確実性しかないような「遠い未来を予測する行為」は頭痛の種にしかならないのかもしれませんし、あまりにも漠然としていて想像すらできないかもしれません。しかし長期を見据えての解決策は、短期で行う応急処置的な解決策よりも、その後に長く安定した利益を上げることに貢献する可能性が高いのです。
時には今ある事実や具体的なデータを脇において、人々が「曖昧で漠然としていて、何の確証もない可能性」の話をすることを許しましょう。なにせ、実はすべての物事に確証など存在してはいないのですから。
そしてあなたとは反対に、遠い未来を予測することが得意な人々に計画の主導権を委ねることも学びましょう。彼らはもしかしたら、あなたに意外な世界の一面を見せてくれるかもしれません。
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