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外向的直観とは、自分の外の世界を感じ取る際に、世界は不完全なもであり、未知に包まれているという感覚であり、理論的なつながりや関連性から、新たな可能性を見い出すことのできる心理機能です。
人、もの、イベントにかかわらず現実世界に対して可能性を見い出すことから、アイデアや発明における洞察部分に関連している心理機能と言えることができるでしょう。
外向的直観に優れている人は、一見疑いようのない事実や状況においても懐疑的な目線を持ちまた、客観性を備えていることから、周りの人が持っていない意見を持つことがあります。その為、アイデアマンと言われたり、発明家と言われることも多いでしょう。内向的直観(Ni)は、広がったアイデアを1つに収束させる心理機能ですが、常識を疑う心理機能・勘が良いといった心理機能と捉えることができます。
上記のようにカールユング氏は、外向的直観を可能性を広げる心理機能であるという風に定義しています。無数のアイデアを1つに帰結させる心理機能だ、という風に誤った解釈をしているメディアもありますが、厳密には可能性に限定されている為、外向的直観は内向的直観のように1つに収束させる機能ではありません。
外向的直観(Ne)を持つ人
外向的直観を第一機能あるいは第二機能に持っているタイプは、ENTP、ENFP、INTP、INFPの4タイプになります。これらのタイプに共通するのは、型破りの発想をすることができるアイデアマンであることが多いです。
例えば、企画をする時に人がしない発想をすることができる、斬新なアプリやサービスを発明することができるといった特徴です。ENTPとINTPは第一機能・第二機能が内向的思考(Ti)であるために言語化することが得意ですが、ENFPとINFPは内向的感情(Fi)であるために言語化するよりも自分の世界観であるように捉えられ、天然キャラであると見られることも多いでしょう。
発明家気質にもつながっている心理機能であることから、ITスタートアップやファンタジーの作家にも持っている人が多いことが言われています。
外向的直観を持っていることで、「成功」の定義を持つことなく、自分のスタイルで、自分の世界観で、独立して行動を行うことから、斬新なものを作り上げることが可能なのです。再現性よりも、爆発力を持っているのが外向的直観です。
外向的感覚(Se)は現実的な状況の変化に適応することに対して、外向的直観(Ne)は抽象的な世界や理論の変化に対して適応力があると言えるでしょう。その為、間違った意見に対して固執することなく柔軟に変化させることのできる心理機能であるとも言えます。
外向的直観を持っている人々は、世界を変えること、新しい物事の可能性を発見すること、そして自分自身が探求し続けることを望んでいるベンチャースピリッツです。客観性と可能性の追求、洞察力から世界に新たな風を呼び込むことでしょう。
外向的直観を第一機能・第二機能に持っているタイプ
第一機能に持っているタイプ: ENFP、ENTP
第二機能に持っているタイプ: INFP、INTP
外向的直観の特徴
- 物事の本質に素早く反応することができる
- 隠された真実をいち早く見つけることを得意としている
- 物事の見解に多角性を持っている
- 可能性を見い出すことを得意とする
- 外の世界に対して好奇心が旺盛である
- 創造的である
- 風がわりな発明、発想をすることが多い
- 周りから見るとふざけている・天然のようにも思える
- 具体性にかけていることも多い
- 抽象的な理論、アイデアに興味を持つ
- 無数のアイデアマンであることが多い
- ブレインストーミングにて活躍する発想力
- いきなり閃きや推論を行う
- 勘がよく、疑いようのないルールから閃きを起こす
- ルーチンワークは苦手
- 新しいことを始める時が最もワクワクしている
- 前例のないこと、未経験なことを楽しむ
- 注意力が散漫している
- 辛抱強さがない
外向的直観を表すキーワード
本質力、アイデアマン、不思議、可能性、懐疑的、推論、洞察力、賢い、イノベーション、飽き性、好奇心、新しい、類似性、応用力、独創性、ブレインストーミング、新規性、天然、全体像、包括的、抽象的、アイデア、機知、試行錯誤、客観性、普遍的、第三者目線、創意工夫、応用、組み合わせ、不完全
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