MBTI

【MBTI】INFPの4つのリーダーシップ

MBTI診断とは

このブログで紹介しているMBTI診断テスト(16TEST, 16分類テスト)は、あなた自身の性格を16種類の性格に分類するようなテストです。この16種類は、それぞれ、あなたが内向的か外交的なのか、感覚的なのか直感的なのか、感覚的なのか思考的なのか、情報を取り入れることで外界と接しているのか判断することで外界と接しているのかといった、それぞれ4つの属性に基づいて、分類します。

適職を考えたり、相性を考えたり、自分の性格を理解することで、自分を見つめる機会にもなるでしょう。



このようなMBTI診断は16TESTというMBTIを考える上で最も参考になる診断サイトで、無料で診断することができます。まずは受験してみましょう!

16性格診断を試す(無料)

エニアグラム診断を試す(無料)

あなたは「INFPをパーソナリティとするリーダー役」と聞いて、どのような人物をまず思い浮かべますか?

飼い猫をナデナデしながら、猫に仕事の愚痴をこぼすような人物。なよなよとして、どこか頼りないイメージ。自己主張が強く、頑固であるものの、行動が追い付いていないような感じ。けれども部下の感情ばかりを伺う傾向にあって、思い切った決断がなかなか下せないような……。

もしかするとINFPのリーダーとは、ISFJのリーダーと少し似ているかもしれません。INFPもISFJも、どちらも関係者のご機嫌伺いに徹しがちで、効率よりも感情に慮ることを優先してしまう傾向にあるからです。

しかし両者には決定的な違いがあります。ISFJは「チームという”ひとつの共同体”の一員」として部下を評価するのに対し、INFPは「異なる個性を持つ個人」として部下を評価するのです。なのでINFPは「チームに貢献しなさい!」という言動を取ることはあまりないでしょう。あくまでもINFPは「あなたが望むようにしなさい」という態度を貫くはずです。

そのような特性を持つINFPは、組織において”浮いている”ような存在となる可能性があります。INFPは組織を大事にするタイプからは疎まれやすいでしょうし、型に嵌まらない行動からINFPを「軽薄だ」と断じる人物もかなりの数がいるでしょう。――つまり根本的にINFPは組織と「噛み合わない」タイプであるため、組織に馴染めず浮いてしまうか、反りの合わない組織人を嫌って自ら組織を抜ける選択を採るでしょう。要するに、INFPは出世するようなタイプではありません。出世をしたいとも考えないタイプでしょう。

とはいえ、そんなINFPのリーダーシップは特異であり、目を見張るものがあります。INFPが持つ、独自の信念により起こされる行動をうまく組み込むことができれば、組織をより魅力的なものに変えてくれるでしょう。

それでは、そんなINFPのリーダーシップの特徴を見ていきましょう!

INFPは想像力を存分に振るう

例えばINFPは、マイクロプラスチックによる海洋汚染を解決するために「プラスチック製品をこの世から廃絶する! プラスチックを使って新たに製品を作ることを禁止する!」といった極端なことを掲げかねません。世界をより良い場所にする、というINFPの理想に共鳴してくれる人はいるでしょうが、その過激で極端ともいえるINFPの姿勢には「現実的でない!」と批判が続出するはずです。

この時、INFPに必要なのは「自分を責めて泣くこと」ではありません。その理想は捨てず、姿勢およびやり方を転換すればいいのです。つまり、的確な助言をくれる補佐役や、現実的な計画を作成できるブレインを部下に持てばよいのです!

そんなINFPのリーダーシップに関して、一番の特徴として挙げられるのは「理想主義的姿勢」でしょう。INFPのリーダーは、崇高であり、極端でもある理想を掲げる傾向にあります。それに対して「胡散臭い」「現実を見ていない」というような辛辣な意見も出てくるでしょうが、しかしその理想に共鳴した仲間が付いてくることがあります。そして付いて来てくれた仲間ひとりひとりを大事にする、思いやることができるのが、INFPの強みでしょう。

INFPは能力開発に関心を持っている

ENFPのリーダーは、個々人がそれぞれ持つ個性を大事にし、それぞれの「特性/適性」を見極めて適材適所に配置することを重要視します。それと同時に、当事者の「自分はこれをしたい!」という願望も重んじ、可能な限りそれを叶える努力をするでしょう。この姿勢は、INFPのリーダーにも共通しています。

INFPにとって、労働者は「社会を回すための、代替が利く歯車のひとつ」ではありません。どのような労働者であっても「代替が利かない、唯一無二の人材」なのです。一人一人を大切にすること、一人一人が自分の人生を大事に出来ること、それこそが社会のためになるとINFPは信じています。

またINFPのリーダーはその信念から、部下の能力開発にも興味を示すでしょう。部下に対して積極的に研修やセミナーへ参加するよう勧めたり、資格取得を促すはずです。

INFPは思いやりをもったリーダーシップを振るう

INFPは好嫌を問わず周囲の人々に対して、細心の注意を払います。職場の雰囲気が穏やかであることを大切にしているからです。

そしてINFPは、全ての人がお互いに敬意を持ち合い、いい関係、いい空気感を築けることを望んでいます。ただしこれは理想論であり、現実はそう上手くはいかないでしょう。

「家族」のような関係性を作ることが得意なESFJのリーダーとは違い、この点において個人主義的な思想を持つINFPは弱いのです。ひとりひとりを大事にするINFPは、協調性を常に重んじるわけではありませんし、「チームのためを思え!」という強い態度に出ることもできません。どちらかといえば「ひとりひとりが快適に過ごせるような、パーソナルスペースを大事にする空間」を作る傾向にあるでしょう。

ただしINFPは、xSFJタイプが得意とするような「家族のような、温かい空気感」を好ましく思います。けれどもINFPがリーダーシップを取るにあたり、そういった環境は却って足かせになる可能性があるため、一概に良いとはいえません。

そんなINFPにとって居心地が良い環境は「ひとつの理想を共にする仲間がいる環境」でしょう。理想が同じであれば、必ずしも足並みを合わせる必要は無く、また全ての人が同じ仕事をする必要もないのです。目指す場所さえ同じであれば、やり方が違くとも、独断専行であろうとも、別に構わないのです。

INFPは対立を嫌うあまり、強く出れない

INFPが権威を振りかざすことは、滅多にありません。何故ならば、これはINFP自身が最も嫌悪する行動であるからです。このためINFPのリーダーは縦社会的な序列を好まず、誰もが平等な立場で話ができるような環境を設けたがるでしょう。また規則に縛られることが嫌いんINFPは、同様に同僚たちも規則で縛りたくないと考えます。

しかし、責任者という存在は重要です。最低限の規則を設けることも、また重要です。「誰もが平等である環境」は時として「責任逃れ的な体質」となりかねず、また無法地帯となる可能性もあり、不満を抱く者も出てくるようになるでしょう。そしてこの不満を放置していると、不満を抱える者とそうでない者が対立するようになったり、ストライキといった反乱が勃発するようになりかねません。

例えば、喫煙を嗜む社員が一人いるとしましょう。そしてその社員と同じオフィスに、重度の喘息を抱える社員が一人いるとします。

“喘息を抱える社員”は「煙草のニオイをまとっている喫煙者が近くに居ると、そのニオイで発作が起きるから仕事ができない。だから社内を全面的に禁煙にしてほしい。喫煙室も廃止にしてほしい!」と上司であるINFPに訴えるでしょう。

訴えを受けてINFPは、対応に乗り出します。対象となる、”喘息を抱える社員”と同じオフィスに所属する”喫煙を嗜む社員”に「健康被害を訴える社員がいるから、社内で喫煙をするのは控えてくれないか?」と打診するのです。この時、INFPは相手の善意に任せるに留め、強制することはしません。

ここで”喫煙を嗜む社員”がINFPに反論し「自分には喫煙を嗜む自由がある。誰にもこの自由は侵害できない! 第一、オフィス内で吸ってるわけではなし、別に構わないではないか!」と主張すると、INFPは困り果ててしまうでしょう。何故ならば、INFPは「喫煙を嗜む自由」を侵害する権利を、自分は持ち合わせていないと考えるからです。

この類の抵抗や反論は、INFPの神経を逆なでします。「相手の健康を侵害しているのに、それでも自分の権利を主張するのか!」と憤りを覚えるでしょう。しかしINFPは強くものを言うことができないため、このままでは喘息を抱える社員が一方的な被害に晒され続けることになってしまいます。

本来この状況に取るべきなのは、毅然とした態度。人事部門から人を呼ぶか、当事者ではなく上層部に「全面禁煙」を打診する必要があるのです。けれども、INFPにはこれが欠けてしまいます。

以上のことからINFPは、「個々人を思いやる優しさを持っている」反面「強さが足りない」というリーダーになるでしょう。このため、INFPに必要なのは「強力な部下」となります。

毅然とした態度を取れる補佐役と、現実を見極めることができる有能なブレイン。この人材さえ用意できれば、INFPは「育成」に重きを置いた優れたリーダーシップを振るうことができるようになるはずです。

性格診断をもっと知りたいあなたが読むべき3つの書籍

①MBTIへのいざない - ユングの「タイプ論」の日常への応用


16タイプ性格診断 - MBTIを知りたいあなたは絶対に読むべき1冊。入門書としても応用本としてもトップクラスに評価されている本で、お値段こそすこし高いですが基本的な考え方を体系的に説明してくれている1冊になります。1冊目を探しているあなたにも、ざっくり理解しているあなたも必読です。

②ユング心理学でわかる8つの性格



心理機能を知りたいあなたへお届けする1冊になります。16性格診断を勉強しているとFeやNiといったアルファベットが出てきますが、そのようなアルファベット(心理機能)を理解することで16性格診断を理解することができます。この本も入門書としてはとても優秀で、オススメの一冊です。

③新版エニアグラム【基礎編】


9タイプ性格診断 - エニアグラムを知りたいあなたは絶対に読むべき1冊。エニアグラムの本は数多くありますが、筆者はこの本が最も理解しやすく感じました。9タイプの特性をまずは理解したいあなたに、エニアグラムをもっと理解したいあなたにオススメの一冊になります。


ABOUT ME
魔王
「今すぐ使える心理学」を立ち上げた張本人であり、過去に性格心理学の研究・恋愛心理学の研究を行なっている中で、誤った知識が世の中に蔓延していることに課題を感じ、学術レベルで心理学を学び、企業向けにコンサルティング業務を行っています。 - 九州大学出身、「性格心理」や「芸術」について学ぶ。性格心理学を用いた製品開発やチームマネジメントの第一線で活動中、現在メディア事業部マネージャーとして性格心理学を実践しています。