MBTI

INFJとはどのような存在なのか

MBTI診断とは

このブログで紹介しているMBTI診断テスト(16TEST, 16分類テスト)は、あなた自身の性格を16種類の性格に分類するようなテストです。この16種類は、それぞれ、あなたが内向的か外交的なのか、感覚的なのか直感的なのか、感覚的なのか思考的なのか、情報を取り入れることで外界と接しているのか判断することで外界と接しているのかといった、それぞれ4つの属性に基づいて、分類します。

適職を考えたり、相性を考えたり、自分の性格を理解することで、自分を見つめる機会にもなるでしょう。



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今回は「INFJ」というパーソナリティタイプがどのような存在であるかについて、探っていきましょう。

INFJという4つのタイプコードに込められた意味と、INFJがどのような思考を持っているのかについてまで、考えていきたいと思います。

INFJとは: 神秘的な存在

INFJとは基本的に、洞察力に富んだタイプだとされています。

キーワード: 将来を見通す力、クリエイティビティ、理想主義、形而上学への興味

INFJの基本情報

INFJは善良な心の持ち主であり、複雑に入り組んだ「世界」の仕組みと、ややこしい人間関係の問題の真相を、直感的に理解する才能に恵まれています。

多くのINFJは自分の洞察力に対して強い自身を持っており、こと相手の感情を見抜く目には「確信」ともいえるような感覚を保有しているとされています。

そんな彼らが憧れること、ないし人生を賭して成し遂げなければならないと感じる信念は「誰にとっても、より良い世界を創ること」でしょう。戦争の無い世界を望み、そのために自分には何かできることはないだろうかと考え、行動を起こしてみるタイプです。

そしてINFJは、一目見ただけでは分からないような、物事の裏に隠された「意味」に強い興味を示し、追い求めようとするでしょう。その性質から、シンボルに込められた意味に興味を示すこともあります。

ダン・ブラウンの執筆した小説シリーズ、「天使と悪魔」や「ダ・ヴィンチ・コード」に登場する主人公、ロバート・ラングドン教授はまさにINFJを象徴するようなキャラクターです。

INFJの原動力:
「世界」を理解したいという欲求。物事の裏に秘められた意味への好奇心。

INFJを支える強さ:
強い共感力と、感情に対して発動する優れた洞察力。社会的期待に正しく応えたいと望む心。

INFJの弱点:
全体像に注目するため、細部を見落とすこと。一度に多くのことを、同時進行的に進めていくことを苦手としていること。

INFJにとってストレスとなる可能性のあること:

一人になる時間が確保できない時。五感への過剰な刺激。環境の変化。マルチタスクを迫られること。喧嘩に関わること。詳細に焦点を当てるよう求められること。

「INFJ」4種のタイプコードに秘められた意味

I = Introversion:
INFJはまず自分一人で考え、答えを出そうとします。また空気を読んで場に馴染むことよりも、自分の個性を大事にしようとするでしょう。

N = iNtuition
INFJは抽象的な概念や、「もしかしたら」から始まる可能性の話に興味を示します。物にこだわりませんし、現実的な姿勢については懐疑的です。

F = Feeling
INFJは何かしらの決定を下す際に、論理的な正しさや合理性よりも、道徳的な正しさや感情を優先し、そこから答えを出そうとします。そして人の心に寄り添う「共感」が得意です。

J = Judgment
INFJは最終的に、答えを「ひとつ」に絞りたいタイプです。複数の答えがあるような状態は混乱の元となります。そして勤勉ではあるものの、マルチタスクは苦手で、臨機応変な対応も決して得意ではありません。

INFJの概要

INFJをINFJたらしめる最も明確な特徴といえば、卓越した想像力。彼らは優勢機能として保有する内向的直感から、法則やパターンなどを見抜く能力に恵まれていて、その能力を応用し将来に起こり得る「可能性」を予測することができます。この能力こそ、INFJが「神秘的」だとよく称される所以でしょう。

神経科学の専門家であるDario Nardi氏によると、INFJは複雑に入り組んだ問題に対処したり、将来に起こるかもしれない「If」ストーリーを想像したりする時に、無我の境地(※アスリートが「ゾーン」と呼び、心理学では「フロー状態」と称されるもの)を経験するとされているそうです。

未来についての想像が巡らされるとき、INFJはほぼ全ての大脳新皮質を働かせて、イメージを「描写」しようとします。前頭葉がもたらす合理的判断、側頭葉がもたらす音、後頭葉が描くリアルな描写など、各大脳葉が多角的な「可能性」を提供し、最終的に前頭葉が全てを一つにまとめて「答え」を描き出すのです。――この大脳新皮質がフルに活動する時に、INFJは先述の「フロー状態」に至るというわけなのです。

そんなINFJは、未来を想像し、様々な視点を考え、隠されたパターンや意味を暴くことを生き甲斐にするようプログラムされているような存在といえます。この議題はINFJの思考を大きく占有していて、暇なときにはずっとこれに関して考えを巡らせているといっても過言ではないでしょう。

……と、INFJの一風変わった側面を紹介してきましたが。INFJというパーソナリティは基本的に、繊細な心を持った暖かい人々です。普段は自分の興味よりも、他者の求めているものを優先するタイプであり、人々と上手く調和しながら穏やかに生活を送っているでしょう。

そしてINFJは何かしらの決断を下す際には、どのパーソナリティよりも「全ての人にとってwin-winであること」を重要視するタイプでもあります。そのためには「全ての人の心の内を深く知っておきたい」とも考えており、決断を下すのは全ての人と腹を割った話し合いをしてから、ということをしたがるでしょう。即断即決、とはいかないタイプです。

「INFJは外向的な人物に見える」という問題

INFJは内向的なパーソナリティであり静けさを好みますが、その反面、人間関係の構築や維持に積極的な姿勢を見せ、そこに多大な時間とエネルギーを惜しみなく割くという側面も持ちます。もしかするとこの傾向は、アクティブで外向的な人物という誤解を与えることがあるかもしれません。

INFJが人間関係の構築や維持に力を入れるのには、理由があります。それは「本物の友人、本物の心の繋がりが欲しい」という欲求です。

もしもINFJの友好関係が、薄っぺらで表面的なものでしかない場合。彼らは一人で時間を過ごす時に、大きな喪失感と空虚さを捨てられなくなるでしょう。一人になった時にこそ、「自分は孤独なんかじゃない」と感じられるような安心感を得られるように、INFJは本物の友情や繋がりを求めて、精力的に人付き合いに漕ぎ出すのです。

とはいえINFJは人間関係において「相手の機嫌を損ねないこと」にばかり注目しやすく、一方的に尽くすような関係に陥りがちです。また人に気を遣うばかりに、自分のケアを怠ることも起こり得ます。

3種類のINFJ – 健全、平均的、不健康の3段階

健全な状態のINFJ

健全な状態のINFJは洞察眼が冴えわたっていて、奇妙とも思えるほどに共感力も優れています。

時にその姿は「サイキックか何かなのか?」と思われるでしょう。何故ならば、人の心が手に取るように分かり、そして将来に起こり得ることを予言し、見事に的中させてみせるからです。

健全なINFJはあらゆる意見を受け入れ、あらゆる人を受け入れることができます。つまり、寛容なのです。そして人の良いところを、常に見ようとするでしょう。

また健全なINFJは肩ひじも張ることなく、無理をせず、程々に頑張り、程々にリラックスする方法を知っています。

平均的な状態のINFJ

平均的なレベルのINFJは、理想主義的で、やや気難しく、しかしクリエイティビティに溢れています。仕事や家庭においては意欲的に働くでしょう。今の状態を「より良くすること」に焦点を当てて、精力的に活動します。

このタイプのINFJは、将来に関して「こういう風にできたらいいな」という理想を漠然と抱いていることがありますが、それはなかなか実現というステップには移行できないでしょう。

また物思いに耽ることが度々起こり、簡単に現実を手放してしまうことがあります。その結果、図書館で借りた本を返し忘れたり、家の鍵を容易になくしたりします。ベッドは常にぐちゃぐちゃの状態で放置であり、ベッドメイキングなんてことは滅多に行いません。布団なら万年床でしょう。

人間関係においては優しさばかりが先行し、相手に尽くすばかりになりがちです。自分の意見を言うことが苦手で、そして疲れをとるということができません。気苦労も多いでしょう。

また仕事において、単調な事務的なものにはまるで興味を抱けません。暖かく優しいその性格から敵は作りにくいでしょう。しかし現実的な思考の持ち主には苦手意識を抱いてしまいますし、向こうからも抱かれてしまう可能性があります。

不健康な状態のINFJ

不健康なレベルのINFJは、とても真面目で直向きですが、その姿勢は評価される反面、実務性ではあまり褒められることがないでしょう。それは彼らの努力の方向が、現実に根差していないことが殆どであるからです。

このタイプのINFJは夢に生きていて、現実を見ていません。果てしない幻想ばかりを追い求めているため、現実においては必ずどこかで「行き詰って」しまいます。また現実を見失いがちであるため、必然的に睡眠や食事さえも忘れてしまい、体調を崩しがちとなるでしょう。もしくは、過度に食べ過ぎるか、過度に眠りすぎる自堕落で不摂生な日々となります。

またこのタイプのINFJは、非常に心が弱いといえます。自分の夢や理想を否定されたくないと感じるため、時に自分を世間から隔離し、固い殻の中に閉じこもることがあるでしょう。常に自分の悪い噂を誰かが話しているような気がしてならない、といった自意識過剰的な思考にも陥りやすくなります。

そして人間関係においては、人の顔色を伺い、相手の気分を損ねないことに終始する時と、自分の信じるものを頑なに信じて「お前たちが間違ってるんだ!」と怒り散らす時に分かれます。この激しい変動によりINFJ自身も、そして周囲の人々もどう対応していいか分からずに疲れ切ってしまうでしょう。

人間的成長を促すために: INFJへお勧めするアレコレ

  • リラックスすること、その方法と意義を学びましょう。あなたにとってのリラックスとはつまり、「無我の境地」に至ることです。
    スマートフォンやPCといった文明の利器とは一旦離れて、椅子に座るかベッドに寝転がり、目を閉じて、静かな思考の世界に飛び込みましょう。楽しいアイディアに思いをはせて、空想をエンジョイするのです。
  • 多くのINFJは、自分の意見や思いついたアイディア、その日に感じたことを記録する時に、ストレスが軽減されたりすると答えています。
    日記帳を付けたり、ブログを書いてみたり、そういった時間を一日の終わりに設けてみてもいいかもしれません。
  • 一日の中で数回、目の前の瞬間にただ集中してみる(=マインドフルネス)ことを実践してみましょう。
    歯を磨くことにだけ集中してみたり、コーヒーの香りに意識を傾けてみたり、夜風にそよぐ木々の音に注意を向けてみましょう。普段の生活の中ではどうしても忘れてしまいがちな五感を研ぎ澄ますことで、精神衛生を好ましい状態に保つことができます。
  • 過度のストレスを感じている時、INFJはどうしても暴飲暴食に走りたくなります。が、そこはグッと堪えて、ひとまず一人になれる静かな時間を作りましょう。
    そして、なぜあなたは苛立ちを覚えているのか、その理由を考えてみることから始めてみましょう。そうすれば喧騒の中で見えなくなっていたものの姿が、少しずつ見えてくるようになるかもしれません。
  • INFJは刺激を常に求めるパーソナリティです。なのでいつもと同じ日課を繰り返していると、いずれ退屈してしまうでしょう。
    なので時には、直感と気まぐれに任せて「その時にやりたいと思ったこと」を正直に実践してみたりしましょう。通勤のルートを変えてみたり、料理の味付けを定番のものではなく新しいものに変えてみたり、遊び心や冒険心を忘れないようにしましょう。
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ABOUT ME
魔王
「今すぐ使える心理学」を立ち上げた張本人であり、過去に性格心理学の研究・恋愛心理学の研究を行なっている中で、誤った知識が世の中に蔓延していることに課題を感じ、学術レベルで心理学を学び、企業向けにコンサルティング業務を行っています。 - 九州大学出身、「性格心理」や「芸術」について学ぶ。性格心理学を用いた製品開発やチームマネジメントの第一線で活動中、現在メディア事業部マネージャーとして性格心理学を実践しています。