【MBTI】INFPとESTPの相性は？

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INFPとESTPがどのような関係にあるかを説明します。具体的には、INFPとESTPが付き合っていくなかでどこに共感し合うのか、そして、どんな時に不快になり対立を引き起こすのかをまとめました。INFPとESTPの関係には、1つの共通点と３つの相違点があります。共通点と相違点の数に関係なく、それぞれの課題があります。4つの特徴をそれぞれ個別に見ていきます。

第一機能: INFP(内向)とESTP(外向)

共感する点

• INFPとESTPはお互いに自分に無いものを相手が持っているという点で惹かれ合います。内向的なINFPは外向的なESTPの陽気で社交的なところに魅力を感じます。ESTPはINFPの穏やかな態度に好感を抱いています。
• 外向的なESTPは自分自身が何を考えているか何に怒りを感じているかという話に対してINFPが静かに耳を傾けてくれることにとても感謝しています。
• ESTPとINFPの関係では、ほとんどの場合ESTPがリーダーシップをとります。INFPは内向的で恥ずかしがり屋なので外向的なESTPが新しい友人を紹介してINFPの交友を広めてくれるでしょう。

対立する点

• 外向的なESTPは内向的なINFPの反応がほとんどなく何を考えているのかさっぱり分からないので、INFPが退屈していてESTPの話には興味を持っていないのではないかと感じるかもしれません。
• 内向的なINFPは外向的なESTPの話し声が大きすぎることや、INFPの話に耳を傾けることなくESTPが一方的に多く話し過ぎていると感じるかもしれません。内向的なINFPは、自分から話を切り出すことはないのでESTPから話しかけて貰えなければ無視されていると感じられるかもしれません。
• 週末は、外向的なESTPは気分転換に刺激を求めて多くの友人達と会って遊びに出掛けて社交的に活動します。しかし、内向的なINFPは家にいるか、せいぜい親友との静かな時間を過ごすことに安らぎを感じます。このようなINFPとESTPの気分転換の方法が違うことは対立につながります。

第二機能: INFP(直観)とESTP(感覚)

共感する点

• ESTPはINFPの洞察力に満ちていて全体像を把握した上での戦略的な視点を面白いと思っています。
• ESTPはINFPの大きな夢とビジョンを持っていて想像力が豊かなところに魅了されています。
• INFPはESTPの注意が日常生活の細部に行き届いていることに感謝しています。
• すべてのESTPに当てはまるわけではありませんが、お洒落で身だしなみがきちんとしているESTPのことをINFPは賞賛しています。

対立する点

• INFPとESTPは共通の話題で議論するのは難しいかもしれません。直観機能を指向するESTPは目の前にある現実から論理的に物事を考えて複雑な体系を探し求めるために議論したいと思います。一方、感覚機能を指向するINFPは日々の起こる出来事について話すことを好みます。両者の話は噛み合いません。
• INFPが未来志向であるのに対し、ESTPは過去と現在に焦点を当てます。ESTPは過去の経験や現在の事実を参考にして判断を下す一方で、INFPは将来の可能性を考慮に入れる傾向があります。同じ情報を基にしてINFPとESTPが下す結論は全く違ったものとなる可能性があります。
• ESTPはINFPの日常生活や家事に対する関心の欠如にイライラしてしまうかもしれません。ESTPはINFPが現実的な生活全般に目を向けず何故夢のようなことばかり考えているのかよく分かりません。ESTPが掃除や洗濯、請求書の支払いなど現実的な責任を果たしている間、INFPは人生の深い事柄について真剣に考えているのがESTPには理解出来ません。

第三機能: INFP(感情)とESTP(思考)

共感する点

• 思考機能を指向するESTPは、自分自身のことを感情が欠如しているかもしれないと感じています。感情機能を指向するINFPの持つ暖かく豊かな感情表現に惹かれます。
• ESTPはINFPの個人的な感情を抜きにして、他人からの批判を受け入れ、他人に対しても同様に批判を与えることがでることを尊敬しています。
• 思考-感情の組み合わせは、重要な決断をする際に、人、価値、論理的な影響を考慮して、あらゆる角度から見た最良の答えを導き出すことが出来るでしょう。

対立する点

• ESTPは率直な人柄ではありますが、時に無神経な言葉でINFPを傷つけるかもしれません。INFPは個人の価値観や感情を基にして相手の言葉を捉える傾向があります。ESTPが否定的な返答をした場合に、INFPは想定外のショックを受けるかもしれません。
• ESTPはINFPが周囲の人々と仲良くしたいという理由から対立を避けようすることが理解出来ません。
• INFPは自然に愛情を示す傾向がありますが、ESTPはINFPが満足するような愛情表現が出来ずINFPは不満に感じるかもしれません。

劣勢機能: INFP(知覚)とESTP(知覚)

共感する点

• 知覚的態度を指向するINFPとESTPは、状況の変化を肯定的に捉え即座に決定を下すよりは選択肢を広げた状態のままにしておく傾向があります。
• INFPとESTPの2人は流れに身を任せていても大丈夫です。食事の場所や余暇の過ごし方などの日常的な決定は気分次第で行われますが、対立することはありません。
• INFPとESTPの家の中は片付いていないかもしれません。しかし、それで2人が機嫌を悪くすることもありません。

対立する点

• INFPとESTPは、家の掃除、洗濯の実行、請求書の支払いなどの日常的な家事を毎日決めた通りに行うことは難しいかもしれません。
• しかし、掃除、洗濯、請求書の支払いは避けて通れない仕事なので、全てを任された方はイライラして憤慨するかもしれません。
• INFPとESTPは、すぐに決断しないで、最後まで選択肢を残しておくので重要な決定を遅らせる可能性があります。

ESTPとしてINFPを理解する

• ESTPはINFPにたくさんの質問をして答えをよく聞きましょう。内向的なINFPは質問に答えることで心を開いてくれるでしょう。
• INFPは物事の細かいところまで他人が立ち入ってくることに嫌悪感を持ちます。ESTPはINFPが望んでいることは何かをよく考えて質問しましょう。
• ESTPはINFPのアイディアや夢を壊さないように気をつけて下さい。INFPが精力的に活動するための方法として自分の考えや夢について話すことを受け入れて下さい。
• INFPは暖かくて優しい言葉に反応するので、ESTPは穏やかで肯定的な態度を心掛けて下さい。否定的な返答をしなければならない場合には、INFPの感情に敏感になって言葉を選んで伝えて下さい。
• INFPはたくさんのアイディアを持っています。ESTPも同じようにアイディアを持っているならば、それが人々にどんな影響与えるかを話して下さい。

INFPとしてESTPを理解する

• INFPは元気を出して下さい。気力が充分でなく元気がない人と一緒にいるとESTPは退屈してしまうかもしれません。ESTPには社交的に活発に接して下さい。
• INFPは明るい気持ちで過ごして下さい。物事を深刻に考える必要はありません。職場でも社会的な環境でも周囲を明るくして下さい。INFPが明るい環境を作ることでESTPは最高のパフォーマンスを発揮してくれます。
• ESTPと良い関係を築く最良の方法は、一緒に楽しい活動、特に野外活動をすることです。
• INFPは個人的な感情で物事を捉えないで下さい。ESTPは鈍感で無神経な発言をするかもしれませんが、INFP個人を攻撃している訳ではありません。
• INFPはESTPに自由な時間を与えましょう。ESTPは、自分のやり方で自由にやりたいと思っています。INFPは、何が「正しい」かを言いたくなるかもしれませんが我慢しましょう。

ABOUT ME

魔王

「今すぐ使える心理学」を立ち上げた張本人であり、過去に性格心理学の研究・恋愛心理学の研究を行なっている中で、誤った知識が世の中に蔓延していることに課題を感じ、学術レベルで心理学を学び、企業向けにコンサルティング業務を行っています。 - 九州大学出身、「性格心理」や「芸術」について学ぶ。性格心理学を用いた製品開発やチームマネジメントの第一線で活動中、現在メディア事業部マネージャーとして性格心理学を実践しています。