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ENTJは、先見の明があり、論理的な思考の持ち主であることが知られています。また独自のタフな哲学を持つ思想家でもある彼らは、「大成功を収めている起業家」のステレオタイプとして紹介される傾向があります。
しかし成功者として語られることの多いENTJの人間関係は、あまり順風満帆とはいえないものでしょう。
彼らは強いカリスマ性の持ち主であると同時に、強い威圧感を隠し持っています。そのため仲間や部下に対して、詰ったり脅すような言葉を使ってしまいがちな傾向があるでしょう。「お前にはこんな簡単なこともできないのか!」等とつい感情に任せて言ってしまい、身内に敵を増やしてしまうというのが、ENTJが持つ最大の弱点です。
そんな彼らは自信家であることが多く、保有する自信からくる大胆な決断力および行動力は、しばしば「頼もしい! カッコイイ!」という印象を与え、異性を惹きつけることがあるでしょう。しかしENTJは“強い”パーソナリティであり、と同時に冷徹。相手のペースに合わせることをせず、自分のペースに合わせるよう相手に強いることも多いENTJは、正直なところ恋愛に向くタイプではないのです。
タイプコードに「I」を持つパーソナリティは強圧的な態度を時折見せるENTJには怯みがちになるでしょうし、タイプコードに「F」を持つパーソナリティは強気で冷徹なENTJの姿勢に疑問を抱くことも多いでしょう。
そしてタイプコードに「S」を持つパーソナリティは、なにかと前代未聞なことをやりたがるENTJの頭が理解できないと感じるときもあるでしょうし。タイプコードに「P」を持つパーソナリティは、決定権を独り占めして、支配的な態度を見せることがあるENTJに反感を抱くこともあるはず。
――このように、敵を簡単に作れるENTJですが。しかし威圧的で冷徹で、そして生産性を何よりも重視する彼らがパートナーに望んでいるのは、自身とは真逆の性質であることが、意外なことに多かったりします。
それでは、ENTJは恋愛関係にあるパートナーに何を望んでいるのでしょう?
強くて、とにかく強いENTJが、何を必要としているのか、確認してみましょう!
もくじ
ENTJは敬意を求める
ENTJは正直者であり、どんな相手に対しても嘘を吐かない姿勢を貫こうとするという特徴があります。取り繕わず、肩ひじを無理に張らないという自然体な態度は、実はENTJなりの相手への敬意であったり、相手のことをとても信用しているという証であったりもします。
そしてENTJは恋愛関係において、相手にも同じ態度であることを求めるでしょう。嘘を吐かず、無理をせずに自然体であることは、上述の通りENTJにとっては敬意と信用を意味します。自分と同じ正直者を、ENTJは愛するでしょう。
ENTJは潔癖さを求める
上述のように嘘を嫌う性格ゆえ、ENTJは改竄や不正を嫌うタイプです。またENTJは言い訳をする人々を嫌い、追い詰める傾向があります。
ENTJにとって、人生はゲームのようなものです。チート行為は許されないものであり、正当な方法で物事を行える人々だけがENTJと共に行動することを許されます。
もしもENTJに対してアプローチを仕掛けてくる人物が、経歴を詐称して過剰に自分をよく見せていたり。もしくは、いかにも怪しい色仕掛けをしかけてきたときなど。ENTJはその人物を非難し、その相手に二度と目を向けることはないでしょう。
ENTJは裏切りを許さない
ENTJは連れ添う人を決めると、何かしらとんでもない事件でも起こらない限り、ずっとその相手と共にいます。
仕事という場面においては何かと強圧的になって「自分の言うことを聞け!」となってしまいがちなENTJですが、恋愛や家庭においてはそうでもなく。相手の為に尽くし、相手の望むことをして、相手に対して不誠実となるようなことは絶対にしないでしょう。
しかし相手が自分を裏切ったとき、ENTJは豹変します。彼らは決して、裏切りを許しません。一度の裏切りであっさりと相手に見切りをつけ、「その程度の人物だったのか」と捨ててしまうでしょう。
ENTJは愛に溢れている人が好み
ENTJは一般的に言語での表現を好み、小難しいような言葉を好みます。彼らが行う愛情表現も、そのようなかたちとなるでしょう。
しかしENTJがしてもらいたいと思う愛情表現のかたちは真逆の、直接的な表現方法。簡単にいえば、彼らはお出迎えの熱烈なハグをされるといった、ボディーランゲージが好きなのです。関係が深まっていけばENTJのほうからそういった愛情表現をしてくる機会も増えるでしょう。
ENTJは一般的に、それなりの付き合いの友人や、仕事上で付き合いのある知人、同僚や部下などにはあまり執着心がなく、それゆえに素っ気なかったり冷たい態度を取りますが。恋人や配偶者、家族となると執着心がとても強くなるため、手放したくないからこそ愛情深い態度を取るとされています。
ENTJは好奇心旺盛
ENTJは独自の理論を打ち立て、それを基に可能性を探求し、見つけ出した可能性から独創的なプランを打ち立てることが出来ます。そんなENTJの能力を支えているものは、世の中に溢れている不思議を純粋に追い求める強い好奇心なのです。
そしてENTJが恋人や配偶者に求めているのは、同じく好奇心旺盛な心を持っていて、興味のあるトピックスや夢について会話を交わすことができるというポイント。話の合う相手となら、一緒に居たいと思えるからです。
ENTJは価値観を共有する
ENTJは、彼らが大事にしている価値観を大っぴらに公言することはないでしょう。しかし隠されているENTJの価値観はかなり確立されていますし、ENTJはその価値観にかなり固執しています。
彼らが「正しい」と感じることに対して、同じく「正しい」と同意してくれるような相手を、ENTJは求めています。
ENTJは現実主義者なところも
ENTJは夢見る革新者ではありますが、非常に実用的な側面を持ちます。また安定した体調で仕事に取り組みたいと考えていて、それを支えてくれるような相手を、特に配偶者に迎えたいと思うでしょう。
どんな人物かと言えばそれは、あまり感情には流されないものの情緒豊かでユニークであり、しかし地に足がついていて、現実的な視点も持っており、そしてENTJの語る話に飽きずに付き合ってくれるような人物です。手際のよい人物であれば、なお好しでしょう。
反対に、感情に流されがちで、ENTJよりも夢見がちで理想主義であり、何かにつけて感動を求めるような人物を、彼らは嫌います。同様に、手際の悪い人物も嫌うでしょう。
ENTJは相手が信頼できることを求める
ENTJは自信家であることが多く、またパートナーもある程度の自信家である場合、ENTJは同じともいえる相手の属性を尊重します。
一般的に彼らは人を育てることに興味はなく、既に成熟している人物を傍に置きたいと考えます。仕事上の関係は勿論のこと、恋愛関係においてはそれを強く求めるでしょう。誰かからの誉め言葉など、他者から何かのアクションがなくても自尊心を保つことが出来るような、自我が確立されている人物を好みます。
なのでヒステリーを起こしやすい激情的な人物や、何かと不安を煽るようなことを言って自分に注意を向けようとする、演技的で情緒に問題のある人物は好まないでしょう。
ENTJは夢見る冒険者であり思想家
ENTJは夢みる思想家であり、将来を予測する能力に長けていて、且つ第三機能である外向的感覚による優れた情報収集能力も持っています。
それらの能力が合わさった結果、ENTJは合理的でありながらも遊び心があり、クリエイティブさを兼ね揃えた人物となっています。更にリスクを冒して何かに挑戦することを厭わずに、むしろそれを楽しめるタイプでもあります。
彼らは、どんなに困難な局面にさらされたとしても、一緒になって喜び、最後まで付き合ってくれるパートナーを求めています。仕事でもプライベートでも、それは同様です。
ENTJは恋愛にも知性を求める
ENTJは知的探求心も強く、常識にとらわれない自由な発想から、次々と常識とされていたものを打ち砕いていきます。
そんな彼らは、自分と同様に客観的な視点の持ち主であり、感情に左右されない判断を下すことが出来て、自分と同等の知性を有している人物が好きです。
また彼らは有名人のゴシップや、下らない世間話、日常の買い物の話、それと深い意味や目的のない馴れ合いの会話が嫌いで、そういった話題にはうんざりしてしまうはずです。
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